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ケモノライフ!キツネさんは転生者  作者: きつね耳モフモフ
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狐も杓子要員です

ようやく生活始動です

 “村”に馴染むのにはそんなに掛からなかった。あの後見張り役の一人に“村”に連れて行って貰って、大人達に引き渡された私はお昼ご飯を貰った後、着古しの“服”と“下着”と“靴”とかを譲って貰ったのよね。

 因みに持ってた“杖”は特に気にされる事無く返却してくれたのでまだ手元に持ってるよ。

 寝床は“服”や“靴”なんかをくれた“獣人”のお姉さんの家の空き部屋を利用させて貰える事になった。まあ流石に一部屋丸々じゃなくて複数人と同居って形だけどね。・・・多分、“託児所”みたいな所なのかな?

寝床は共同で、右を向けば“ウサ耳”な子が居たり、左を見れば垂れ“犬耳”の子が寝て居たりしてる。男の子は別部屋だったよ。

 ちなみにしっかりと“有料”となってるらしくてふつーは出会った時にやってた“クエスト”で得た“素材”や何かと引き換えに食事とかくれる“システム”になっているんだってさ。

 この“世界”に“転生”していきなし借金生活になるのかと思ったけどお姉さんがそこは気を聞かせて見逃してくれた。なんか私を“クエスト”に参加させる事を条件にしてたみたいだけど。

 ・・・悪いね。そこでなんかがっくり頭垂れて嘆いてた、私をつれて来た見張り役の係りの人。

 因みに今まで着てた“貫頭衣”だと思ってた物はかなりぼろっちくなってたけど、調べたら昔は“ワンピース”か何かの割り合いしっかりした品だったらしい事を後で知った。・・・“和服”じゃなかったんだね。

 あ。そうそう。嬉しい事に“魔法”は普通に存在してたんだよこの“世界”。ただ“鑑定”用の“道具”はあっても“魔法”でその類いの物を持ってるはこの“村”にはいないらしくて、私は2~3の質問らしき物を投げかけられて“言葉”が通じない事にややため息を付かれてたみたいだけど、私の“過去”の事とかについては後で言葉が通じる様になっても深くは詮索されなかった。・・・いいの?そんなザルで???

 新しい“服”や“靴”とかを貰った後、身体を“お風呂”でお湯で清めさせて貰えてさっぱりした。“お風呂”は何というか和洋折中的な“システムバス”っぽかったよ。“西洋式”的な“水洗”の“トイレ”も付いてたしさ。あ。ちなみにトイレもちゃんとふつーに使いましたよ?“元”男子の尊厳!?そんなもん軽ーくふっとばしちゃってやったさ!・・・嘘です。慣れるのには結構時間掛かったよ。ぽっ///。

 話はちょっと巻き戻って、とりあえず言葉が通じないのをなんとかするのは急務だろうと云う事でか保護された翌日には“村”で唯一の“道具屋”に連れてかれた。狭い店頭で待たされてる間にいろんな種族の“獣人”が外を平然と村の中を闊歩してるのを観れたのは目の保養になったよー。なんか“竜人”さんから“うさ耳”“犬耳”とかふつーに居るし。頭にアホ毛とかカラフルな羽毛が付いてるのは“鳥人”かな?背中に鳥の翼生えてるし尾羽も生えてる。“狐”な“獣人”さんも結構普通に居るみたい。

   あ、そこの“狐”の“獣人”のおにーさん。耳と尻尾モフらせてー

  でもね・・・。いくら“情報”やこの世界の“知識”が少なくても気付いちゃったよ。“狐”の“けも耳”な“獣人”はこの“村”付近じゃ私だけだって事にさ。もっと大きな“都市”やら“国”単位じゃどうなのかまでは分かんない。でも“狐”の“けも耳”なのは私だけ。

そんな訳で“クエスト”仲間や“村”の人達には“犬耳”のちょっと毛色の変わったの位に思われてる。骨っことか時々くれるし。

連れてかれた道具屋の人は不良在庫の中身がさごそ探って“呪文書”ひっぱり出して見せてくれた。買う“人”は少ないけどこの世界の“言葉”を覚えられる“呪文書”は普通にあるみたい。良かったー。

 え。代金払わないと駄目なの?無料じゃないのか。がっくし。

    ・・・“クエスト”消化しまくらないとなー。

溶け込むまでにはまだ時間掛かりそうなお狐さんでした。

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