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婿殿


やはり想定通り祠の魔法陣の上に戻ってきた時には体に負った傷や破れた衣服などはすべて元通りになっていた。さらに、少しだが体に充満する霊力も上がってきていていた。


無事、試練をクリアした俺と華怜は祠からでてきていた。そこには、礼宮の使用人の方々と華怜の両親が待っていた。




華怜は真っ先に華怜の母親こと礼宮のご当主様の前に駆け寄り抱き着いていた。




「やったわ、ママ、私、試練の祠をクリアしたわ。」




「華怜、貴女を礼宮の導士として認めます。そして、司さんを正式に礼宮の婿として認めることといたします。」




「へっ!ママ!!!!何言ってるの?なんで、司が婿として正式に迎えられているの??」




「あら、華怜にまだ言ってなかったかしら。礼宮直系である導士が異性と共に試練の祠に挑んてクリアした場合、共に挑んだ相手が誰であろうとお婚約するのが習わしとなっているのよ。」




「私もあの人とともに挑み婿として認めてもらったのよ。」




「ええええ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」




「司、あんたこの話しってたの?」




「いや、まあ何となくそうなんじゃないかとというより、おばば様が婚姻式の一つだといってたから。華怜も知ってて、婿を解消する方法もあるかと思ってたから。」




「そんなの知らないわよ。私は礼宮の儀式は礼宮家の直系の子が礼宮の導士となるための試練としか知らなかったわよ。」




「そうなんだ。まあ、なってしまったものはしょうがないよね。俺は華怜と居れるなら構わないから。温かい飯もおいしく食えそうだし。」




「なななななに言ってるのもどさくさに紛れて。」




「とにかく、華怜、礼宮の導士としての道は始まったばかりだ。さらに精進するように。かわいい娘にまだ婿は早いと思っているが華雪がああいった以上は決定事項だからな。まあ気に入らなければ消すまでだ。」




「あなた、なんかいいましたか?私の決定に異があるなら遠慮なくおっしゃって下さい。」




「華雪、いや、なんでもない。」




ちなみに礼宮の導士とは、礼宮神衆における戦闘員の総称である。礼宮直系の子孫は異性とともに試練の祠に挑みクリアできたものだけを導士になれるとし、直系の血の強さが保たれるようにしなければならないということになっている。




「それと、一条司さん少しこちらに。」




華雪様に手招きされ、俺と当主様だけに聞こえるような音量で話される。




「御前会議と礼宮神衆の看板2つを背負うことにさせてしまうのは大変心苦しいのですが、これからの時代はいつまでも争っていてはいけません。新たなる象徴としてお願いしますね。御前会議の幹部一族である一条家のご子息 一条司殿。いえ、華怜の婿だから、もう私の息子候補であるわね。これからよろしくね。」




「これが、俺をすんなり受け入れた理由だったんですね。通りで、勘当状態とはいえ一条の俺をすんなり、屋敷に引き入れあまつさえ礼宮の儀式なってものをうけさせたんですね。とんだ狐ですね。」




「おほめに預かり光栄だわ。改めてこれからもよろしくお願いしますね。」





俺が、敵対勢力である礼宮家に婿として入るというのはいかがなものか。まあ礼宮のご当主様がいいと言ってるるのだからいいのだろう。というより。御前会議のなかでも暗部を担当する者の情報は圧倒的に少ないはずで、うちの情報なんて碌なものが出回っていないはずだ。そこらへんは、やはり礼宮神衆を統べるご当主さまというところか。おそらく一晩でおれのことを調べ上げたのだろう。



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