Ver1.09
応援の言葉で現在執筆速度倍増中~(当社比)
お気に入りいつの間にか100人突破~♪
ありがとうごぜえますだ・・・
これは人類にとっては小さな一歩・・・うんぬんは置いといて皆さんのお暇を潰せてる事に喜びを感じてる今日この頃
暑い日が続きますがどうかポンポン出して寝て体調等崩してトイレとお友達にならないように・・・作者も最近・・・そんなことどうでもいい?
では、前書きらしく・・・
主人公にモテキ到来!?
以上!
ポカポカとした日差しを受け、自然の風に身を委ねゴロンと何も考えず草原に寝転がっている。
「都会じゃできない贅沢だな~」
「そうですねえ」
「フカフカ~~~♪」
「こういったすごし方も良いものですね」
呟いた独り言。 すぐ傍両脇と後ろから返される言葉。 周りからの奇異な視線。
・・・・・。
「あ、あの雲鳥みてえ」
「後ろの雲はニャンコさんですか?」
「あ・・・くっついて・・・食べられちゃった!?」
「無粋ですこと・・・」
弱肉強食な雲の結末。 周りからのヒソヒソと聞こえるうらみ節・・・シット節か?
・・・・・・・・・。
「あ~~~・・・あ~~~! 何も思いつかねえ!」
勢い良く起きて吼えた。
「政十郎さん・・・現実逃避はもういいから会話をした方がいいと思う」
「うん、僕もそう思う・・・」
さっきからとは違う二人の声ライズとフォレスだ。
「解ってるならあなたのお友達を説得してこの状況なんとかして貰えませんかねえ?」
周りに侍るように座る『桜花』『エイシャ』『詩乃』ついでに『ぴこぴこ』が「何いってるの?」ってな感じでキョトンとしてる。
「でも無理♪」
「ムリッス!」
「即答かよ・・・はあ~・・・」
諦めの溜息が最後に出る。
オトコなら『ハーレム』とかを一度くらいは夢想するだろうが大概は夢想で終わることだろう・・・
まあ、オレが思うに夢想する本人の魅力が足りないとか倫理的にどうよ?とかあると思う。
現実を見るなら若い頃はまあ・・・ハッスルでもナンでもして下さいな・・・でも歳くったらどうよ?
それも置いとくとして今の状況・・・ハーレムなんて上等なモンではないが、複数の若い女性の中に男が一人男女比2:5・・・内、男一人は早々離脱と言うか最初から離れて傍観者になってるフォレスト。
晴れて男女比1:5
うわあいオニャノコいっぱいだ~・・・って言えねえよ!?
別に女性に苦手意識とか無いけど・・・正直・・・精神的にキツイっす!
気まずいのが先に来て、相手にその意志が無いのは解りきっているが疎外感がハンパない・・・
しかもその女性達がしてる会話がオレ自身のことや出会った経緯だったりするから居た堪れない・・・って~かどんな精神的拷問だ!?
最初に決めた一時間・・・残り待ち時間20分がこんなに長く感じるとは・・・ことの起こりは説明が終わった後だった。
~~~~~~~~~~~~~
「それじゃあ・・・後二十分弱ノンビリしますか」
腰を下ろして時間を潰そうとシステムを開こうとすると誰かが近づいてくる。
「政十郎様」
そうオレを呼びながらよってきたのは『桜花』達だった。
装備は初期装備から皮製の防具に変わって長剣も恐らくグレードが上がったLVに相応しいものだろう・・・しかしだ・・・
そう、姿形はまさしくリアルで出会った時のままの『桜花』のモノだったのだ。
「おいおい・・・」
呆れて声が漏れる。 リアルワレもいいとこだろうに・・・このツアーに参加してるメンバーにはモロバレだ。
「こちらに来てからすぐ政十郎様の下にお伺いしようと思ってたんですがライズが『こういうものは先行するものだから急げ!』って走り出してしまいまして・・・」
「ぴゅ~ぴゅる~~~♪・・・あ『口笛』取得・・・」
困ったものです的な桜花にライズは明後日の方を向いて口笛吹いてごまかしてる。 ワザトラシサバクハツである。
そのライズは薄い青色のローブ姿にスタッフという典型的魔法使いの格好でショートをロングのシルバーブロンドと碧眼にしてる以外はマンマの外見。
「にゃはははは・・・」
そして・・・笑ってごまかす声の主・・・ぶるうたすおまえもか・・・
エイシャにいたってはマンマの姿に拳法家みたいな武道着だけだ。
こいつら・・・ホントにわかってねえ・・・自分らが如何に人目を引く容姿をしてるかを・・・
「・・・なんでお前らはほとんど素のままでキャラを作ってるんだ?」
呆れた様子を隠しもせず問うと
「私は髪と目の色ぐらいは変えろって言ってたんだけどね・・・」
「やり方が良くわからなかったもので・・・それに容姿をごまかすのも気が引けるものなので」
「わたしは髪型変えたよ~ほら」
上からライズ、桜花、エイシャだが最後の・・・ツインテールが右サイドテールに変わっただけかよ? どこのリリカル魔砲少女だ・・・似合ってるというかあのコスプレができそうな容姿ではあるな。
「それで政十郎様・・・お隣よろしいですか?」
「ん? ああ、立ち話も何だしなココは誰のモンでもなし勝手にしな」
「はい!」
やけに嬉しそうに右隣に正座で座る・・・がちょっと近すぎるんじゃね?
