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第十八話:最弱……?


グリームウッド村を後にしたエリオスたちは、村の北に広がる森を進み、古代遺跡へと向かっていた。森の中は鬱蒼としており、木々の間から差し込む光が、かすかに足元を照らす程度だった。


「この道、獣道みたいだね……遺跡に続いているのかな?」


しゅうが小声で言う。


「間違いない。村の人の話では、遺跡はこの森の奥に隠れるようにしてあるらしい」


エリオスが地図を確認しながら答えると、コトネが不安げに周囲を見渡した。


「でも、静かすぎない?魔物がいないのはいいけど……なんか、嫌な感じがする」


「確かに、警戒して進もう」


エリオスが剣の柄を握りしめ、慎重に進む。森の中は次第に光を失い、重たい空気が漂い始めた。


森を抜けた先に、遺跡の入口が姿を現した。それは苔むした石造りの門で、古代文字が刻まれている。門は半ば崩れかけており、その奥から冷たい風が吹き出していた。


「これが……遺跡」


コトネが呟き、しゅうが目を輝かせる。


「すごい!この彫刻、古代文明のものだよ!こんなに綺麗に残ってるなんて……」


「感動してる場合じゃない。中に入ったら何が待ってるか分からないぞ」


エリオスが警告すると、しゅうは軽く頷きながらも杖をしっかりと握った。


「分かってる。でも、こういう場所ってワクワクするよね」


「気を抜かないようにしよう」


アリサが冷静に言葉を添えると、エリオスは仲間たちを見渡し、静かに言った。


「行くぞ。目的は、魔物の発生源を突き止めることだ」


四人は遺跡の奥へと足を踏み入れた。


遺跡の内部は広大で、石の通路が幾重にも続いていた。壁には淡い光を放つ石が埋め込まれており、かすかな明かりが通路を照らしている。


「ここ、どれくらい前の遺跡なんだろう?何か特別な目的で作られたみたい……」


しゅうが壁の文様を観察していると、突然、遺跡全体が低い音を立てて震え始めた。


「な、何……!?」


アリサが驚きの声を上げると同時に、背後の入口が音を立てて閉ざされる。


「閉じ込められた……!」


エリオスが剣を抜き、周囲を警戒する。すると、通路の奥から赤い光が複数灯り、暗闇の中に魔物の姿が現れた。


現れたのはアンデッドの群れだった。鎧を纏った骸骨や、腐敗した体を持つゾンビが通路を埋め尽くし、ゆっくりと四人に向かって迫ってくる。


「これって……遺跡を守る防衛装置の一部かも!」


しゅうが叫ぶ。


「数が多い……全員、各自で対応しながら進むぞ!無理に戦い続ける必要はない!」


エリオスが指示を出し、仲間たちがそれぞれの位置についた。


エリオスは先頭に立ち、剣を振り下ろしてアンデッドを一掃する。


「テンペスト・エッジ!」


高速回転の斬撃が周囲の敵を薙ぎ払い、進路を切り開く。その隙を突いて、アリサが水魔法で後方から援護する。


「冷たき流れよ、敵を押し流せ!ウォーターバースト!」


水の奔流が通路全体を覆い、アンデッドたちを押し流していく。


コトネも光魔法でアンデッドを浄化する。


「光よ、闇を裂け、我が道を照らせ!ライト・フラッシュ!」


眩い光が骸骨たちを包み込み、次々と消滅させた。


「よし、このまま進もう!」


しゅうは敵を足止めしながら、仲間たちを後押しする。


「燃え広がれ、紅蓮の床よ。炎の罠となり、敵を捉えよ!!フレイム・ブレイズ!」


炎の輪が通路を塞ぎ、敵の動きを封じた。


「しゅう、助かった!」


「うん、急いで!」


ようやく敵の群れを突破したエリオスたちが遺跡の広間にたどり着くと、そこには大きな魔法陣が輝いていた。その中心には、長いローブを纏った男が立っている。


「やっぱり来たか……。王国直属の特務部隊、そして滅びの精霊を宿す者」


男は低い声で呟き、ゆっくりと振り返った。


「私は、ダークエレメンタル・シンジゲートの幹部、“シャドウメイジ”だ。ここまで来たことは褒めてやろう」


「シンジゲートの幹部……!」


エリオスが剣を構えると、シャドウメイジは冷たい笑みを浮かべた。


「ようやく来たか、特務部隊の小僧どもよ」


エリオスが剣を構え、仲間たちに目配せをする。


「気をつけろ……奴はただの敵じゃない」


「ふん、感じ取る余裕があるとはな。だが、お前たちに勝機はない」


シャドウメイジが手をかざすと、魔法陣が輝き、無数の魔物が現れる。それは先ほどのアンデッドとは比べ物にならないほどの凶悪なオーラを纏っていた。


「さっきまでのアンデッドとは違う!?」


しゅうが警戒を強める中、シャドウメイジが嘲笑を浮かべる。


「当然だ。私の力を見せてやろう。この遺跡の防衛機能を完全に掌握した今、お前たちは逃げ場を失ったも同然だ」


エリオスは剣を握りしめ、冷静に問いかける。


「お前の目的はなんだ。なぜ村を襲った?」


「目的?貴様らには理解できぬ。だが、答えてやろう。我々シンジゲートの使命は、この世界を再構築することだ。そのための第一歩として、この遺跡を蘇らせるのだ」


コトネが眉をひそめる。


「再構築って……この遺跡を利用して何をするつもりなの?」


「さあな。私の任務は単純だ。この場所を制圧し、上の命令を遂行するだけのことだ」

「哀れだな…」と小さい声でつぶやく

シャドウメイジが指を鳴らすと、再び魔物たちがエリオスたちを囲むように迫る。


「さあ、見せてもらおう。お前たちの実力をな!」


魔物を相手にしながら、エリオスたちは徐々に広間の奥へと追い詰められていく。その間、シャドウメイジが余裕たっぷりに話し続ける。


「そういえば、貴様ら……以前に我が同胞の一人を倒したそうだな」


エリオスが思い出すのは、グラウンド・ブレイカーとの戦い。彼の精霊「大地の巨人」を倒したことで、特務部隊への加入が認められたあの戦闘だ。


「その話か……あいつは強かった。だが、俺たちは勝った!」


「強かった、だと?笑わせるな」


シャドウメイジは嘲笑を浮かべる。


「グラウンド・ブレイカーは、我々八幹部の中でも最弱。奴に勝った程度でこの私を相手にできると思うなよ」


「最弱……?」


しゅうが驚きの声を上げる。


「まさか、あれで最弱ってことは……これからもっと強い奴が出てくるってこと!?」


コトネが焦りを滲ませた声で言う中、シャドウメイジがゆっくりと手を挙げる。


「そういうことだ。だが、その未来を見ることもなく、貴様らはここで終わりだ!」


エリオスは剣を構え直し、仲間たちを鼓舞する。


「そんな脅しに怯むな!俺たちはどんな相手でも、力を合わせれば勝てる!」


「そうだね……やるしかない!」


仲間たちも頷き、戦いの準備を整える。


「それがいい。せいぜい、あがいてみせろ!」


シャドウメイジが魔法陣をさらに輝かせ、広間全体が赤い光に包まれる中、戦闘が始まった――。

まじかよ…

最弱にネクロス使うとか

命の無駄遣い()

――せんでん―――

↓Xを作ってみました!

ふらい Kotone~滅びの選択

とXで検索すると出てきます!

興味がある人は是非

あとプロフィールにも貼ってまする

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