進むべき道はどっちだ
悩み悩めば
とりあえず武器や防具は最低限の物を用意するに留める事にしました。“村”の道具屋さんには武器や防具も置いてあったけど所謂“初期装備”って奴しか無かったしね。当たり前っちゃ当たり前デスヨネー。そこら辺の村人が強力な武器防具装備して“魔物”とか相手に無双なんてしてたらしゃれにならないだろし。
道具屋さんに頼めば“街”や“都市”から良い物を取り寄せるなんて事も出来なくはないだろうけど、予算の都合と時間も掛けられないから妥協は大事!
まあ面倒を避ける為と防埃対策としてのローブは必要だろうからこれも買わないといけないしと選択していくと絵面的に地味にならざるを得ないのはしょうがないと思う。イインダヨ。最初の内は。
ただねぇ。女子である以上は装飾にも拘りたくなるのが人情?ってモンでして。地味過ぎて個性埋没とか無理でしょ。派手過ぎて変な噂になったり攻撃の的になるのも嫌だけどね。狐さん的な印とか防具に付けたい気もするけどそれはいい加減先でいいと思うし、とりあえず周りには“犬耳”扱いされてるので当分“犬耳”で通そうかと思案中。いちいち“狐耳”だと宣伝する必要もないだろうしね。
後問題になるのが道具類。簡単な“採集”クエとかは余程の所でも無い限りは何処にもあるだろうから最低限の金策は何とかなる。伊達に“村”で“クエスト”回しまくってた訳じゃないし、“薬草”と“毒草”位なら見分けは付く。ただ行った先によっては“素材”を採るのに許可とか道具とかいる場合もあるだろうけど他所から持ち込む分には買い取りに文句は言われにくいでしょ。買い叩かれる可能性は否定出来ないけどね。
今一番の悩みが回復薬とかをどうどれ位携帯するのか正解なのか今一分からない事なんだよね。お金に余裕が出来る様になるまで“薬草”で我慢するかな?回復薬は道具屋さんで売ってるのは知ってるんだけど、私自身はお世話になった事はないんだよねー。“村”で子どもが受けれる様な“クエスト”で大怪我する様な事態は一度も無かったという理由もあるんだけどね。
そういえば無限箱なんて存在あるのかな?この“世界”。少なくとも気軽に使われてる物でない事は運搬用の“荷車”が普通にある時点でお察しだし。どっかの“サモナー”職だかな英雄さんよろしく“荷車”引いて凱旋とかは流石に無理だと思うんだけどさ。だってネギ背負った鴨状態ですよ!?そんなんじゃ如何にも襲ってくれって言ってる様なもんでしょ。やっぱ最低限の数量で我慢しよう。
とりあえずは背負い袋と小分け用の袋も幾つか用意をばしておけばいいか。・・・うぅ使える予算がどんどん減っていく。やっぱ旅先で“クエスト”受けつつちょっと買い足していくしかないかー。
後は・・・。とりあえずの行き先として何処を目指すかだね。“街”方面に行くのならば、マリーちゃんやミリーもあっちに行く予定にしてるみたいだから行く時に同行する様にすれば道中はかなり安心。片や“都会”方面に行くのなら山越えだし一人じゃややきつめ。夜行く訳じゃないからまだいいけど。こっちはついででいいんだけど確認しておきたい場所が一箇所あるんだよねぇ。必ず寄らなきゃいけない訳じゃないけど一度は行かなきゃ。
「さて。私はどちらに行きましょうかね・・・。」
狐耳の少女は悩みつつもまだ観ぬ世界へと向けて確実に歩みを続けていた・・・。
次回辺りで“村”を出立させる事にしました。




