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Be Mine...  作者: にぱ
3/3

Am


真保はあたしに気を遣いつつ主張してるふうに思える

塾で良平はあたしの後ろ

いつも二人で喋っていたりすると睨んできたりして

友情って恋愛に負けてしまうようなものなのかと思うと悲しい

きっと真保があたしに『良平が好き』と言ったのはあたしに獲られないようにだと思う

早めに言っておけばあたしも良平が欲しいなどとは言えない

でも

恋愛がしたいのではなく

愛されたいだけなのです

こんなふうに思う中学生がいないからあたしのこと『チャライ』ってゆう一言に押し込むのかな

別に遊んでいるわけじゃないのに


人を愛したのなんて一回しかない

中学生が愛するの意味をわかってるのかなんて思うが

この恋愛は半端ではなかった

忘れられなくていまだにあの人を探している


麻生 愁。これは本名ではない

HNだ

ということで

ネット上の人間


あたしのネット人生はなかなかなものだと思う

小5の冬

森山未○にはまり情報を得たかったらしくPCを電話線で繋いでやっていた

なつかしいね

電話代2万使いました 笑

そのおかげでYahoo繋げてもらったんだけどね

そこから未○君ファンサイトなどに通ったりファンレターを送ったりして

楽しかった

そのサイトつぶれちゃって行くとこなくなったあたしは

知らない間に2ちゃんねるへ 笑

小5で気付かずネラーやってました

それも楽しかったな

そして前○プロフと言うものをしり長年愛用してました

そこで知り合ったのが愁


愁はあたしと同い年の中1だったかな

写メも貼ってなくて

謎の多い子だった

その魅力に惹かれたのか

プロフに書いてあった言葉

文章力に惹かれたのか

書き込みをした


当時のあたしは自分のことを『俺』と言っていたため

愁はあたしを男だと思っていた

あたしはどうしても愁をものにしたかったのか

彼氏になってと言ってみた

すんなりOKした愁にびっくりした

それはあたしが男だと思ってふざけでいったと思ったらしい


そして

制服の話をしている時にあたしの性別に気付いた

愁が

『俺んとこブレザーでさ

ズボン灰色なんだよね

きたねえ灰色だから気に入らない』

と書き込みがありあたしは

『俺の制服まぢきもい

スカートとかはいてらんねえよー』

と書き込みをしたとたん

態度が変わった

あたし隠してたつもりないよ?笑

お前女だったら話は違う と

ずいぶん存在が遠退いた気がした

ネットは怖いですね

そしてあたしは普通の『ダチ』と言う設定になった

それからは毎日会いたくて

っていってもネット上ですが

家でヒッキーしてました

パケホじゃないママの携帯から更新したりして

頭には『愁』の文字しかなかった


あいつはほんとに謎

神奈川住みの奴で顔不詳

来年にはドイツに行くとかなんとか

髪は真っ赤で色白

すべて自称だからわからない

本名もわからなかったし

本人は大人だったのかもしれない

それでも信じつづけている

人を信じることができないあたしが1番信じている人だ


愁の日記にはいつも素敵なことが書かれていた

信じがたい話もたくさんあった

アメリカでの生活

学校

婚約者

バンド

どれが嘘なのかもわからないので全て信じた

愁がいったことは全て信じた

気持ちが入りすぎて

もっと知りたくなって

やはり最後は

ものにしたい

という結末になり

あたしは愁をしめつけた

一度会いたいと言った

何も返事ができないスルーをした

うますぎて言葉がでなかった

人とのふれあいがうまい

言葉をあやつれる子だ

人を傷つけず

期待させない

人間関係があの歳であれだけうまいと将来が有望なのだろう


思い出した

一回だけ顔をみせてくれたことがある

某サッカーユースに所属していたことがあり

その集合写真を見せてもらった

ネット公開してるものだからもしかしたら違うのかもね

今のヤマピーみたいな髪形で切れ目で顔小さくて

がんをとばしてた 笑

可愛かったな

ちょっと予想通りな

なんとも言えない

やっぱりあたしのこのみですわ

欲しいですね


だけど婚約者の○テリーナが!

いるのでやめときます 笑


今まではプロフを消しても日記 ブログ 書き込みはしていてくれた

呼べばいつでもきてくれた愁

悩みがあれば聞いてくれて

日記にあたしの名前をだしてくれたり

すごく嬉しかった


だがブログに一言遺して去った


It's too damn early for him to die.


悲しかった

わけがわからない

あいつはそれ以来存在がなくなった

ブログだけを遺して


連絡先なんてしらないから何もできない

あ-あ

なんでだろう

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