十月土曜の昼下がり『不機嫌なナポリタン』~弐話・後編~
なんだかいつも同じタイミングで泣き出す腹の虫を飼っているようだ。
ベーコンからじわじわ脂が滲み出してきて、ソーセージの皮目がツヤツヤ、パリッと張り詰めてくる。
焼き色がついてきたところに、玉ねぎとピーマンをザバッと加えて。
「しんなりしてくる前に、ケチャップを焼く!」
芽衣の作るナポリタンは田舎の母の味だ。ケチャップを単体で、麺を入れる前に少し焼いておくのがコツらしい。
グツグツと水分を飛ばすようにケチャップだけを先にちょっと炒めておくことで、酸味が飛んで食べやすくなるのだとか。
芽衣は特別味がわかる性質ではないが、母の作るナポリタンは、たしかに甘みと旨みが凝縮された濃い味で美味しかった。
「ナポリってイタリアの地名なんだけど、ナポリタンは日本にしかないんだよね」
「ふむ? ぱすたとやらは伊太利亜のものなのであろう?」
「そうなんだけど、ナポリタンの語源自体はフランス語らしいよ」
À la napolitaine
つまり、『ナポリ風』ということ。
これはフランス料理の用語で、「トマトを使った料理」を意味するそうだ。
ナポリタンの生みの親である料理長がフレンチのシェフで、トマトを使ったパスタだからということで名付けたらしい。
ピピピピ、とタイマーが鳴る。パスタが茹で上がったのだ。
「湯切りして、サラダ油をちょっと絡めておいてくれる? で、そのまましばし放置ね」
「む? あるでんて、が大事なのではないのか?」
「普通のパスタはね。でもナポリタンに限ってはノー・アルデンテ!」
喫茶店のナポリタンの特徴は、あのモチモチ感だ。茹ですぎくらいでちょうどいい。
なので、敢えての茹で後しばし放置、だ。
できれば数時間から一晩くらい冷蔵庫で寝かせるといいらしいが、生憎検証したことはないし、そこまではできない。
だって、ナポリタンが食べたいなと思ったら、それはもうすぐにでも食べたいので。
「ほう。料理とは、奥深いものよ」
指示通りにパスタを用意し終えた千寿が感心したように顎をさする。
「地獄では白飯と味噌汁に焼いた魚がなによりの馳走であったが、こちらには旨いものがたくさんあるな」
「いろんな国の食文化が入ってきて、そこからさらに日本なりのアレンジをしてきたからだよね」
ほんとうに、食への探求心が旺盛なのは古からの日本の……以下略、である。
「我もそなたのれしぴを記憶して、いつか大王様にも振る舞ってみよう」
「大王様は洋食も食べるかな?」
「問題ない。あの方は雑食だ」
そんな動物みたいに。
とはいえ、千寿が「いつか」とか「地獄に帰ったら」というセリフをたまに口にすると、芽衣のほうがなんだかドキッとしてしまうのだが……当人はさほど気にしていない様子だ。
『そのうちなんとかなろう』と軽い口調で言っていたが、いいのかそれで。
「ナポリタンが地獄の国民食になるかぁ」
「うむ。けちゃっぷは、皆が好みそうな味であるからな」
なんとなくだが、地獄というと〝赤〟をイメージするのは芽衣だけだろうか。
そういう意味ではナポリタンも地獄に似合いそうではある。
「問題は、釜を鉄板にしてしまっているということだが……」
「バレなきゃいいんじゃない?」
「であるな」
軽く口にしてみたら、軽く返された。
二度目だが、もう一度言わせてもらおう。
いいのかそれで。
自他共に認める適当な性格の芽衣だが、短い同居期間にも関わらず、千寿も少々こちら寄りに毒されてきているのかもしれない。
