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後日談
ちょっとした後付となります。
魔王の消滅により、魔王軍側の勢力は大きく削がれてしまった。弱まった魔力により、魔王側に属した者たちは、大した抵抗もできないまま、人類に敗れていく。
──ヤバいって。俺のせいじゃないか⁉︎ 魔王様が死んだのに、俺が生きているのは、完全に逆なのではないのか⁉︎
生き延びたロンは、頭を抱えた。
馬鹿め! そっちは本物だ! ……そう告げたロンは確かに馬鹿であった。
歴史上、最もマヌケな影武者は、魔王軍が崩壊した後も老衰するまでその生を全うした。
「いっそのこと、俺が魔王名乗っちゃダメかな?」
悪足掻きを画策するロンであったが、そんな行動力も統率力もあるわけがない彼にそんな盛大な計画を遂行できるほどの度胸は備わっていないのである。
「まあ、生きてればそれでいいか」
影武者は今日も生きる。
馬鹿め! と勇者パーティを笑ったのは、彼の中で墓まで持っていきたい黒歴史になったことは言うまでもない。
ありがとうございました!




