第一夜
※グロテスク注意※
この話には、自殺、流血、殺人描写が含まれます。苦手な方、自分の行動に責任を持てない方は、読むことを控えたほうが懸命かと思われます。
朝練の為に早く到着した学校。
いつもの活気が無く、静まり返った校舎内は少し不気味で、私は急ぎ足で体育館に向かった。
ひたひた、と私の足音だけが廊下に響く。
体育館の重たい扉を開けると、目の前に何かが二つ、あった。
なんだっけ、コレ。
少し考えて、指定の上履きだということに気付いた。
その上履きには、足が付いていた。
黒いスラックス。
私はよたよたと体育館の中に入る。
足には胴体の付いていた。
脇にはぶらり、と垂れ下がった腕。
胴体の上には紐の食い込んだ首があった。
その首の上には、黒く変色して膨れ上がった顔が。
首から伸びた紐は、しっかりとギャラリーの柵に結ばれていた。
白く濁った眼球が飛び出そうとしている顔には、見覚えがある。
先輩の何も見ていない瞳と視線が重なって、
私の思考は完全に停止した。