「じゃあ、私も~」
エイシャも胡坐をかいて座り。
「政十郎さんありがとう!」
そのまま礼を言って頭を下げてきた。
「なんだイキナリ・・・どうしたんだ?」
「いやさ・・・今回のことまだちゃんとお礼言ってなかったからさ。 あったらすぐに言おうと思ってたのにココに来た途端にあんなけ騒がしかったから・・・」
どうやらこの娘はイマドキ珍しい・・・桜花も大概だが・・・真っ直ぐな考え方をする子の様だ。 いささか外見の良さに言動と男らしい仕草がミスマッチだがこういうのは好感が持てるしあまり女を感じない分接しやすい。
まあ、元々オレから見たら二人ともまだまだ子供だが。
「ボクもこんなことになるとは思ってなかったよ。 ありがと・・・これで助けられたのは2回目だね」
ライズも座り礼を言ってくるが・・・ボクっ娘だったのか・・・と変なところで感心した。
「ま、気にすんな。 こっちは好きでやってることだ。 それにさっき説明した通りこっちにもリターンがあるわけだしな」
「そうだったな、わかった。 それにしても政十郎さんは結構イジッタ? その割りに動作に違和感があまり無いみたいだけど」
どうやらこの子はゲーマーなだけに、ここいらの事情にそれなりに通じてるようだ。
「ああ、それはオレの骨格自体を弄る変更はしなかったからかもな・・・それと皆さん付けは無しでいいぞ。 もしくは政さんで・・・長ったらしいだろ?」
ライズとエイシャにあえて桜花にも目配せする。
「では政様・・・フフフ・・・」
桜花はなんか名前呼びながらトリップ気味? ちょっと・・・怖い。
「じゃあ政ちゃん!」
「ちゃん付けかい! まあ、いいがな」
素直で元気がいいねえそんな君が大好きだそのままスクスク育てよっと思ってしまう。 ある意味、既に色んなところが困るぐらい育ってるようだがな・・・
「ボクは政さんで。 それで骨格だっけ? どういうこと? 外見がそこまで変わったら違和感が結構出ると思ったんだけど・・・あれみたいに」
そういってライズが指を刺すのはカリバーンの方・・・確かに本体とのブレみたいなのがソコココに出てはいる。 思いどうりに動く肉襦袢着てるようなもんか?
