Ver2.13
過去説明回?
長いので二つにわけます
「岩が喋った・・・訳では無いわな?」
「岩が喋るとイワカンを感じると?」
・・・・・・・・・・・。
無言の静寂が辺りを満たす・・・所謂サムイと言うものか・・・
「さあ、しれんさいかいだ」
無かったことにした。
「まって~今開けるからまって~」
間の伸びた必死なのかノンビリしてるのかわからん声が引き止める。
「ふん~ふんふんふん~・・・」
岩・・・に見えるモノがかすかにズリズリと・・・揺れているだけ?
案外薄い岩戸みたいだ・・・ピクリとしか動いてないが。
「ふ~・・・休憩・・・」
疲れて諦めたようだ・・・
「じゃあな」
「まって~今開けるから~ソナタ君がんばる~」
「・・・そなた?」
「ふん~・・・あ」
岩の震えが止まった・・・そなた・・・ソナタだと!?
「あんた! もしかして・・・」
次の瞬間には寒気がした。
『RARA~RA~RA~~~A~~~♪』
流れる歌声は中性的で耳に心地よく・・・しかしここにいてはいけないと『危険感知』が『第六感』が囁きかける。
ジャンプして岩から10mほど高い位置に飛びつき、岩盤に指を突き立てる。
『RARARAR・・・--------』
急に声が高くなり・・・人間の可聴域を越える。
「ぐうっ!?」
強化された聴覚に凄まじい音の波が聞こえ耳鳴りが脳を揺さぶる。
急いで聴覚強化をOFFにすると耳鳴りも大分ましになった。
『ピシ・・・』
岩戸に亀裂が入る・・・と
『ビシビシ・・・ビシイ!! ボシュッ!!』
ヒビが全体に一瞬でまわり・・・塵になった。
「ディスインティグレート・・・呪歌による強制共振破壊魔法・・・」
否応も無く思い出す・・・ヤツだ!
「けほっこほっ・・・ひさしぶりにやると喉にきますね」
緊張感の無い中性的な声は、記憶に残る昔聞いてた声と一致する。
法衣の様な衣服は全て白。
絶世の美女・・・と間違わせる黄金率の相貌
肌も白く後ろに流した膝裏まで伸ばした長髪も白一色。
岩壁を蹴りそいつの前に降り立つ。
魔王の側近にして知恵者。
福音と災厄を内包する愚者にして永遠の観測者。
1999年の大消失を起こした影の立役者。
なにより・・・
『ブレイカーズ』を作ったモノ
「久しぶりというところかな・・・第一の魔将ソルナータ」
・・・・・・・・・・・・。
一瞬沈黙が支配する中に、問われたヤツはキョトンとした愛嬌のある表情を浮かべる。
「・・・以前どこかでお会いしましたか?」
うん、こういう人だった・・・が、なんでここに・・・ゲームの中にいる?
「ヒントだ・・・と言うか、確認だ」
「ヒントですか?」
気だるいアンニュイな表情に、妙な色気をかもし出す。
それがオレのセリフに華が咲いたような笑みを浮かべるが・・・
この人・・・単に『多少引っかかるが忘れた。
どうしよう。
う~ん、う~ん・・・あ、ヒントくれるんだ?
わ~い!』といった風なことを頭の中で繰り広げてると断言できる。
「まず、駄菓子屋・・・」
「よっ○ゃんいかが好きですね~
後、粉ジュースのオレンジ」
世にも幸せそうな夢見る乙女みたいな顔つきで答える。
オレはグレープが好きだ。
「くじ引き」
「私・・・昔からクジ運悪いんですよね~・・・
あ、昔一度だけ『大○言アイス』で3つ当たりが出たことがあるんですよ~
その時知り合った男の子が、選んでくれたのがたまたま当たったんですけど。
うれしかったな~」
遥か遠くを眺めるような目線は、郷愁に儚い想いを抱くように見え。
一枚の絵画のようなに見える・・・
あの駄菓子屋は面倒なのか、当たりアイスを一箇所にほりこむ傾向にあった。
それを見抜いて新しく入荷してる時は、必ず当たり数本が右端にった物を選んだだけだ。
「ハイスコア」
「そうそう、その子が凄くゲームが上手で! ソコのゲームで、はいすこあって言う一番をとってたんです!」
10円や50円でプレイできる古い筐体を置いた駄菓子屋。
慣れたシューティングで、数面進むと難易度が少し上がり1面からループする。
何時ものように、作業的にハイスコアをたたき出すのを見て『ゲームを好きですか?』と聞かれた。
ここのは飽きてきたけど、ゲームは大好きだと答えた。
「ブレイカーズ1回100円の穴場『ミヤビ堂』・・・」
「そうそう~その子を気に入ってフーガ君のお店に・・・何故・・・あの店のことを・・・?
