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大魔法料理対決って何や?

 




 大魔法料理対決の歴史は古く、この学園に魔法料理学部が開設された872年前から毎年行われている。

 その古い歴史と、長年各国で活躍する料理人を数多く輩出してきた実績から、この大会はビナー魔法学園内のみならず、マナ国、いや、光帝大陸全体で広く知られている。



 このオルガンの街自体、首都から離れた場所にあるにも関わらず、大魔法料理対決の時期には他国の使者達が遠路はるばる訪れ、軽いお祭り騒ぎとなるらしい。

 彼らは腕の良い魔法料理人の卵を探しているのだ。

 事実として、大会入賞者は必ず各国、各地から高待遇での待遇を打診され、より良い待遇を選びたい放題である。



 雇う側からしても「大魔法料理対決の入賞者を抱えている」という事実だけ箔がつくし、客足も目に見えて増える。また、各国の宮廷料理人には必ず一人以上ビナー出身の魔法料理人がいると言われるほどの信頼もあり、大魔法料理対決には築き上げられてきたブランドイメージと確かな実績があるのだった。



 魔法料理学部の生徒たちは代々、己の腕と栄誉、そしてより良い就職先を賭け、大魔法料理対決に挑み続けてきた。


 彼らが長年をかけて切磋琢磨してきた「魔法料理」の技術は目覚ましい発展を遂げ、今ではビナー魔法学園の魔法料理学部といえば魔法料理技術の先頭を走っていることは常識となっている。


 そう。ここは魔法料理の最前線。世界中の魔法料理人の夢見る地。約束の場所。

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