「そういえばナポリタンの発祥は横浜のホテルだっていうのは有名なんだけどさ、実はそこのナポリタンはケチャップを使ってないんだって」
どこで読んだか忘れたが、アメリカ兵たちが食べているパスタを見たのが始まりなのはその通りなのだけれど、ホテルで生まれた元祖ナポリタンは生のトマトと玉ねぎ、ニンニク、それにトマトペーストなどを使った上品なパスタだったらしい。
今みたいにケチャップ味になった元祖は、同じく横浜にある洋食店だったとか。当時は高価だったトマトの代わりに、手に入りやすいケチャップを使えば庶民でも美味しく食べられるのでは、と考案されたそうだ。
「ありがとう、元祖の料理人の方々。おかげで後世の我々は美味しいナポリタンを簡単に家で作って食べられているよ」
「限られた素材で至高を錬成せし、その業。まさに神……いや仏!」
「出た、なろう系!」
すかさず突っ込んだ芽衣に構わず、さも良いことを思いついたかのように千寿が言う。
「然ればその者たち、とうに亡者よな? では地獄の住人ではないか! いずれ大王様に願い、血の池地獄辺りの料理長に推挙してやろうぞ」
「いやいや、なんで地獄確定⁈ 普通に極楽に行ってるでしょうよ、仏なんだったら」
「む……? もしや既に極楽で料理長となっているやも……?」
「引き抜きとか考えないでよね。せっかく極楽で働いてるんだったら、断然そっちのほうがいいと思うよ。きっと阿鼻叫喚の地獄よりは労働環境がね……って、なんの話よ!」
うっかりあの世の人事権に口を挟んでしまうところだった。
「うん、ケチャップ焼きはこんなものかな」
あまり焼きすぎても焦げてしまう。
ケチャップの水気が飛んだら、具材と合わせて炒めていく。
目指すは、ちょい焦げくらい。黒焦げになってはいけないが、多少は焦げているほうが美味しい。
「なんと、ぐつぐつと湧く灼熱の血の池のごとき様相よ……! 逃げ惑う亡者どもをじわじわと焼き焦がす、まさに極上の責め苦のようだな」
「また喩えが物騒!」
もはやそのくらいで怯みはしないが、やめてほしい。
ベーコンとソーセージが亡者に見えてくるじゃないか。中身はポークだけども。
「さても……なあ、芽衣よ。なぽりたんとは、もしや『宇宙日本食』の一品ではないか?」
食い入るように鉄板を見つめていた千寿が、ふと瞬いた。
「へえ、そうなの?」
「先つ頃たぶれっとで読んだ記事にあり、どのような料理なのかと思っていたのだ」
聞けば、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の認証メニューの中にナポリタンもラインナップされているのだとか。
無重力空間でソースが飛び散らないように粘り気を持たせたり、少し濃いめの味付けになっていたりと、宇宙飛行士のストレスを和らげる「日本の懐かしい味」として活躍しているのだそう。
「『スペース日清焼そばU.F.O.』なるものもあると書かれていたぞ」
いつの間にか、ハイパーな鬼が現代の知識を蓄え始めている。
「すぺーす、とは宇宙のことで、U.F.O.というのは他の星の輿であろう?」
「まあ、概ね合ってるかな」
スケール的に大きな違いはありそうだが。
それにしても。
「宇宙専用の『U.F.O.』って面白いね」
「洒落であるか」
「駄洒落だね」
茹でた麺もしばし休ませたし、具材もよい感じになってきた。
ねっとりとケチャップが絡まった野菜たちはしんなりしつつも、歯応えを残していそうなベストタイミングだ。
「では、麺を投入します! 混ぜていくよ」
油を纏わせたパスタをドサッと鉄板に入れたら、しっかり具材と混ぜながら炒める。