もしかして!」
漸く思い出したか・・・
「探偵さん・・・ですか?」
「ちっが~~~う!」
そうだった・・・この人は、なんかペースを乱される・・・悪意が無いのが余計性質が悪りい。
「ああ! 今流行り?のストーカーさんだ」
「もういい、あんたはしゃべるな・・・その時の子。
どれが当たりか大人気なく迷いまくってたあんたに、イラついてアイスを選んで渡したのが当時中学生だったオレだよ」
「わかった! あなた祭ちゃんですね!」
『ゴス!』
満面の笑みで得意そうにしてるこいつを、殴りたいと思うのはオレだけでは無い筈だ・・・
そのまま流れるように背後に回り、握りこぶしを手首で回しながら両側頭部を圧迫していく。
「殴ってます! 痛いです! そんなグリグリしないで! ぐりこはいや~~~!」
魔将ソルナーダことオレの古い・・・友人? 顔見知りぐらいでいいか・・・ソナタはその長い髪を乱し、荒れる吐息でしなだれている。
その横に息を乱すオレ・・・他人が見たらなんと誤解されるか想像が着くだけ嫌気がさす。
ここまで罪悪感に苛まれる構図を作り出せるのは、ある意味こいつの才能なのかもしれんが・・・迷惑な話である。
「まあ、分かったところで・・・なんであんたがこんなとこにいるんだ?」
「うう・・・祭ンの手の早いのは変わってないです・・・」
「マツリンいうな・・・で?」
「それにしても、マツリン『ゴキゴキ・・・!』・・・マツリちゃん老けたねえ・・・」
オレが指を鳴らすとフザケタ呼び名から変えてちゃん付けに・・・が、変えて出てきた後の言葉が老けたかい・・・
「ここゲーム内。
これゲームキャラ作り物の身体。
確かに歳はとったがここまではとってない。
も一つオマケにさっきオレの思考読んだな?
必要以上に人の心を覗くなって・・・あ・れ・ほ・ど・・・言ったのに忘れたか?
ん?」
「モミアゲはやめて~ハゲル~地味にイタイ~ごめんなさい~思い出したからゆ~る~し~て~」
モミアゲ部分、両側の髪を摘んで、毛が生えてる逆の上に引っ張る・・・地味にイタイ躾け方・・・オレもガキの頃よくやられたもんだ。
「もう一度・・・聞こうか?」
「の~サ~(いいえ)」
オレの躾にビシッと? ・・・弛んだ敬礼をして話し出すソナタ。
外見と肩書きを退けると、おバカな兄ちゃんなんだよな・・・それだけ馴れ合ってるってだけなんだろうが。
呆れつつも、昔と変わらないやり取りに、懐かしさを感じた。
古馴染みに会う、年甲斐も無くはしゃいでしまうのは、オレもまだ色んな意味で未熟なのかもな・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
少しばかりソナタという人物・・・モノの話をしよう。
まず、ソナタと出会ったのは中坊の頃。
それまでオレは多少イキガッテはいたが、普通の生活をおくっていたと思う。
あの日『ブレイカーズ』をプレイするまでは・・・
・・・いや・・・ソナタと出会ったのが、そもそものフツウを踏み外したキッカケだな。
疫病神・・・いや自然災害と言うべきか?
本人に全く悪意や害意がなくとも、結果多人数に迷惑をかける行動からくる結果は、災害もあれば恩恵もある所から、台風にも似た自然災害が適当かも?
