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第八話:ギルド登録

前 回 ま で の あ ら す じ

しゅうが神の使者だった!?

人間になった今3人の冒険が始まる!

森で目覚めた時、彼の隣には一本の剣が置かれていた。刃は鈍い銀色で、光の加減で青白く輝き、鞘には深い漆黒の色が刻まれている。


「これは……俺のものなのか?」


不思議に思いながら手に取った時、彼の中にネクロスの声が響いた。


「その剣は、お前の力を解放する鍵だ。この世界で私の力を使いこなすために必要なものだ」


「ただの剣じゃない……ってことか?」


「そうだ。この剣は滅びの力を制御し、お前の意思を映し出す器となる」


エリオスはその時、戦いの覚悟を胸に刻んだ。剣は単なる武器ではなく、彼がこの世界を生き抜くための象徴だった。

ーーーーーーーーーーーーーーー

森を抜けたエリオス、コトネ、しゅうは、小さな町にたどり着いた。石畳の道が広がり、素朴な建物が立ち並ぶ町は、どこか幻想的な輝きを放っている。


「ここが最初の町か……落ち着いた雰囲気だな」


エリオスはゆっくりと周囲を見回した。レンガ造りの家々は赤い屋根を持ち、太陽の光を受けて淡い虹色の粒子が浮かんで見える。


「この町、すごく綺麗だね!現代の町並みとは全然違う!」


コトネが目を輝かせて言うと、しゅうも頷く。


「うん、こんな場所を犬の姿で歩くのは想像できなかったなぁ」


「とりあえず、冒険者ギルドに行こう。仕事がなきゃ、何も始まらないからな」


エリオスは右手を握りしめ、自分の腰にある剣にそっと手を当てた。それは、彼がこの世界で目覚めた時から持っていたものであり、彼の運命を象徴する存在でもあった。


ギルドの扉を開けると、中は活気に満ちていた。木造の天井には鉄製のシャンデリアが吊り下げられ、魔力灯が淡い黄色の光を放っている。濃いブラウンの木製カウンターでは受付の女性が客を迎え、カウンターの背後には金属の板に刻まれたギルドの紋章が飾られていた。


「いらっしゃいませ。冒険者ギルドへようこそ」


受付に立つ女性が柔らかな微笑みを浮かべた。その隣では、手練れの冒険者たちが酒を酌み交わし、任務の情報を交換している。


「冒険者登録をお願いしたい」


エリオスがカウンターに向かうと、女性が用紙を取り出し、説明を始めた。


「冒険者登録には名前と簡単な情報を記入していただきます。また、冒険者にはランクがあり、最初はアイアンランクからのスタートです」


彼女の説明に、コトネが興味津々の表情で口を挟む。


「ランクってどういうものなんですか?」


「ランクは、冒険者の実績に応じて上がります。アイアン、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの順番で昇格していきます。ランクが上がると受けられる依頼の幅も広がりますよ」


「へぇ……なんだかゲームみたいでワクワクするね!」


コトネが楽しそうに話す横で、しゅうがエリオスに寄り添いながら笑みを浮かべた。


「でも、どんなランクでもエリオスがいれば安心だよね。リーダーらしく頼りになるし」


「リーダーだからって全部頼るのは違うでしょ。私たちだって頑張らないと!」


コトネが少し強めの口調で言うと、しゅうが微笑みを崩さずに返した。


「ふふ、でもね。私はエリオスを一番よく知ってるから、どんな時でも支えられる自信があるの」


「なにそれ!私だってエリオスの役に立つ方法を考えてるし、むしろ私の方が――」


二人が徐々に声を張り上げていく中、エリオスは額に手を当て、ため息をついた。


「……お前たち、静かにしてくれ。周りの視線が痛い」


ギルド内の冒険者たちがクスクスと笑いながら様子を見守っているのを感じ、コトネとしゅうは口を閉じた。


ギルド登録を終えたエリオスたちは、掲示板に貼られた依頼の中から「薬草採集」を選んだ。報酬は銀貨3枚。指定された森で青い葉の薬草を集めるという内容だ。


「地味だけど、まずはこれくらいがちょうどいい」


エリオスが言うと、コトネは明るく頷いた。


「初めてだもんね。これでしっかり経験を積もう!」


しかし、しゅうは少し物足りなさそうに肩をすくめた。


「もっと派手なのでもよかったのに。でも、エリオスが選んだなら文句は言わないよ!」


薬草採集は順調に進んだが、森では小型モンスターが時折姿を見せた。エリオスが剣を抜き、素早く追い払うたびにコトネとしゅうは感心したように見つめた。


「さすがエリオス!やっぱり頼りになるね!」


「うん、私ももっと頑張らなきゃ。次は私が戦えるようにしたいな」


ギルドに戻り、依頼主に薬草を渡すと、感謝とともに銀貨3枚を手渡された。


「これが初めての報酬か……」


エリオスは銀貨を手に取り、じっと見つめた。銀貨は白銀色に輝き、中心部分には淡い青い光が宿っている。


「この銀貨、ただの金属の円盤じゃない。俺たちが働いた証だ」


その言葉にコトネが感心したように微笑む。


「エリオスって、本当に真面目だよね」


「だからこそ、私たちも負けてられないよね!」


しゅうも笑いながら銀貨を覗き込んだ。


ギルド内の食堂で、エリオスたちは焼きたてのパンとシチューを注文した。パンは黄金色に輝き、シチューは深いオレンジ色。香り高いスープからは肉と野菜の旨味が漂う。


「これ……めちゃくちゃ美味しい!」


コトネが夢中でパンをかじりながら言う。しゅうも目を輝かせて肉を頬張った。


「このお肉、柔らかい!犬の頃はこんなごちそう食べられなかったよ」


エリオスは笑いながらスープを口に運び、しゅうを見て言う。


「そのリアルな話、やめろ。食べにくくなる」


三人は久しぶりの豪華な食事を楽しみながら、次の仕事について語り合った。



ギルドの冒険者ランク

アイアン:新人冒険者が属するランク。基本的な依頼(薬草採集や簡単な護衛)が中心。

ブロンズ:一定の実績を積むことで昇格。弱いモンスター討伐や中規模の依頼が増える。

シルバー:熟練冒険者が所属するランク。高難度のモンスター討伐や複雑な任務を請け負う。

ゴールド:都市規模の重大任務に参加可能なランク。王国や貴族の依頼も含まれる。

プラチナ:冒険者の頂点。伝説級のモンスター討伐や、国家レベルの任務を遂行する。


ランクアップ条件

任務の成功率

貢献度(依頼の種類と影響力)

ギルド内での評判


金の種類

銅貨:庶民が日常で使う一般的な貨幣。食材や飲み物などに利用。

銀貨:一般的な取引や報酬に使われる。宿代や冒険者の初級依頼の報酬に相当。

金貨:大きな取引や高級品の購入で使われる。冒険者の上級依頼の報酬に相当。


銀貨の価値例

銀貨1枚:1食分の普通の食事。

銀貨3枚:町の普通の宿1泊(食事付き)。

銀貨5枚:良質な装備のレンタル。


あれ…?3枚じゃホテル借りれなくね…?

どうすんだこれ

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