「なんとも芳しいな。甘くもあり、香ばしくもある」
釜の横でグゥグゥと腹を鳴らしながら、いつの間にか箸と皿を持った千寿がスタンバイしている。
今にも涎を垂らしそうなその姿は、まるで「待て!」をさせられている大型犬のようだ。
「まあまあ、もうすぐできるから。パスタだけでも美味しいんだけど、今日はひと手間加えてね」
麵全体にしっかりケチャップソースが絡んだら、隠し味を少し。
母はウスターソースを入れていたし、それも好きだけれど、今日は醤油にしよう。
ほんのちょっぴりの醤油を垂らして混ぜたら、しばし焼きつけている間に今度は卵を準備する。
「食べたことないんだけど、美味しそうだからいつかやってみたいと思ってたんだよね。名古屋めしバージョンのナポリタン」
現地では『鉄板イタリアン』や、そのものズバリ『鉄板ナポリタン』と呼ばれている。特徴的なのは、鉄板の上に玉子が敷いてあるところだ。
オムライスみたいな玉子が熱した鉄板の上に敷いてあり、その上にナポリタンが乗っている魅惑の名古屋めしである。
鉄板に直のせだとパスタが焦げるから玉子を敷くのだと聞いたことがあるが、その理屈は大釜の鉄板にも適用できるはずだ。
ということで、予め牛乳と塩コショウを加えて溶いてある卵液を、パスタゾーンの隣に流し込んで焼く。
贅沢だが、このときばかりはサラダ油じゃなくてバターを使うとより美味しいとネットのレシピサイトに書かれていたので、そうする。
ぐるぐると鉄板の上で卵を掻き混ぜながら、なんとなく丸く成形して。半熟になったら隣のゾーンからパスタをドサッと移動させる。
「よし、できた!」
綺麗に円形にはならなかったが、黄色と赤のコントラストが鉄板に映える。
完成を告げると、途端に手元から調理道具が奪い取られ、代わりに皿と箸を押しつけられた。
「よいか? よいな?」
「あはは、いいよ!」
せっつく様子に笑いながら許可を出すと、すぐさま鉄板に箸が伸びた。
「いざ、参る!」
「いただきます!」
パスタと具材と、それに玉子もバランスよく皿に取り、まずはベーコンから。
「熱ッ、うまっ!」
まず感じるのはケチャップの濃厚な甘みだ。それから噛みしめたベーコンの塩気と、ジュワッと滲み出てくる熱々の脂。
すかさずそこに玉ねぎを追加して、ガシッと箸で掴んだパスタを啜る。
本場のイタリアからは怒られそうだけれど、ここは家だから構いやしない。口いっぱいにずるずると麺を頬張った。
ちなみに、フォークではなく箸を使うのも芽衣の実家流だ。
それには理由があるのだが、まあいい。今は隣の大食漢に奪われる前に、自分の分を確保するのが先である。
「はふっ、これはまたなんとも芳醇な……!」
「そうそう、これこれ。この甘さとしょっぱさと、ちょっと焦げた香ばしさと」
食品サンプルを見て以来、すっかりナポリタンの口になっていたせいでより美味しく感じるのかもしれないが、なかなかうまくできた。
太麺のモチモチ感が堪らない。これぞ、ザ・ナポリタンだ。
「やっぱり、茹でた後でちょっと休ませるのがいいのかも。もっちもちだ」
「…………」
もはや隣からの返事はない。
ソーセージとピーマンを一緒に口に入れて、咀嚼している間にくったりした玉ねぎをもう一切れ齧って。肉と野菜の味が残っている間にパスタを啜る。
それから、念願だった玉子をひとつまみ。
「んんんーっ、なるほど!」
これはいい。濃い味が続く中に、ふんわり優しい玉子のまろやかさが挟まることで無限リピートが完成する。
焦げつきを防ぐだけでなく、お味の面でもバッチリの相性だ。豪勢に使ったバターが香るのも、ナポリタンの料理としての格を引き上げている気がする。
