表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Frange ruinam   作者: S
スパティア編
45/51

第四十五話 約束と壊滅

次回新章です。

「話は以上だよ。君達が望むように答えられたかな」


「……」


私達は言葉を失ったまま、その場に立ち尽くしていた。


「……だからといって、お前のしたことが許されるわけではない」


私はそう言った。


「……そんなつもりで話したんじゃない」


「……だけど、復讐するんでしょ」


「……はあ?」


スパティアはそう言い、よろよろと立ち上がった。


「だから、アモーレさんのいた世界を取り戻すんでしょ」


「おい、何を考えている?」


ネブラが私に問いかけた。


「ルイーナが言いたいこと、分かったよ。つまり、復讐してからでも処分は遅くないってことだね」


モラが目を見開きながらそう言った。


「そう」


「……反対だ。事はもう終わったのだ。首を突っ込む必要などない」


ネブラが強く言った。


「ルイーナは賛成?」


「そうだけど」


「じゃあ、私も賛成だから、多数決で私達の勝ち!」


モラが子供っぽくそう言った。


「……」


ネブラが冷ややかな目をモラに向けた。


「……同情しているのか?」


「違うよ。……あなたは多くの人を殺した。約束したんじゃないんですか?アモーレさんと」


「……」


「アモーレさんを取り戻そう! 私達も協力するから」


「どうして、そこまでする?」


スパティアは問いかけた。


「だって、愛する人のために動くのは素敵なことだもん。もちろん、やり方は間違ってるけどね」


モラはそう言った。


「良いよね、ネブラ?」


私はネブラに問いかけた。


「……まぁ、良いだろう」


ネブラはそう言い、溜め息をついた。


「……他に聞きたいこともあるだろ?」


スパティアは私達にそう問いかけた。


「あれ、もう無いよね?」


「うん」


「まだあるだろ? 本の内容とか、お前達を巻き込んだ理由とか」


「そこら辺はルイーナに聞いたよ」


「何故、知っている?」


「私、時間遡行をしたから」


「……時間遡行だと」


スパティアは目を見開いてそう言った。


「それより、その神の名は何というのだ?」


ネブラはスパティアにそう問いかけた。


「……破壊を司り、絶対的な力を持つ災厄の存在。破壊神ペルデレ」


スパティアがそう言った瞬間、スパティアの肩に手が置かれた。背後にいるのは、以前見た茶髪の男だった。


スパティアはよろよろと距離を取った。


「久方ぶりだな。哀傷の悪魔」


男はスパティアを見てそう言った。


「うっ……」


その瞬間スパティアの体が不意に破裂し、血飛沫が飛び散った。床に落ちたのは、もはやスパティアとは呼べない肉片だった。


「……っ」


次の瞬間、足元に空間が裂け私達は吸い込まれるように落ちていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