表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【電子書籍化】異世界もふもふ幼稚園(無認可)  作者: 翡翠
第一章 玄関が異世界に繋がっていました
7/53

7

 食べ終えたナギくんとリリちゃんは、今満足そうな顔をしながら麦茶を飲んでいる。


「おかか昆布とツナマヨのおにぎり、どっちが好みだったかな?」


 今後の参考までに聞いてみる。


「ぼく、中身が濃い茶色のやつが好き」

「白っぽいほう……」


 フムフム。ナギくんはおかか昆布で、リリちゃんはツナマヨね。


「他にももっと色々な具材を入れるとまた違った美味しさになるんだよ」


 ナギくんとリリちゃんが、キラキラした目で見てくる。

 ま、眩しい……。

 

「また今度作ってきてあげるね」


 なんて言えば、二人揃って嬉しそうに「「うん!」」て頷くものだから、思わず手をわきわきしそうになりました。

 だめよ、里緒菜。ナギくんとリリちゃんが怖がっちゃう。

 落ち着かせるために一つ深呼吸してから、まずは兄妹のことを色々と聞いてみよう。

 

「ナギくんとリリちゃんは、いつも二人でお家の前で遊んでるの?」

「うん。時々近くの公園に行ったりもするけど、リリが疲れちゃうから」


 子どもって、全力で遊んで急にパタッと疲れて寝ちゃったりするもんね。

 そうなるとナギくんが負ぶって帰らないといけなくなっちゃうよね。

 いくらしっかりしているようでも、五歳児が三歳児を負ぶっての移動は辛いだろう。

 そうなると、家の近くで遊んでた方が楽ってことなんだろうな。

 けど、本当は思いっきり友達と遊びたいんだろうなぁ。

 きっとお兄ちゃんだからって、我慢してるんだろう。偉いなぁ。

 ま、想像だけど。


「偉いね」


 ナギくんの頭を撫で撫で。

 う~ん、ナギくんの毛並みというか髪の毛、サラサラで気持ちいいわ。

 すると、ナギくんがとても嬉しそうに、気持ち良さそうに目を瞑る。

 尻尾がピンと立っていて、確かこれって猫の甘えたいサインだったよね。

 

「偉い、偉い」


 更に撫で撫でしていたら、しっぽの先がゆったり揺れだして。

 これは確かご機嫌なサインだよね。

 喜んでくれてるなら、いいよね?

 撫で撫で撫で撫で撫で撫で撫で撫で……。

 気を付けないといけないのは、尻尾が全体で力強く揺れるのは怒ってるサインだから、その時は構うのをやめて、そっとしておいてあげなきゃだったはず。

 ナギくんはお兄ちゃんだから、リリちゃんに撫で撫でしてあげてはいても、自分が撫で撫でされるのは滅多にないのかもしれない。

 お兄ちゃんお姉ちゃんによくあることだよね。

 ふとリリちゃんをみれば、少しだけ寂しそうな顔をしているように見える。

 尻尾は……ダランと垂れてますな。

 これは確か具合が悪いか、しょんぼりしている時だったよな。


「リリちゃんも、いつもちゃんとお留守番出来て偉いね」


 空いているほうの手で撫で撫ですれば、一瞬ビクッとしたけれど、直ぐに嬉しそうに笑ってくれた。

 ああ、もう本当になんて可愛い兄妹なの!?

 ギュウッてハグしたいけど、それはまだ早い気がするから、もう少しだけ我慢しとこう。

 リリちゃんの髪もサラサラ。

 二人とも良い毛並み。

 ここは本当に天国ですか?

 はう、し・あ・わ・せ♪


 満足するまで(主に私が)撫で撫でしまくり。

 ナギくんとリリちゃんは二人兄妹で、お父さんとお母さんは働いていて、お母さんは夕方に帰ってくるらしい。

 それまで二人でお留守番……こんなに可愛い子どもたちを家に残して働きに出ないといけないお母さんも、心配だろうなぁ。

 私がいた世界ではあり得ないことだけど、ここではそれが常識なのだ。

 それでも、心配しないわけがないと思う。

 よくよく見ていれば、小さな子どもが家の前で棒切れを使って道路に何やら書いて遊んでいたり、家の前に座ってボーッと空を見上げている子どもがいたり。

 誰もいない家の中が寂しくて、外に出てきているのかなぁ……なんて思って、少し切なくなった。

 保育園とか幼稚園があればいいのにって思って……あれ? これって、私が家で子ども達を預かって、幼稚園やったらダメかなぁ?

 お昼ごはんとおやつ付きでお値段を安めに(どうせ食材費はタダだし)設定したら、どうだろう?

 あまり大人数をみることは出来ないけど、十人くらいまでなら家でみることは出来ると思う。

 せめてご近所さんだけでも、安心して働ける環境を作るお手伝いにならないかな?

 子どもはお友達と一緒に遊べるし、親は安心して働けるし、私も収入を得られて何よりモフり放題(←ここ、一番大事!!)……うん、素晴らしい計画じゃない?

 これはリンデルさんに相談してみよう!

 そして出来ることなら園児第一号はナギくんとリリちゃんがいいなぁ。

この度は沢山ある小説の中から私の小説をお読み頂き、ありがとうございます(*^^*)

また、感想・評価ありがとうございます。

豆腐なメンタルな為、キツめのコメントには地中深くに埋まってはい上がれなくなってしまいますので、なるべく優しめでお願い申し上げますm(_ _)m

一人一人にコメントを返す事が出来ずに申し訳ありません。

ですが、定期的に全てのコメントに目を通させて頂いております。

コメント頂きました皆様、評価頂きました皆様に、改めて後書き(こちら)より御礼申し上げますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