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帰り着く(男が)

「よし、家に着いた。それより、奴隷は禁止されている..それらしい奴らが来ると思っていたがつけている奴はいなかった。」


「そうね..まずは、情報を集めるよう頼んでおくわ。」


「あいつが動いてくれればいいな。」


「そうね..でも、しないとね。危険がなければ外で遊ぶこともできるようになるし。行って来るわね。」


そう簡単に打ち合せをして、男は、家の家事を始めた。女の方は出かけて行った。フル装備とも言える格好で。


「さて、まずは、この娘のステータスを見ないとな。ん〜?どうしようかな?俺は、見ることはできないし?」


そう、男は呟きながら料理を始めた。


「起きたら腹減ってるだろうしな。いつから食ってないんだろうな?まぁ、病人食でも作っておこう。」


「ん..んぅ?」


「おっ!起きたか?」


『ん?此処は?誰!』


「いやぁ、何を言ってるかがわからん!ハッハッハー!」


『うぅ、怖いよぉ。何で涙が止まらないの?』


体が幼くなり精神がそれに引っ張られて涙が溢れ出す。しかし、歯を食いしばって堪えようとするため。


「やっぱり、あいつが言うことも一理あるか。」


────

(エルフ)


「さて、まずは、あの娘の服と当分の間の金を手に入れるため依頼者のとこねその後にあいつのとこに行かないと。」


「あいつとは、俺のことか?」


「そうそう..何で此処に?」


「たまには、市民の生活を見るのも王の役目だろ?」


「そりゃ、市民のためならそうだけど?なぜ王ともあろう方がここにいるの?護衛は?」


「振り切った!なははははははははは!」


「ほんと、これで暗殺されたら護衛達は死刑になるというのに。」


「魔王と戦った1人が暗殺者ごときにはやられんさ!なははははははははは!」


「それより、頼みたい事があるのよ。」


「なんだ?聖女と呼ばれたお前からなんて怖いな!なははははははははは!」


「バカにしてない?子供1人の命がそして、人生がかかってるのよ?」


「..すまない。それで..いや、城で聞く。シンは来れるか?」


「あいつは子守りよ?今は、まだ安全となってないから。私一人で行くわよ?」


「分かった。しかし、そこまでするか。お前らは余裕はあるだろうけど..」


「なによ?あの娘は捨てないわよ?捨てたら数日で餓死する。」


「..まぁ、いい移動するぞ。」


二人は、城に向かって行った。



────

男側


「やばい!どうしよう。泣き止んでくれない!」


「うるさいねぇ!シンさん!」


「あ、おばちゃん!ちょっと来てくれ!」


「なんだい?ん?この娘は?」


「森で溺れていた。」


「そうかい、よしよし、落ち着きな」


そうオバチャンが撫でていると眠くなり少女は眠った。


「まぁ、深くは聞かないよ?それより、これからこの娘をどうするんだい?」


「そうだな..少しやばいかもしれない..闇の関連かもしれない。」


「そうかい..なら..私達も動こうかね..」


「..まじで?」


「可愛い娘が苦しむのはおかしいと思うよ?こんなに幼いのに..ヤミギルドホロボス..」


「オバチャン落ち着いて..あんたも動いてもらうのはありがたい。」


「そうかい、それより、シルフィは?」


「ダンのとこだ..しかし、王まで動かさないとな..ん?どした?」


「もう1人の賢者は?」


「あいつは..今は行方不明だ。」


「なら、守護者と呼ばれるあいつは?」


「ここに帰る前から呼んでる..しかし、来るまでに時間がかかる。」


『んぅ?お腹空いた。』


「おやおや、お腹が空いたみたいだね..シン早くだしな!」


「へいへい、よいしょ..オバチャン連れてきて?」


「はいよ..よいしょと。」


オバチャンは、立ち上がり手を繋いで行こうと声をかけた。そして、3人は食卓に向かって行った。

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