礼宮の儀式 ①
封印の祠までやってきた、華怜の母と俺は、華怜が導士として異界より迷い込んだ妖魔と戦っているを目の当たりにしている。
華怜が戦っているのはクジャクによく似た大きな鳥だ。まるでモン〇ンのイャン〇ックみたいなやつだ。
「あらあら、華怜苦戦しているようですね」
「なんかそんな感じですね。」
「やはり、妖魔を目の当たりにしても全く驚かないのですね。」
「ああ、いや、そんなことはおどろいていますよ。ほんとああーこわいなー。」
「なんとも、まあわかりやすい。ただ、あなたからは、とても強い波動が感じれ羅れます。異世界からの生還者って感じかしらね。」
さあどうするか。ここで、話してしまうか否や。しかし、目の前で妖魔と戦っているから、礼宮家ではこれが日常なのだろう。
「はい、5年ほど異世界に迷い込み、何とか生還したところです。」
「やはり、そうですか。では、華怜のお婿になっていただけませんか?」
「はっ?いや、ええええええええ」
一方、華怜はというと刀を手に立ち向かっていたが、妖魔の出す催眠音波のせいで中々、懐に飛び込めずにいた。
「ああもう、じっとしてなさいよ。これで解体して、焼き鳥にしてやるんだから。」
「司さん、うちの旦那様が腰痛でまったく役に立たないようなので少しだけ華怜を助けてあげてくれませんか?それと帰還者の力にも興味があります。」
「ああ~華怜のやつイライラしてるな~~かしこまりました。少だけ助けます。」
俺は、空中にいる妖魔に向かった右手をかざす。
「バインド・ロック」
そう、つぶやきながら右手を握る。そうすると、一瞬空中の妖魔が動きをとめ、その一瞬を見逃さず華怜が攻撃する。
「礼宮流螺旋昇竜撃」
ばねが縮むように力をため。回転しながら目標物に突進していく技だ。
イャン〇ックのような妖魔は見事、体を貫かれ光の粒へと消えていった。
「みたか、私の実力、これで一人前の礼宮の導士とみとめざるを得まい。」
華怜が高らかに宣言する。
「では華怜。礼宮の儀式を2日後に執り行うわ。」
「わかりました。お母様。いえ、ご当主様」
「華怜に礼宮の儀式はまだ早いのでは、ないか、万が一のことがあったらどうする。ましてや、こんな貧弱な男に婿役が務まるわけがない。一般人だぞ。」
「あなたは黙っていてください。これは決定事項です。」
「し、しかしのう・・・」
「私の決定に何か不満でもおありで」
華雪様に睨まれた、華怜の父は、初対面の時よりとても小さくみえたのは、きっと見間違いだろう。
「司くんもそれまでは、うちでゆっくりしてらして。」
「ありがとうございます。」
礼宮の儀式なるものを執り行うこととなった華怜は何も事情を説明せずいなくなってしまった。今はおばばさまに、その儀式がおわるまでに滞在する部屋に案内されていた。
「おばばさま、ひとつお尋ねしてもよろしいですか?」
「礼宮の儀式のことかえ。それならば華怜様本人に聞く方がよいのじゃが。しかたあるるまい。婿役一体なにがあったの
「具体的にどんなことをするのですか。」
「礼宮家に伝わる秘宝・影界光玉という石が、華怜様の分身を作り上げ、出現させるのです。礼宮家では、その分身を討つことで一人前とみなす儀式なのじゃ。この儀式を経て、やっと礼宮の導士として、戦うことが許されるのです。その補佐役としてむは婿役がつとめ、露払いをつてめるという、礼宮家に伝わる婚姻式ともいわれている」」
「そうなんですね、ご当主様もやはり同じように儀式を??」
「ご当主様の場合、一瞬で決着がついた。歴代の中でも1,2を争うスピードだったと認識しておる。」
そんな話をきいていると、滞在させていただく部屋にたどりついた、俺にはもったいないほどの豪華な客室。
「では、一条様、ごゆるりとお寛ぎくださいませ。」
おばばさまが、あいさつし、襖をしめて去っていく。
(ああ、しまった封印の祠について、お話し聞くの忘れた・・・まあ、そう簡単にしゃべってはくれないか。)
そこからは時間が早かった。敷地が広かったおかげで毎朝日課にしている素振りと魔法の鍛錬が人目を気にせずできたの僥倖だった。朝の鍛錬が終わるとなんとお風呂も用意してくていた。100%源泉かけ流しだとのこと。
礼宮の儀式はあしたなので今日は一日何しようか。
とりあえず、魔法の練習でもするかと、水で魚をつくり何匹かを泳がせていると
襖が勢いよく開く。
「一条、あんたお母様とどんな話したのよ。鍛錬の相手をお母様にお願いしたら、あんたに手伝ってもらえって意味わかんない。というか、なにそれ、魔法?へ???」
しまった。油断した。まあいいホントのつたえよう。
「あんた、まさか帰還者なの。。。」
「え、あああ、うんそうだよ。そうそう。」
「まあいいわ、鍛錬に付き合いなさい。」
その後、鍛錬に付き合わされたが儀式を明日に控えているにも関わらず、華怜の気が済むまでということで適度に休憩をはさみつつも、修行いじめを思い出すほどハードだった。




