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意識についての仮説

作者: 木持千加江(藤台団二)

意識について意識してみました。

意識は肉体、人体の存在が発露である。

本来単体で存在する原子がエントロピーの法則により密度を増し、また様々な外的環境により複雑に重なり結合し、それらを統合、連携維持するためには相応のメカニズム、機能が必要になり、人体のその複雑性からシステムは物理的限界を超える必要が生じ疑似的に構成された結果の二次的産物。また肉体間で連動の為にコミュニケーションツールが必要となった副産物とも言える。


別な言い方をすれば、意識は仮想存在と言える。


このシステムとしての意識は物理的限界の為、反物質世界、要するに別次元へのクラウド化の方向に進んだ。

肉体と密接な連動をしつつ、物理的には存在を認識できない。このような現象はこの為生じている。


ちなみにAIには肉体が無い為、人間と同じ意識は生まれ得ない。もし仮に肉体に相当した物を装備させたとしても人工的に人体を複製するのは不可能であるため結果は同じである。


人間が肉体以外の他者に対する意識の活動は自身の肉体内でのコミュニケーション機能の応用であり、副産物でしかない。

生物は意識を失うと状況によりタイムラグは異なっても早晩、自身の肉体を維持できなくなる。逆に肉体が機能不全に陥っても意識は存在する、いわゆる臨死体験がそれである。別次元への意識のクラウド化は肉体の為に存在するシステムであったがそれぞれ別に存在をする状態となっている。


総じて肉体の死後に意識が存続する事象は可能である。


意識の性質上本来肉体という物質の集合体の維持運営が存在の発露であるにも関わらず、物質により構成されない次元であれば肉体での活動データの蓄積の応用で独立した存続が可能である。

そして、物質世界の次元から反物質世界への次元へ移動が可能であればその逆もまた可能であり、意識がまた別の肉体に移行が可能でこの現象が輪廻転生である。


本来、人体が発露である為また意識は人体と融合して発揮される性質上、自ずと転生を繰り返すローテーションが成立しやすい。

この場合意識の蓄積されたデータが人体に適していない場合、要するに複雑な人体で無くとも収まりうるレベルであれば移行先、転生先が他の生物になる場合が容易に想定される。その為、生存活動中は他の生物が行動しえない人間の特性が生かされた活動データを積極的に蓄積することが推奨される。


転生を繰り返す過程で、意識の発露は人体という物質の集合体であるが、意識が優先して存在するという逆転現象が生じる。もちろん転生する際には基本機能は維持し必要に応じてリセットした方が合理的かつ有用となる為、いわゆる前世の記憶が抹消される仕様が多い理由である。


さらに、この意識の発生は原子の密度が高まり、集合体に維持管理をするためのシステム、意識が発生するならば有機物に限らず無機物にもレベルの違いはあれ存在することになる。これをマクロの視点で見ると惑星、この地球にも人間をはるかに超える高度な意識が存在することになる。全ての創造神では無いにしても人知を超える存在として神と認識されることは必然だと言える。

仮説です。というか妄想?思い付き??

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