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ケモノライフ!キツネさんは転生者  作者: きつね耳モフモフ
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ヒーラーズ・クラス ~ある生徒の覚え書より抜粋~

前々回に続き授業ダイジェスト版です。独自理論があったりするので読み飛ばしてしまっても特に問題はありません。

 回復といってもいろいろな方法がある。“薬草”による体力回復から毒消しによる毒消しから“毒草”による毒消し等といったちょと替わった方法とか、回復魔法による体力回復等様々だ。

 薬師や巫女(シャーマン)等と云った職は薬効のある草を利用しての回復や幻覚作用等を利用しての効き目を追求する探求者でもある為に、歩く植物図鑑並みに草の類いを熟知して居る者もいる。鉱物にすらある程度の知識をも持っているので極めた者の中には錬金術師(アルケミー)の道に突き進む者すらいる程だ。

   それはさて置いて、ここで一つ二つ面白い話をしよう。。。

 ここに彼らが使う道具の一つに“擂り粉木”がある。“薬草”や鉱物を磨り潰し混ぜるのに使うその“道具”はその用途からやがて神聖視されていく。薬師や巫女(シャーマン)が儀式や治療で使う“薬物”が様々な効果を生み出す様にそれを造り出す“道具”が神聖視されていったとしてもおかしくは無い。

 そう。儀礼用の『棍』の正体というか元の一つは“擂り粉木”だったりする。回復師(ヒーラー)が“刃”無しの武器を推薦されているのは、“刃”が凶悪な切れ味を生み出すからでは無い。それがヒトの手で造り出した“牙”だからだ。

 魔物やらが元々から備わってる“牙”自体は儀式に於いては神聖化されたりしている事等からも分かるとは思うがそれ自体が忌み嫌われてる訳でも無い。自然物であるか否かが重要な要素となる。

 骨から作り出された『杖』や『剣』が普通に儀式で使われたりしてるのはそういう理由からでもある。無論『刃』の付いてない物が好まれるが。『針』の進化系とも云えなくも無い『レイピア』や『槍』等も儀礼的な意味を込めやすい武器の一つではある。そういった意味では『弓』や『矢』も同様。

 かつて日常生活に関わる存在であったそれらの道具は原始的であればある程、生命に関わっていた歴史が深いだけに神聖視されやすく、またはしやすいという特性を持つ。古代文明の遺物が高価で求められるのにはそういった“理由”もある。

 女子ならば身だしなみ様に持っている『鏡』もまた儀礼的な意味合いで使われる事が多い。回復とは関係ない様に思われるかも知れないが儀礼と回復は切っても切れない関係にある。直接傷を視れない場合や光を患部に当てたい時等利用頻度も高い。上手く利用すれば『魔鏡』としても使えるだろう。

 『魔鏡』と化した鏡はそれそのものが魔道具として使用可能となる。術式を展開したりする土台として使うも良し、魔法を撃ち帰す反射材として使っても良し。いろいろ応用も出来るが道具である以上は万能ではないので過信は出来ない。

 話しはズレたが回復師(ヒーラー)の本分はあくまでも『回復』である。薬物や回復魔法での攻撃や攻撃補佐や防御魔法による『防御』も出来なくは無いがそれらはあくまでも『補佐』でしかない。

 浄化魔法もそういう意味では『補佐』である。いくらLVを上げた所でその場の穢れやら何やらの方が格上ならそちらが優先される。一時的には『浄化』出来たとしても長続きはしない。

 ヒトの往来がある様な場所は常に混沌とした状態に近い。掃除や手入れが行き届かなくなれば、その場が最も落ち着く形での自然の状態へと帰って行く。闇の属性の方が強いなら闇に。光の属性なら光に。

 神職を目指すのならばその“場”の造りもまた気にしなくてはならないのはそういう事が関わってくるからである。“村”や“都会”や“迷宮”といった人工物の造りもまたそれを意識した造りになっている事が多い。

 住みやすいと感じたのであれば、それはそういう外部からの働きかけがあるからだ。逆に住みにくい、居づらいと感じる場合は『浄化』したりしつつ住みやすい環境へと整える働きかけを要求される事もある。

 だがそこで自分の主義を押し付けたりし過ぎては行けない。あくまでも現地調整をしつつ『回復』を図るのが理想であると言える。それを忘れればいつか痛いしっぺ返しを喰らうであろう。

 戦闘に直結しないからと云ってこれらの事を軽視していると何処でどう対処していいのか分からなくなる事もある。くれぐれも現状の把握は忘れない様に。それもまた回復師(ヒーラー)の役目となりえる。

ひさびさに“擂り粉木”ネタでした。檜の棒の正体がコレだったりして;

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