第五話 黒淵へ
「それで、どうやって破壊の厄災のところにいくんですか?」
「そうだな..まずは世界地図を見ないとな」
アルドは世界地図を用意しに船へ向かった。
〜数分後〜
「これが世界地図だ」
と言いそれを見せてくれた。
三つの大きい大陸がそれぞれ地図の左上、右、左下にある。
「それで、左上のアルフレッド大陸に俺らは今いる。
そして、真ん中の下ら辺にあるのが、破壊の厄災がいる破壊の黒淵
俺らはここに行くわけだ」
「なるほど..」
「ここまで、一直線で行く」
「一直線..!?」
「ああ。そうした方が近道だろ?」
「まあ...」
「その線上にある島で一休みしながらいくって感じだ」
「ちなみに島はいくつあるんですか?」
「だいたい三、四個ぐらいだな」
「これでもう分かったか?」
「はい!」
「じゃ船に乗るか」
僕はゆっくりと船に向かっていった。
「俺の船員は三人いる!一人目!」
「はい。えっと...俺はワイム。よろしくな。
一応自分の祈力は『燃やす』だ。
「二人目!」
「僕はメイア。祈力はシールド。よろしくね」
「三人目!」
「俺の名前はイレイグだ!祈力は『力を増やせる』!」
「最後!」
「あっ僕も...!?僕はフェールって言います。祈力は『溜める』ですかね?
よろしくお願いします!」
「よし!...っていう感じだ。仲良くしてくれよ!」
全員が自己紹介をした後、黒淵に向かって出航した。
「それにしても、フェールは強いのか?」
「あの厄災を倒そうとしてるんだぞ。多少強いはずだろ」
「フェールのことか?」
「「船長!?」」
船員が話をしていると、後ろからアルドが来た。
「フェールは強いぞ!なんたって俺との勝負に勝ったんだからな」
「「へぇ〜」」
「それに、地面に祈力を溜めて破裂っていうのはかなり祈力がいる。
フェールは祈力を尋常じゃないくらい持ってるってことだからな」
僕はそんな会話を船の後ろでゆったりしながら聞いていた。