「あれは相当肉付けしたんだろうな・・・オレの場合素に年齢進行をさせて老けさせて、腹の肉を少し取っただけだしな」
あえて足の長さを1cm伸ばしたのは言うまい・・・
「あ! そういえばあったっけそんな機能」
「そうそう、つまり動作に関する骨格形成は変わらないから、皺とかが増えたぐらいか? それでも印象は結構変わるし・・・渋かろ?」
顎に手をやるキメポーズをフザケテやってみた。
「確かに渋カッコいいキャラになった」
「話を聞くにそのお姿は未来の政様と言うことですか?」
戻ってきたか桜花よ。
「まあ、このまま痩せたらこうなるだろうな。 ココのAIの体格変動予想はほぼ完璧みたいだしな。」
「完璧みたいってどうしてわかるの?」
エイシャが不思議に思ったようだ。
「キャラ作るときにこの年齢にする前に逆に退行・・・若返らせてみたら10才の時の写真とほぼ変わらなかった」
「「「ほぼ?」」」
「今の髪型なんぞガキは滅多にしないだろう?」
オールバックのサムライポニーを軽く叩く
「それだけ!?」
「へ~政ちゃんの子供か~見てみたいね」
「その言い方はチョット違うし、相手も居ねえのにガキがいるかよ」
「「「「いないの!?」」」」
「いないのですか・・・ならば、私にも・・・フフフ・・・」
うわ・・・皆の言葉が胸に刺さる! 出会いが無いんだ仕方ねえだろ・・・あれ? 声が増えてる・・・桜花の方はまた旅立ったようだからほっとこう・・・うん。
増えた声の方を見ると詩乃さんとフォレストさんがいた。
「申し訳ありません。 先程から声をかけようと思ってましたところ・・・聴くとは無しに聴いてしまいまして」
詩乃さんが深々と頭を下げ、流れる黒髪が相応の色気をかもし出す。
桜花と被るが今を見る限りヤマトナデシコと言えるほどの華がある。 先程の迫力がある口上が無ければ・・・
何で一見美人がこんなに揃ってるのに少し・・・うん、少し残念な人が多いのだろう? それも個性と言えば通りは良いのだが
まあ、皆人付き合いに擱いては気持ちの好い者達ではある。
「この度は私共への援助ありがとうございました」
そんな考えてると詩乃さんの言葉で現実に引き戻された。
「まあまあ、詩乃さん「詩乃・・・と呼び捨ててやって下さい」・・・おう、詩乃も気にしなさんな。 先程もこいつらにも言ってたがついでだ、ついで」
ぶっきらぼうに手をヒラヒラさせて言い放つと
「そうでしょうか? 話を聞くにあなたなら簡単にその子達や知り合いを集めて終わりにできたのでしょう? それができると解った時点で呼びかけの言葉は余計だったのではないですか?」
あ~この人さっきの事で激情家かとも思ったが・・・結構聡いな。 物事を深く読んでくる。
「あ~・・・何だ・・・クエの報酬のランクアップとか無いかと思ってな」
ニヤリと笑ってオレが答えると詩乃も挑発的に笑みを浮かべた。 なんかどっかで最近似たようなことがあったな・・・
「ウソ・・・ですね?」
バレテーラ・・・
「なんでそう思う?」
「できる限り相手の恩を薄くさせる為に悪ぶってる様が」
うわ・・・的確についてきやがった。
「あ~・・・ったく! オレは案外照れ屋なんでな。 できれば解ってもそうホジくらんでくれ・・・」
そう言ったとこで惹きつけられるような笑みを咲かせ、先程までの挑発的な雰囲気を一変させた。 この人は女優だなそれも特上の・・・そう心の隅で思った。
「判りました。 では最後に本当の理由を聞いても?」
解ってねえ!!
「・・・後味が悪いから」
「はあ?」
ボリボリと頭を掻きながら照れ隠しに目線を外し
「だから! 助けられるモンを助けねえで見捨てるとか、後味が悪いし寝覚めも悪くなる! だから自分の為! 偽善だ! そういうことにしとけ!」
甘いとは思うし屁理屈とも解ってるが、それがオレだ! 笑いたければ笑え・・・
・・・・・・・・・
なんで周りがこんなに静かなんだ?
視線を戻すとなんか詩乃と桜花含めていつの間にか来たぴこぴこまで慈しむ(愛しむ)ような目をむけられてた。
なんでそんな目でオレを見る!? そんなに見ないでくれ!
「それだけだ!」
恐らく傍目から見るとオレの顔は赤くなってるであろうことを気恥ずかしく思い、隠すようにそのぶっきらぼうに言い放ちまま寝転がった。
「思ってたよりいい答えが聞けました♪」
そんな詩乃の言葉が嬉しそうに弾んでるのは気のせいだろう。
「ししょ~がデレた~♪」
ぴこさん・・・いや、こいつはもう『ぴこ』でいい、憶えとけよ。
「政ちゃん照れてる?」
「思っても口に出してやるな政さんのHPはもう0だ・・・」
エイシャ素直なのはいいが正直すぎるのもおっちゃんどうかと思うぞ・・・勘弁して! 後・・・ライズに小さな感謝を・・・ネタにハシッタので小さいが。
「政様・・・カワイイ・・・」
ぐは! 桜花さんよ・・・ジジイのこんな姿をかわいいなんて言わんでおくれ・・・
あ~・・・こんなんオレのキャラじゃねえ!
そして、冒頭にもどる
今回女の子がいっぱいの回でした一部のキャラの特徴を表記しました。
イラスト等は期待しないで下さい(誰も期待してないって?)
次回こそは解決編・・・かな?