さて、ソナタとは何者か・・・本人が言うには『異世界人』
オレと出会うまで幾多の世界を旅してきたと言っていた。
当時はマユツバで聞いていたが・・・こいつと付き合っているとイロイロ説明のつかんモノが出てきたり、出会ったり、ちょっかいかけてきたりした。
その辺りはこの歳になるまでで慣れた。
おかげで並大抵のモノに動じなくなった・・・ 胆力がついた・・・と言うべきか、単にSAN(正気度)が下がっただけなのか怖いとか恐怖に鈍感になったか・・・
何にしてもろくなモンじゃない記憶がある。
この世界に物理学な常識が・・・概念としてあるとしよう。
こいつは外の世界から『ソノ世界』の違う概念を持ち込み、ソノ技術をしっかり使いこなし、この世界ではアリエナイモノを作り出す。
異能の技術者がこいつの根本なのかもしれない。
少年時代・・・それのおかげで・・・青い猫型ロボ気取りで変なモノを押し付けてくるこいつのおかげで何度・・・いや、止めよう・・・昔の話だ。
『超必殺技持ちチョ○Q事件』や『神にも悪魔にもなれる誕生日プレゼント騒ぎ』なんか忘れた・・・なんも思い出さんぞ~!
話を戻そう・・・
こいつの話を纏めるとこうなる。
こことは違う世界で、ソナタは『残されし者』と言う意味の種族として生まれた。
ソノ種族は多種族を、自分の種族に取り入れることで、増えるという訳の分からん種族とのこと。
ソノ種族は特種な血を持ち不老不死。 特異な血を使った術に長けソノ血肉には不思議な力が宿るとされ他の種族に狙われた。
何度か危ない目にあいつつ世界を渡る術を身につけた。
そこから長い旅が始まるが割愛。
ソノとある一つの世界で人と亜人や異種族の戦があった。
そこでは人意外は魔族と呼ばれ討伐の対象になっていた。
その『魔族』を率いるモノを気に入って、仕えていたが劣勢になる。
絶滅させられるよりマシと、異世界に渡る魔法道具を大量生産した・・・がこれが後の災いの元となる。
異世界送還魔法を、行き先も設定せず使った結果・・・使ったものは時空の間の漂流者になった。
ここまではオレ達の世界に関係ないのだが・・・ソコから先がめちゃくちゃな話、ダーウィンの進化論を冒涜するような話になる。
先の話の世界で『魔族』が全て『漂流者』になった後、ソナタも世界を渡った。
渡った先は始原の海と陸しかない世界。
そこでどこぞのSSの主人公の如く、イロイロな事をしでかしたり。 改造したりしてるうちに生命が生まれ・・・進化していき・・・現在に至る。
ぶっちゃけて言えば・・・言いたくは無いが、こいつはこの世界の生命を造り出した創造神でもあるということだ。
昔、古代の海におしっこしたことが、元になり生命爆誕ってオチのマンガがあったが・・・そんな感じのバカらしさがソナタを見てると心の底からわいてくる。
世界で見られるオーパーツの殆どにこいつがカンデルと知ったときは、オカルトに対する好奇心の大半が萎えた・・・
世界の伝承される伝説にある怪物やUMAの殆どが、『漂流者』と知ってがっかりした反面、会ってみたいと思ったらホントにイロイロ連れて来てドン引きした・・・
そんな思い出の最初にある、こいつの作った『ブレイカーズ』は、ゲームの形をとっていたからかソナタ絡みでもハマッタ1つだ。
オレにとっては恩恵になるのだろうか?
