狐さんの適職は巫女さんですか?それともサモナー?
とりあえず目標は2つに絞れた様ですが・・・
散々悩んだ結果決まった私の名前を『名前欄』に書き込み、試験会場に向かう。筆記は簡単な書き取りと算数だったけど、後の魔力検査だか適職検査だかって何やるんだろ?と思ってたら丸い“鑑定石”に手を乗せて現在どの程度の魔力があって将来何を目指せるか鑑定する。って物だった。
因みに私の適性職業は、剣士、魔術師、回復師、拳士、召喚士の5種類。最初期にしてはなんか結構適性職業がありそうだったけど、皆似たり寄ったりの数だったみたいだから、そんなに突出した存在でも無かったのはある意味ホッとした。
逆に1つしか無いヒトとかは居なかったから、“学校”に来る時点でもうある程度餞別されてるって事なのかも知れないねー。まぁそうでもなきゃ“学生募集”なんて事やらないとは思う。適職検査で勇者とか賢者とか出たヒトとか中にはいたりするのかなぁ・・・?
というか私の適職に拳士とかあるのって“獣人”だからなのな?“人”よか敏捷とか優れてるっぽいし妥当といえば妥当なのかな。巫女さんは流石に適職に出て無かったけど回復師がそれに該当するかもしんないし、クラスチェンジとかあるんならその内選択肢に出るかも知れないね。
それより召喚士があるのが気になる。確か召喚した“魔物”がパーティー人数としてカウントされたりするんなら不遇職扱いされたりするんだっけ?この“世界”での立ち位置は分からないけどソロで活動したいヒト向けなら“旅人”やりたい私としては好都合かもしんないなー。
さて、私はどの学科を選ぶのがいいかな?狐巫女さん目指すんなら多少なりとも分岐の可能性のある回復師、ソロで動きまくるんなら召喚士って所かね。
狐巫女さん目指すのはいいとして、ちょーーと気になってるのは“眷属召喚”の扱いなんだよね。私の“前世知識”にある狐巫女さんの上級職っぽいのてば狐さんを召喚出来たりするんだよ。“カタシロ”だかいうので“ゴーレム”みたいのも呼び出せるみたいだし。
その“イナリ”だとかいうのが狐巫女さんの上級職ならいつかは召喚士の能力も手に入れられるって事???ある意味チートでしょそれ;
“イナリ”も極めていくと尻尾が九つまで増えるとかいう謎仕様なのも気になるんだけど、この“世界”だとどういう“神”様だかに仕える事になるんだろう?この“世界”が多神教なのかどうかも教わってないけどその辺どういう解釈されるのか不明だし、そもそも巫女さんて選択肢が出るのかすら今は分かってない。
神職があるのは分かってるから駄目元で回復師目指すかー。職業柄、剣系は使えなくなるっぽいのは痛いけど、鈍器は使えるだろうし総合戦闘力はそんなに落ちないとは思う。
召喚士を最初から選んだ場合は“眷属召喚”なんぞ気にせずに召喚出来るだろうから例え虎さんな“魔物”呼ぼうが“ゴーレム”呼ぼうが特に気にされる事は無い筈。それが“当たり前”だろうからね。
私は既に“回復”呪文も持ってるから擬似“イナリ”だってやろうと思えば比較的簡単だと思う。尻尾の数は増えないだろうけど。“神”様に仕える訳でも無いだろうから狐巫女さんに比べて自由に動き回れるのも魅力的だね。回復能力とかでは劣る結果にはなるだろうけどさ。
結局の所、総合費用は掛かるだろうが自由の利く召喚士を選ぶか、自由は利かなくなるだろう代わりに特化しやすい回復師を目指すかどっちかって事なんだよねー。私の場合。
とりあえず“学校”のカリキュラムとしては最初の1年目は基礎学習の見直しって事で適職でクラス分けとか無しって事を聞いである意味ほっとする。2年目の再鑑定で再度クラス分けするそうなので学費の違いもそこからなんだって。“街”で聞いた時はそこまで詳しく聞いて無かったから最初から学科分けてるのかと思ってた。
まぁ何が原因で化けるかはまだ未知数だろうしね。最初から門戸を狭めるよりかはそっちの方が儲かるでしょ。猶予が1年あるとすれなればこっちも適職の見直しがある程度効くでしょうし。
焦る事は無いし、のんびりと見極めて行ければいいか。あ。巫女さんて職があるかも念の為に先生方に聞いておくのも忘れない様にしないと・・・。
外部描写が後回しになってしまってますがそれは後程という事で(吐血)




