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第七話 戦闘技術確認という名の蹂躙

登場人物のかき分けがむずい!今何人居るのか分からん!

ってことで前書きに本エピソードで出てくるキャラの名前を書き、セリフを会話ログ形式にしようと思います。

書き分けられるくらい実力が身についたらまた構成を変えるかもです。


エピソード基本情報

Location:【山奥の寒村:広場】

Person:【九堂 隆一】*語り手

    【朽木 優香】

    【神田 美咲】

    【シャガ】

九堂、朽木、神田)よろしくお願いします!

??)こりゃご丁寧にどうも。


午後、自警団の方が承諾してくれたと聞いて対面…は良いのだが。


神田)同年代…?

??)16。どうかしたか?


第一印象は(ヒョウ)のような雰囲気。

透き通るような蒼色の髪を伸ばし、気怠げな感じもあるが…

やはり強者の雰囲気というのか、”戦場慣れした人”を体現したような鋭さを持ち合わせている。


??)「左から順にリュウイチ、ユウカ、ミサキだな?

俺ァシャガってんだ。聞いてると思うが自警をやってる。

悪いがこういうのにゃ慣れてないんでな、死にそうだったらサッサと教えろよ。

…マ、ある程度まではなんと言われようと鍛えるが。」


ぼそっと呟かれた言葉を、これほど恐ろしいと思ったことはない。


朽木)因みにどれくらい強くなれば良いんですか…?

シャガ)見てから決める。まずはリュウイチ、お前からだ。


その瞬間、俺の頬が薄く切り裂かれ真っ赤な血の玉が浮き出る。

反応すらできなかった。


シャガ)非戦闘状態の対応力D。始めるぞ。


―彼が刀をゆらりと抜く。少しだけ見えた青い刀が陽の光を浴びて光った…

瞬間彼が消える。残像すら見えない!


九堂)ジャッジィー!相手が不正してまぁぁぁす!


「【蒼月居合】」


反射的に音が聞こえて来た場所から飛び退く。

間一髪、彼の刀の間合いから逃れられた。


シャガ)警戒状態時の反射神経B。筋が良いじゃねェか。


九堂)あざっす!


取り敢えずホルスターから買ったばかりの銃を抜き、後退しながら創り出したばかりの通常弾を乱発する。


シャガ)命中精度C.予知性能E.能力の利点を理解しているのは悪くねぇ。


追尾性能はある。あるんだが、まさか全て避けて拳で叩き落とすとか。

弾倉が6発だから同じだけ撃ったのに。マジか。


九堂)待って待って待ってタイム

シャガ)戦場にタイムなんてモンは無ェ。持久力D.

九堂)グッは!?


戦っている…というより攻撃されていると言ったほうが現状を正しく表しているだろうか。彼の攻撃をほぼ反射で避ける以外に俺に出来ることはなかった。

一度躱し二度躱し、三度躱したところでバランスを崩す。

返した刀の柄で胸を吹き飛ばされた勢いそのままに倒れそうになるが、咄嗟に受け身を取って跳ね起きる。


九堂)中学校で柔道習ってなければ死んでたぜ!ありがとう先生!


彼はそれ以上追撃すること無く、俺を吹き飛ばした時と同じ体勢で二三度空を突くと刀を鞘に直した。


シャガ)衝撃吸収B.受け身B.復帰能力と精神性A…階級は焔、金剛、いや金級…平均的に言えば聖銀か…あ、総合評価B-。想像以上に良かったしこれくらいにしとくか。


九堂)…ッス。


終わりの号令が放たれるとともに俺は地面に五体投地した。

喋る気力も無いわ!死ぬ!マジで死ぬかと思った!

思い返せば思い返すほど良く生きてたなって感想しか出てこない!


シャガ)さて、つーぎーはーっ…どっちも来い。

朽木、神田)ひゃっ!?


俺が息を整えて外に下がると、端で見ていた二人にお呼び(音速のクナイ付き)がかかる。


九堂)いや容赦なさすぎだろ!手加減してやれよそこは!

シャガ)十分手加減したわ黙ってろ◯ケ!

九堂)嘘だろ!?


彼の行動は大体さっきと同じ。だが俯瞰すれば刀を抜く動作が少しだけ見える。


「【蒼月居合】」

「【ゲートウェイ】!」


彼女らは転移で避け、たのはいいが彼はその間に姿を消す。


朽木)あれっ!どこだ!?

神田)とりあえず背中合わせに立と!

朽木)そうだね!


シャガ)状況判断B.観察能力D.


腰に下げた鞘を抜き払い、彼女らから少し離れた場所で振るう。

それだと当たらない気が…あ、衝撃波で吹っ飛ばされた。


九堂)(どわぁ…えげつない事しやがる。)


衝撃波と暴風の違いなんか分からんが似たようなもんだろ。

正直あれで吹っ飛ばされたら俺は立てなかっただろうが、彼女らは杖を地面に刺して立ち上がった。

そして神田が杖を手にシャガへと殴りかかる。彼はそれを難なく防ぎ肘打ちを加えようとするが、先程から何やらブツブツと呟いていた朽木が杖を彼の背中へと向ける。


「【ファイア×7】!」


九堂)おおー!

シャガ)うん、(うま)い。ミサキ状況判断A.ユウカ予知性能A.両者連携B.


彼が火に包まれる…流石に無傷では居られないと思ったが、

そこで彼は攻撃を止める。


シャガ)総合評価…両方B-.よく頑張ったじゃねェか。

九堂)お疲れ。大変だったな、色々と…


朽木)いや〜端から見てると「あ、これサイドに避ければ良いのに」とか思いつくんだけど、実際にやると難しいねぇ。あざっしたー。


九堂、神田)ありがとうございました〜。


シャガ)今日は肉が大量に取れたからな。村の全員でご馳走だ、楽しめよ!そして言い忘れてたんだが…


ようこそ、この村へ。

そう言って立ち去ろうとした時、初めて彼の口角が上がったように見えた。

シャガ君の強さは大体私の別作品に出てくるオルガミラちゃんと張り合える程度です。

面白いと思ってもらえたなら評価とブクマをどうかよろしくお願いしますっ!

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