ソナタとの付き合いが長くなル頃には、こいつが作った割には珍しくまともな物だとも思ったもんだ。
当時世紀末も近づく時代にネットなんて電話回線を使うしかなかった時代。
現代のMMORPGさえ不可能な時代で、各地のゲームセンター等の娯楽施設を繋いだ多人数参加型体感ゲーム。
1プレイ必ず5分で終る縛りの中で、多人数の団体戦参加者は時間の枠さえ超えていた。
「ブレイカーズ」の団体戦・・・今で言う血盟や協会・・・ギルドやチームのぶつかり合いは当時もイロイロ騒がれた。
AとBのギルドがあると仮定しよう。
それが何かの理由で争うことになり、そこのメンバーの戦いで決着をつけることになる。
ここまではMMORPGでもよくある話。
ここからがオカルトになる。
1プレイ5分
体感時間2時間のギルド間戦争に、参加するのに各地のギルドメンバーが一斉に同じ時間に入ること等不可能。
当時の『ブレイカーズ』はゲームセンターの目玉だった事もあり、順番待ち状態の無いこと等滅多にない。
そこでシステムに期間内限定フィールドと言う形で、戦場を用意することでギルド戦は参加希望者全員が100%参加できる事となる。
それは対戦者同士が、日にちを何日までに決着と決めることで、その日までを期日に参加者を募集する。
募集期間内ゲームをプレイする時に、そのギルドメンバーは1プレイの2時間か対戦で得た『貯め時間』を消費して、ギルド戦参加を選択すると専用フィールドに送られる。
そしてそこではすでに全参加者が揃っている。
例外は期間内に専用フィールド参加しなかった者は外される。
そして、何の違和感もなく時間、日にちをバラバラにプレイした者達が、協力してゲーム内戦争を行なうのだ。
そこでもうオカルトなのだが・・・だれしも戦争内容が分かれば勝てると思うだろう。
それをさせない何かが働き・・・募集期限が過ぎるまで、誰も内容も結果も思い出せない。
しかし、期日を過ぎた途端、戦争での内容を克明に『思い出す』・・・勝ち負けに関わらず。
当時は世紀末もあって、オカルト雑誌等マスコミが騒いだもんだ。
やれ、宇宙人のオーバーテクノロジーだ、悪魔の魔法技術だとか・・・
一度ソナタ自信にどうなってるか聞くと・・・
「ココの人種には大まかに分けて体の種類が4種あります。
主に物理的な『肉体』
情報を主に蓄積統括する『思念体』
転生や輪廻して一般幽霊と言われる『霊体』
さらに高次の存在に近い『アストラル体』
『ブレイカーズ』は主に肉体意外の体を利用することで成り立ってます。
筐体内部のシートに座りスタートした時点で『霊体』の個人パターンを読み込みます。
読み込んだパターンが該当者ありの場合、作成済みのキャラクターに『霊体』『アストラル体』を移し『ゲーム』が始まります。
パターンが登録されてなければ、キャラクター作成に入り『思念体』を『ブレイカーズ界』に複製して実体化させます。
え、『ブレイカーズ界』?
魔王さんに『思考具現化』してもらった『ゲーム』の為の世界ですよ。
実体化させた『思念体』にプレイヤーの望んだカスタマイズをして、完了したと同時に『霊体』に個人パターンを焼き付けて、パターンありの方と同じように移します。
この時『アストラル体』の上位部分の意識統合部位を使い、他プレイヤー同士の交流を補助します。
『霊体』『アストラル体』は時間の概念を無視できるので丁度良いですね。
そんな勝手に『霊体』とか改造しても良いのかって?
大丈夫ですよ~『神』とか名乗る高位存在を自称する方達なんて、勝手に『霊体』や『アストラル体』を弄って、『霊的強化人間』の『血筋』作って『勇者』や『聖者』なんて呼んで、挙句の果てに絶えるまで扱き使ってんですから。
『霊体』にゲームのキャラクターデータを書き込むなんて可愛いものです。
手の平にマジックでメモを書くようなモノですからね、『ゲーム』から離れて数年すれば跡形も無く消えますよ。
ギルド戦の記憶ですか?
簡単なことです。
『アストラル体』『霊体』は時間を越えて存在できますが『思念体』それだけではすぐ時間と共に記憶は霧散します。
それを特殊な『加工』で固定して、期日が来れば現実のこの世界に開放してやれば、自然と『肉体』に戻りそれ以外の体との記憶が統合され『体』の多数決で『肉体』にも正常な記憶として刷り込まれる訳ですね。
どうしました?