ショリショリとした歯応えを残している野菜の火の通り方も完璧だし、ベーコンとソーセージのダブル肉が贅沢極まりない。
「…………」
「…………」
ちらりと横目で伺うと、カッと目を見開いた千寿が口の周りを赤く染めて夢中でパスタを頬張っている。
ほんのり上気した頬に、器用に箸を操る細く長い白い指。形の良い唇の端に溢れた鮮やかな赫。ふと記憶の何がしかが想起されそうになって――。
芽衣は、ハッと目を見開いた。
「しまった、忘れてた!」
脚立を降りて、冷蔵庫へと走る。
大事なものを忘れていた。魔法のちょい足し、粉チーズだ。
「これ、これ大事! かけて!」
何事かと目を丸くして顔を上げた千寿の前に、ずいと粉チーズの筒を差し出す。
「量はお好みだけど、まずはちょっとかけてみて」
「うむ?」
首を傾げながらも素直に受け取った千寿が、パッパとチーズを控え目に振りかける。
芽衣はもちろん、たっぷりかけたい派だ。
それでいて、つぶつぶ感が残るのはあまり好きではないので、しっかり麺に和える。
やってみせると、合点がいったとばかりに頷いた千寿が芽衣を真似て、チーズのよく絡んだところを一口。
「む、これはまた……ッ!」
お気に召したとみえる。もう一度チーズを手に取ると、今度はバサッと勢いよく皿の上に振りかけた。
「それからね、これもお好みだけど」
「なんぞ?」
「タバスコ」
味変アイテムのスタメン、一軍選手である。
粉チーズとセットで冷蔵庫の棚に収納されていたのを持ってきていたのだ。
「ちょっと酸味があってピリッとする調味料なんだけど、ケチャップの甘さに飽きたころにかけるといいよ」
と言いつつ、芽衣はちょいちょいと瓶の中身を皿に振りかけた。
「辛い、辛くない、を交互に味わうのもいいかも」
「ふむ。それはよいな」
またも芽衣を真似て、千寿がタバスコを垂らす。
一口頬張り、途端にくわっと目を見開いた。
「むッ……舌を刺すこの鋭き痛み、まるで等活地獄で鉄の刃を突きさされるがごとし!」
「やめて、その地獄絶対に堕ちるとこだから。一番軽いとか言われてるくせに全然辛そうだし、肉食べてるだけで漏れなく堕とされるっていう、身近すぎる地獄だから」
相変わらずいちいち感想が物騒だし、いずれ来る未来が不安になるじゃないか。
やれやれと嘆息する芽衣に頓着することなく、千寿が天を仰いだ。
「いやしかし、この責め苦の後に広がるけちゃっぷそーすのまろやかさよ。まさに極上の快楽へと昇華していく、これこそは極楽の心地ではないか?」
「はいはい、ただのタバスコね」
なにやら浸っている千寿のことは放っておくことにして、芽衣は再び鉄板に向き合った。焦げ始めている玉子をぺりっと剥がし、肉と野菜と麺をくるりと巻いて一口で、もぐっと。
「お食事クレープみたいな雰囲気になるけど、やっぱり混ぜて食べるほうが好きかな」
「たばすこ、これぞ魅惑の味であるな……」
感嘆の言葉を漏らしつつ、千寿もまた猛然と箸を動かし始めた。
そこからはもう、互いに言葉を発することはなかった。
冷めることのない鉄板の上でジュージューと音を立てて焦げていくナポリタンを、文字通り競うように口に運ぶ。
「…………」
「…………」
甘い、しょっぱい、香ばしい、時々辛い。そしてまろやか。
ショリショリ、もちもち、ジュワッと、プリッと。
舌も歯も楽しい大盛りパスタが瞬く間にふたりの胃袋へと消えていく。
最後に、鉄板の上にこびりついたチリチリの玉子とケチャップのお焦げを綺麗に箸で削り取って。
「ふぅ、食べた食べた。ごちそうさまでした!」
