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ケモノライフ!キツネさんは転生者  作者: きつね耳モフモフ
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はじめにもどる

狐さんは何か企んでいるみたいです

ミリーとマリーちゃんに見送られ“街”を去り“村”へと往く。取り締まり役のヒトと受付のお姉さんも出立の時に影ながら私を見守ってくれてたみたいだね。“村”に着いたら早速“クエスト”のお手伝いをする。出迎えてくれたミラさんが「無理にやらなくても良いのに。」とか言ってくれてたけど“村”の子らとの交流も兼ねてだからむしろウェルカムなのですよ!特別扱いも良くないしねー。

 夜の帳が過ぎる頃にはお風呂に入ってほっこほこになった所でミラさんモフりタイムに突入。泊まりに来てた“獣人”の子らも一緒にモフモフ三昧だーっ!! ちゃんと“人”の子にもモフらせてあげてますよー!?

 皆がモフり疲れて寝る頃には窓辺で月の光に照らされつつ明日からの事に付いて思いを馳せる。

昼間確認した時に物置に置いてある“私物”もそのままだったし、毎回此処に戻って来るのもいいんだけど、巣立ちしたからには自分の“住居(ホーム)”も欲しいんだよね。

 私が“狐耳”だからか“住居”の形は“和風”がいいかも知れないと今から構想を練っている。“村”や“街”の住居とかの形状を鑑みると余りかけ離れた形状には出来ないんだろうけど、見た来た限りじゃそう問題は無いっぽいので外見はそっち系にしようとは思ってる。狐巫女さんな姿にまで凝る心算はないけどね。

 「~のじゃ」な話し方とかにはする必要は今の所無いんで保留。いつかはノリでやってみてもいいけど取って付けて話した所でボロは出ちゃうだろうしねぇ。

 後は建てる場所の土地代とかがどうなってるかだね。狙ってる所が買えない場所だったら他の候補地探さないとならないんだよね、“都会”に行く前に1箇所寄りたい場所ってのが“そこ”だったりするから。

 一応村長さんに聞いてみたらあの辺の管轄は“都会”側に権利があるみたいだから、あっちで余裕が出来てから再度場所とか考えてもいいかも知れないね。

 翌日はミラさんに今日の分の携帯お昼を作って貰って“村”から出立!いざ目的地へGO!!村が見えなくなり、暫く行ったら山道を外れて山の中に分け入っていく。目指すは私の“始まり”の地。あの山の麓に在る断崖の岩の割れ目だ。昼間だからあの“狼”らしき“魔物”の気配すらない。暫くすると山の麓の断崖の岩の割れ目が目の前に現れる。懐かしいねぇ。ちょっと草が蔓延って来てるけどあの“時”の感じが蘇る。

 今は洞穴の中には入らない。洞穴から這い出てこの“世界”を観わたした時の様に入り口の脇に背を沿わせて上を仰ぎ観て一息付く。そう、ここが将来私が手に入れたい土地。

 絶対にとまでは言えないけど、いつかはここに“住居(ホーム)”を造りたい。“村”やミラさん家も近いしね。もし此処が駄目でミラさんがどっかに嫁ぐんなら、その近くでもいいかなぁ。邪魔にならない様にはする心算だけどね。

   -さて。それではそろそろ“都会”に行くとしますか。-

 この後“都会”に着いて“学校”に行った時に私はある重大な事に気付かされる事となるとは知らずに。

次回でようやくある問題が解決する予定です。果たしてその“問題”とは?

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