難しい顔をしてますが?」
実際言ってることの意味が、殆どあの頃は分からなかった。
今なら多少そこら辺の知識もあるので理解はできる。
纏めれば宇宙人では無く、異世界人のオーバーテクノロジー。
悪魔ではなく魔王の協力によるシステム運営だったわけだ。
なぜソナタがそんなものを作るに至ったかは、複雑なようでシンプルで・・・
ソナタの言い分では
「恐怖の大王とか目じゃないモノがこの世界に責めてくる・・・かもしれないので自分の世界を守るくらいの自衛手段を人に持ってもらうのが目的です。
まがりなりにも私の造った子供達が、何もできずに滅びるのは私の趣味じゃないんで」
そこで何故『ブレイカーズ』になるのか・・・は後におこった事件に連なる。
『ランカー』という上位者がいた。
その資格として対戦戦績で稼ぐゲーム内時間のポイントが、1万を越えた者達を当時そう呼んだ。
しかし実体はそうではなかった。
『ランカー』とは総ポイント数で呼ばれる呼称ではなく・・・そこまでポイントを稼ぐ内になってしまう者だった。
ソナタが言うには一旦、他世界に触れたモノ。
召還されたにしろ迷い込んだにしろ、世界の壁を越えたモノはその世界の『個性概念』に侵食され汚染される。
聞こえが悪いが、それが適切なのかもしれない。
人によっては恩恵や加護と言うが・・・
『ブレイカーズ界』も造られたとはいえ『異世界』だった。
ソナタも元々そのために作ったモノでもあった。
ゲーム内世界として造られた『異世界』でコピーされ『加工』された『思念体』はそこで『肉体』として変質・・・定着していく。
対戦やソノ世界のモンスターとの戦闘等、行動することで自分のキャラを育てるRPG要素にはつき物のパワーアップするシステム。
魔法を習得したり、異種族的な特種能力を得る物と思ってくれれば良い。
そんな風にカスタマイズされていったキャラクターは『ブレイカーズ』の中ではその人の仮初の体ではなくコピーされた体だ。
そんなモノと実際の現実の『肉体』を乗り換え続けることで、1部のプレイヤーは慣れてしまう者がいた。
それが『ランカー』と呼ばれたモノの実際のあり様。
慣れたモノはどうなったかと言うのが事件の始まり。
『異世界』に感染したモノ特有の『ブレイカーズ界』の『個性概念』である魔法やスキルの仕様が現実でも仕様できるようになった。
ここからはよくある話。
ちからを得たモノが取る行動は二つ。
公に力を使い己を誇示するか、隠してやり過ごすか。
世紀末に近づくにつれ増えだした異界の感染者に、一番振り回されたのはそれまで異能を隠してきた『組織』の連中だっただろう。
個人的にはお疲れさん・・・だな。
世界の伝承にある不可思議な力の伝承者達。
日本で言えば陰陽師や呪禁道等、格闘ゲームにありそうな技の剣術伝承者等がそれに該当する。
その団体さんは最初隠蔽するのに躍起になってた。
しかし、中には異能を使って街中でバトルする者や人を操って暗躍するものが続出して匙を投げた。
こういうものだと一般に公開して異能者による異能を取り締まる組織を作ったりもした。
闇の存在だった者がフツウにあると『認識』された。
そこにソナタのやったことのツケがきた。
『漂流者』の大量転移が当時の1999年に集中して起こった。
人はイキナリ目の前に現れる『魔族』達に恐怖した。
『漂流者』は転移する直前まで戦っていた『敵』である人に囲まれ、パニックを起こし死に物狂いで暴れる。
それを異能組織と古来の異能技術者達が収拾する。
そんな中でさらに『魔王』が動いた。
先々週は3日休みだったので連続投稿しましたが先週は休みが無かった・・・
お待ちしてた方にはごめんなさい
『ブレイカーズ』の一部説明と過去話
今のこの作品世界のあり様を前後編ぐらいで書いていきます。
『ブレイクワールド』を進めろ~と思われる方にはスイマセン




