第七話 急に地面に開いた穴
「危なかった...」
「本当だよ...もう、船長!」
「はっはっはー!いやー危なかったなあ!」
「汗かいてるじゃん...。というか、自分達が水に浸かって
やっと気づくのおかしいからね?」
「これから満身創痍にならなければいいだけのことだ!」
「お前が一番しそうだけどな..」
ギリギリで船を直していたから、船の外見はとてもみすぼらしくなっていた。
「それはそうと、もうすぐ第一の休める島につけるぞ!」
「「「おおっー!」」」
数十分後
「「「ついたー!」」」
「いやあ、途中厄災にあったせいか一週間くらいたった気分だ!」
その島は、とてもきれいな木々がたくさんある緑豊かな場所だった。
「少し進んだら拠点をたてるぞ!」
「自然だぁ!やったぁ」
少しいって、予定通り拠点をたてた。
「めんどくさいなぁ。島に着くたびこれやるのー?」
「そりゃそうだろ!拠点は休むために必要だ!
そんな言うなら心ゆくまで休んでてもいいぞ!」
「...」
「...メイア?」
「...メイアー!」
何度も言ったが、返事はしない。
「まさか、いない...!?」
「え...!?」
いつの間にか、目を離した隙にメイアがいなくなっていた。
自分も探そうとメイアと叫んでいたが声が少しも聞こえない。
「うっ...」
急に地面に穴が開いて落ちそうになったが、ギリギリ手で支えることができた。
「フェール!大丈夫か!?」
「大丈夫です...きっとメイアはこれで落とされたんでs...」
そう言った瞬間もうひとまわり大きい穴が開いて落とされてしまった。
「うわぁぁーー!」
...この穴はどこまで続いているのだろう、
きっと厄災の力だ。と思いながら落ちていた。
やっと地面が見えてきた。
だが、着地する祈力なんて持っていない。
「どうすれば...」