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第2話投稿です!!
朝になり目が覚めると5:30だった。
自分の日ゃじゃないのに違和感を覚え起きてみると隣に自分の体があったため少し驚いたが、目が冴えてくると同時に昨晩のことを思い出した。
今の体が元は玲奈のだと考えると、少し恥ずかしかったが、しょうがないと割りきった。
たぶん割りきれたと思う。
「そういえば、玲奈って寝起きがすごく悪かったよな」
そんなことを考えているといつのまにか15分ほどすぎ少しぼーっとしていた頭もはっきりしたため、簡単な朝食を作るためにキッチンへと向かった。
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「さて今日は何を作るかな~」
何となく玲奈がやっていることを真似してみた。
朝食を作るときはどうなのかわからないが、休日の昼食や夕食を作る前によくやっていたため、雰囲気を出すためにやってみたが自分でやることになるとは思わなかった。
それとそんなに作る雰囲気になる訳じゃないっていうのもある。違和感がすごい。
朝食を作って終わる。まあ、たまに作るときがあったから普通に料理くらいはできる。
玲奈ほど手際がいいわけではないが、6:00までにはなんとかできた。
昨晩、炊飯器にお米を磨いでいれてタイマーをセットしてあったため、そんなに大変ではなかった。
炊飯器マジ便利。
「勇人おはよー。今日は早いねー」
玲奈が起きてきた。
しぐさがどうみても女の子だったので、あれ?俺の体だよな?と思ってしまった・・・
それと俺の体でその声を出されると恥ずかしい。
具体的には、もとの玲奈と同じような声だ。
そんなことは口に出さずに
「おはよう。姉ちゃん」
と普通に返した。
「うん。って、ひゃわわ!勇人、今私のことお姉ちゃんって呼んだ?呼んだよね?呼んでくれたよね!
もう一回呼んで!もう一回」
「えっ、いっ嫌だ!」
「え~。呼んでよ~」
やっぱり、昔のように面と向かって姉ちゃんと呼ぶのは結構恥ずかしかった。
というより、にこにことしながらほほを膨らませて怒っているような雰囲気を出そうとしても無理だと思うんだ姉ちゃん・・・
「ぶー、けち」
「ほら朝御飯にするよ。玲奈」
「はーい」
そんなやり取りをしながら、俺たちの体の入れ変わってしまった日常は1日目を迎えたのだった。
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「さて、これから『からだが入れ変わっちゃったけど、どうしよっか会議』を始めまーす」
「テンション高いね。玲奈は」
現在俺たちは、リビングにて今後の生活についてどうするか話し合おうということで向かい合って座っている。
よくあることなので緊張などはしないが、どうすればいいのか迷っている。
それにしても、自分のからだの中に女子の人格が入り当の自分は女子のからだのなかにいる。というどう考えても普通じゃない状況でどうすればいいのか迷うのは普通だと思う。
故に俺はそこまでテンションをあげることができなかったのだ。
「玲奈、俺は体を動かすのには馴れたけど、まだ日常生活に支障がでない程度だからならすことも必要だよ?」
「そうだね。でも、、、」
「それに、家の中での呼び方は今と同じでいいとしても外出先でどう呼ぶのかとか、家事はどうするかとか、身の周りの事もどうやっていくのか考えなくちゃいけないんだからね?」
「うん・・・」
少し言い過ぎてしまった。
正直、からだが男女入れ替わるとものすごく大変なのだ。トイレやお風呂その他もろもろの事について話し合う必要がある。
そんな状態のため、テンションの高い玲奈が羨ましく思え八つ当たりしてしまった。
「ごめん、玲奈。八つ当たりだったかもしれない」
「ううん、私もテンションが高くなりすぎちゃったね。ごめんね」
どうしよう、場のテンションがとても下がってしまった。
玲奈がテンションをあげていたのは心配だと言うことを隠すためだったのかもしれない。
そう気づいたとしても今さらだった。ちょっと悪いことしちゃたかなと思った。
俺は気分を変えるために、別の話題をふった。
「なあ、姉ちゃん駅前のケーキ屋いかね?」
「いきなりどうしたの?」
玲奈のテンションを下げた罪滅ぼしとして誘ったのだが、当然そんなことを言えるはずも無く
「いや、昨日から無性に甘いものが食べたくなってきてるんだよ」
と、答えた。
「へー、そうなんだ。じゃあ行く?」
「おう」
こうして、俺達はケーキ屋に行くことになった。
服はもちろん着替えたが、相手の服を着替えさせるような形になった。
寝巻きのまま行くわけにも行かないから仕方ないのだが、自分の体が目の前にあるのは変な感じだった。
「ねえ、これって本当に大丈夫?ほかの人に会ってばれたりしない?」
「さーな、会ってもどうにかなるだろ」
それに、今日は金曜日で平日だ。同じクラスのやつに会うことはまず無い。
そう思い駅前へと向かった。
だが、まさかあんなことになるとは思っても見なかったのだ。
歩いている間はあまり話すことは無かった。
ひとつ経験したことを書いておこうと思う。
男子だとスカートは履かないから知らなかったのだが、すごく下が寒かった。
俺達は、やっと駅前に着いた。
いつもなら駅前には商店街を通っていくのだが、今日は通らず来たために遠回りになってしまった。
「玲奈、ケーキ屋ってどこにあるかわかるか?」
「え?知らないよ?勇人が知ってるんじゃないの?」
「「・・・どうしよう」」
俺達は、二人で同じ反応をしていた。
ここにきて、二人とも店の場所を知らないという状況になるなど誰が予想していただろうか。
二人ともが、相手が知っていると思ってきてしまったらしい。
とりあえず、俺達は適当に歩いて探すことにした。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
なるべくこのペースでいけたらいいなと思います。
今後ともよろしくお願いします!
次回の投稿は12月6日 朝9時です。




