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ケモノライフ!キツネさんは転生者  作者: きつね耳モフモフ
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オリエーティリング

描写補完回です。

 講堂の壇上に立った先生が黒板を背に扇状に並んだ長椅子の列にそれぞれ思い思いに席に着いた生徒を前にして説明をしている。

 「ここで“都会”周辺に付いて軽く説明しよう。山を越えて直に“都会”があるとかいう訳では無く、山の麓にには平野があり、大きな川を越える事でようやくこの“都会”に入る事が出来る。観て分かると思うがこれは要するに大きな川自体を“堀”と見立てる事により防御を高める構造になっているという事だ。もう片方の端の方は海となっているぞ。」と黒板に山線と波腺と線と大きい◎を使って簡単な絵を書いて見せる。

 「因みに“都会”の北側の方は連峰になっており越えるも困難な天然の要害となっている。川を越えずに狭い平野を海側に下れば小さな漁港を抱える“町”があったりする。」とたくさんの山腺を◎の上の方に書き、海の方に小さな○と舟らしき絵を添える事も忘れない。次に都市を表す大きな◎のちょっと横に大きい船の絵を描いて指差した。

 「この端にある大きな港は大型の漁船や資材やらを輸送する為の大型船の発着場ともなっており、“都会”の生命線の一つとして機能している。港の北側の方にも連峰の麓の渚沿いに“道”があるので陸路も使えない訳では無いが、時化の時等は危険なので閉鎖される事を覚えておく様に。」と斜線を引いて雨の変わりにして×を道に付ける。

 「次はお待ちかね“都会”に付いての説明をする。“都会”に入るのに既に体験したと思うが入るのには入り口で身分を証明する物が必要だ。この“魔力カード”があれば良いが無ければ現金か“、どっかからの紹介状”なんかでも良い。まぁこの“都会”に“紹介状”とかで入れる者はかなり限られるがね。」と自分の“魔力カード”を懐から出して皆に見せるとすぐに仕舞い、黒板の地図な絵を消した。

 ちなみに黒板と一口にいっても石の様な物にタクト状の物を使って魔力で字や絵を描けるすぐれ物だったりする。消す時は黒板消しみたいなモノで表面をささっと拭えば良い仕組みの様だ。

 「さて“都会”の中だが“商店街”やこの“学校”や“ギルド”や“住宅街”等がある。後で地図を観ながら各々で場所を確認しに回ってくれれば良い。なお“都会”に元々住んでいる者以外はこの“講堂”の隣にある“学生寮”が当分の間の“拠点”となる。“都会”に住んでる者でも中にはわざわざ“寮”に入りたいという奴もいるだろう。一応最初に言っておくが寮は男女別なので安心しておく様に。後、寮に入る者はここを出る時に申請用紙を出口で受け取るのも忘れるなよ。」と出口の横に立ち用紙の束を持っている職員を指差した。

 「それでは“学校”の中だが、1年目はこの講堂での授業となる。2年目以降は各科毎の講堂に移って貰う事にはなるが基本構造は同じなので覚えておくと良いだろう。トイレは渡した手元の“学校”のパンフレットの絵でも分かると思うがそこの出口から出て直ぐ左右にある。」とパンフレットの絵図を生徒に見せる。

 「この講堂はここ南棟にある。学食はこちらの“研究棟”の1Fだ。寮は逆側の“生活棟”がそれに当たる。移動で迷う事は少ないとは思うが構内で迷ったら壁の案内版を観れば良い。」と黒板にも簡単な校内の図形を描いて説明をする。この“学校”は中心に円形のテラスを配した構造をしている様だ。パンフレットでは北館は先生達が居る区画となっているが、詳しい構造までは絵では分からない。多分機密事項な部分なのだろう。

 「授業料に関してだが、1年目は皆同じだ。2年目に学科の選定をした後に受ける科で替わるので、外の“ギルド”で“クエスト”を受けて変更に備えるのも構わんが、本業は学生だという事を忘れない様に。」と釘を刺すのも忘れない。中には1年も満たずに学校を“卒業”してしまう者もいたりするのかも知れない。

 「それではまだまだ聞きたい事もあるだろうがとりあえずの説明は終わりとする。後はパンフレットを見たり各自で授業を受けたりしつつ理解を深めていってくれ。それでは、解散!!」

 ドヤドヤと講堂を後にする生徒達。狐耳の少女も講堂の出口で学生寮の申請用紙を受け取ると“生活棟”へと歩みを進めて行った。

“村”から“都会”までの描写をすっ飛ばしてたので学校側での説明会という形でねじ込み消化を試みてみました。足りない分はまだ後で補完する形になると思いますorz

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