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ケモノライフ!キツネさんは転生者  作者: きつね耳モフモフ
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お茶会

息抜きは必要です。

 暖かい日差しの中、あたし達は久々に“街”の中央の噴水の周りの1角のベンチに集まって絶賛お茶会中。

お互い近況を報告し合って和気藹々としゃれ込みたいんだけど・・・約1名グロッキー状態という。

なんか頭の上に妙な火の玉が多数浮かんでるんだけど実害が無いみたいのでそっちは置いといて・・・

「つーかあんた何をどうすればそんなにへばるのよ・・・。」と一応突っ込んでおく。

ミラさん支援金がそんなに負担になる位散財したのかな?とも思ったけどそうでも無いっぽいし。

「いやー、“街”の家屋の修繕の“クエスト”とか受けたのはいいんだけど結構重労働で・・・」

あーそういや建具とか積んだ荷車の補佐とかして回ってたモンね。“お試しの迷宮”の資材とか積んだ荷車に乗ってた時は流石に吹いたわ。“クエスト”選ばなさ過ぎも程々にしないとぶっ倒れるわよ?

 そういやこの娘、こないだ“クエスト”でガヴリンの“巣”退治の支援だかに参加してたって言ってたわね。詳しい内容までは口止めされてるとかで余り突っ込んで聞けなかったんだけど、“村”が襲われたって事で観てみぬ振りなんか出来なかったんだろう。それを教えてくれた時に余り表情が優れなかったから何か思う所があったのかも知れない。受ける“クエスト”の幅増やしたのはその後からみたいだし。

 「まぁお陰さまで懐に大分余裕は出てきてはいるんだけどねぇ・・・。」とため息混じりで愚痴る。

 もしかしたらあれかな?自分の身体苛めて心の均等だかを保つって奴。無茶しまくらなきゃいいんけど。

「そういえば“社会見学”がそろそろだよね?周辺警護の“クエスト”受けるの?」とミリーが聞く。

 あ、揺らめいてた火の玉達が一瞬で消えた。あれって魔法の一種なのかな?ムクりと上半身を起き上がせると考えを巡らせる様に空を見上げて考えを纏めているご様子。

「んー。他の“村”の警護のに当る可能性もあるし、今回はパスー。」ようやく飲み物に手を出して息を吐くと今度はふにゃっと体勢を崩す。結構重症みたいね。

「えー?それじゃミラさん達が来る時はどうするの?」「んとね。それとなく接触しまくる方向で。」

うん。それがいいわ。ついでにミラさんにモフって貰った方がいいかもしんない。

 「所で前から気になってたんだけど詰め所の広告の“お試しの迷宮”の上級者向けコースに実装された“擬態宝箱(ミミック)”ってあれ元ネタあんたじゃないの?」とふと思い付いて聞いてみる。

「うぐぉっ!?」あからさまに固まった所を観るとやっぱり元ネタになってる自覚があったんだ。

「私が実装してくれって頼んだ訳じゃなぃんだけどね・・・(TT;」まぁそれはそうでしょ。タイミング良過ぎるしね。多分あの事件の後で利用者側から要望が出まくったんだろう。それか前々から準備しててたまたま実装する時期が近かったのか。イラストの“魔物”の影に“犬耳”っぽいのが付いてるはまぁ単なる偶然かも知れないんだしねぇ(w;

 お茶会はまだまだ続く。今日の所はこの娘弄リ倒して気を紛らわせてやるとするか。

あんまりお茶会らしく書けなかった(TT。そろそろ“都会”に向けて出発させた方が良いかも知れませんね。

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