「まこと、これこそ極楽の味わいであった。馳走になった!」
釜の表を千寿がするりと撫でると、もうもうと立ち込めていた熱気がしゅんと鎮まる。
脚立を降りて、冷蔵庫から取り出したレモン炭酸を一本ずつ開ける。
口内を潤し、脂と甘みの余韻をさっぱりさせてから、芽衣はごろりと床に転がった。見上げた先で、いくらか膨らんだ腹を擦りながら千寿が脚立に腰かけている。
「あー、千寿さん?」
「なんぞ?」
「あのね、ちょっと鏡を見てきてごらん?」
そうだった、そこは教えておかねばならなかった。
ナポリタンを食べた後の口の周りがどうなるか。
「む?」
抜き身の刃が血に染まれば禍々しくなるだろうが、怜悧な鬼の美貌はケチャップに染まると、ただの食いしん坊のわんぱく小僧になるだけだった。
首を傾げつつも腰を上げた千寿が、こちらに背を向ける寸前のこと。
無意識だったのだろう、ぺろりと舌先で口の端を舐めた。
艶のある黒髪に、切れ長の瞳。白磁の肌に鮮やかな朱がひときわ映えて、ぞくりとするほどの色気が漂う。
――震える唇に引かれた紅の鮮やかさに、こくりと喉が鳴った。
先ほど粉チーズに負けて霧散した記憶が――今朝方己が書いたばかりの原稿の一文が、不意に脳裏に蘇った。
鮮やかな紅が映える唇は、きっと薄く。
指先でこすられ滲んだ赫が乗る肌は、白く滑らかで。
慣れぬ化粧の施されたその顔は、おそらく尖ったように美しい。
それはまるで、手を伸ばせば届く距離に佇む誰かに似ているようで……。
思わず息を呑んだ、その刹那。
「さても、芽衣よ。この『たばすこ』なる赤き霊薬、地獄への土産としたいのだが」
呑気に言いながら、踏み出しかけた足を止めた千寿が振り返った。
まだ鏡を目にしていないから、彼自身は気づいていないのだ。
口の周りが真っ赤に染まっていることに。
「この瓶ではあまりに少ない。一升ほどの大きさのものはないだろうか?」
「いやぁ、それはないんじゃないかな」
脱力して、芽衣は床の上に大の字になった。
うん、そうだったよね。
今の千寿は食後に口の周りをべたべたにした、五歳児のわんぱく小僧なんだった。
一時の幻想は、ケチャップに負けた。
「飲み物じゃないしね、あれ」
「ふむ。残念であるな」
「まあでも近所のスーパーで売ってるからさ」
見慣れた天井を眺めながら続けた声に、欠伸が混ざった。
「いつでも買ってくるよ。数百円だし。霊薬でもなんでもないからね」
「なんと、おぬしも仏か! 地獄に落ちた暁には歓待するよう大王様に願っておこう」
「やめて、私まだ生きてる」
胸の奥で一瞬だけ湧き上がりかけた〝なにか〟は、綺麗さっぱり掻き消えた。
ようやく鏡を見たらしい千寿の騒ぐ声が聞こえてきたが、それには耳を塞いで、声を張る。
「千寿! 後片付けよろしくね!」
窓の外はまだ、しとしとと冷たい秋の雨に濡れている。
けれど釜の熱が残る部屋はほんのり暖かく、心地よく満ちた腹の内は温い。
なんだかんだで奇妙な鬼との同居生活も日常になりつつあるし、文字通り同じ釜の飯を食う誰かの存在が日々そこにあることの楽しさも煩わしさも、ずいぶん久しぶりに思い出せた。
ほんのり甘酸っぱいケチャップの匂いが漂う部屋で、欠伸をもうひとつ。
芽衣は小さく笑って、よいしょと身を起こした。
「さ、原稿の続き、やるかな」
洗面所から届く水音と悲鳴に、紙で拭きなよ、すぐ落ちるよ、とアドバイスをするか迷い、面倒なので放っておくことにした。
~弐話・終~
満腹ナポリタンでした。
一旦ここまででストップ、続きはのんびり更新していきます。




