第六日 装備は金で買えるが命は金で買えない(ドヤ顔)
ブクマ、評価をどうかっ…よろしくおねがいしますっ!
『ほらよ、鋳造モノしかなくて悪いな。』
出されたのは拳銃と鉄の棒に魔石が埋め込まれた両手杖二本。
正直銃には詳しくないけど…なんか標準って感じ。警察の方が持ってるやつ。
9mm拳銃とでも言うのかな?
ロッドに関しての良し悪しは分からん。ゲームで言ったらアイアンロッドはまぁ序盤の三番目くらいだよね。木→モンスター製の何か→アイアン的な。
「いやいや、有るだけで嬉しいです。それで値段は?」
『金貨45枚だ。』
村長に貨幣価値も教えてもらった。
金貨一枚=一万円くらいらしいから、大体45万か…
一つ15万。まぁ全部金属製なら妥当だな。
「たっか!!!」
「楽器もだいたいそんなもんだろ。物資も足りないって言ってたし、むしろ安いくらいじゃないか?
日本の刀剣は100万するものも有るし。」
「そっかー…武器って高いんだね。」
「装備は金で買えるが命は金で買えない。多少無理しても買っておくべきだと思うぞ。」
『あんちゃん、異世界から来たって割にはよく分かってんじゃねぇか。気に入ったぜ。』
「そいつはどうも。」
やったね!金貨1枚分まけてくれたよ!
「これで。」
『確かに受け取った。』
武器屋を出て、次は防具…か…防具いる?
「思ったんだけどさ、防具要らなくない?」
「さっき自分で命は金で買えないって言ってたじゃん!」
「いやそういう事じゃなくてさ…俺等、全員遠距離型でしょ?無理に重い装備に身を包むよりも
一定の距離を保ってチクチクやったほうが良くない?」
「私は一理ある…と思うよ。」
「でも軽い防具なら付けていっても良いだろうし、見るだけ見てみようよ。
魔法がある世界だし軽量化くらい有るんじゃない?」
「それもそうだな。一応行くか。」
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扉を開けて入って叫ぶ。中にはおばあさまが一人。
「動きを阻害しない軽い防具ありますかー!」
『無いことは無いが高いよ?』
「金貨何十枚くらい…?」
『一人50枚。』
「やばい、持ってきた金が足りない…」
『素材を持ってくるなら25枚まで下げてあげるよ。』
「一狩り行こうぜ!」
「何を狩るかも聞いとらんのじゃぼけ!」
怒られちゃった。
「それで…何を狩ってくれば?」
『近所の森の熊。』
「それで良いんですか?」
『一ヶ月後に持ってきてくれりゃあええさ。あいつはそれなりに強いんでな。』
「ありがとうございます!」
全員の採寸を済ませて防具も確保。
昼食を取るために宿に帰りながら、午後からの予定を組み立てる。
「午後からは訓練か…どんな人が来るんだろうね。」
「怖いなー。怒鳴る人じゃなければ良いなー。」
「それはマジで分かる。」
生憎こちとらゆとり世代なんでね。おこられるのこわい。
怒鳴られて平気で同じ事繰り返す奴等の精神が理解できないよ!
大体千文字で終わるようにしてるんですが…もっと一話を伸ばしたほうが良いかな?
次回、初戦闘です。