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背番号20  作者: 全力少年
2/5

入学

中学3年の夏、高校野球予選大会の決勝戦を僕は

スタンドで見ていた。


その理由は、選抜高校野球大会優勝校の1番センターの小学校の先輩を応援しにいっていたからだ。


試合は序盤から優勢に進めて行き、気がつけば5回

終了時点では10対0と完全に試合は決定的となっていた。


「準々決勝からギリギリの試合だったけど決勝が

 1番楽に勝てそうだね。」

先輩のお母さんはホッとしていた。

誰ももう逆転なんて思っていない。

そのまま試合は終わり公立高校の悲願の甲子園への

出場はとても高い壁に阻まれていた。


そして、その二週間後その負けた高校に誘われるとは思いもしなかった。


夏休み僕は野球部の顧問と高校の先生と話していた。


「うちで頑張ってみるか?」

僕はすぐに行くと決めた。

行かない理由はない。

負けたからでもなんでもない、

受験がそこで終わったのだから。


今県内の公立高校で1番勢いを持って、

夏の予選の大会準優勝2回

ベスト8には常連の高校だった。

甲子園への悲願校と、高校野球の雑誌には

載せられていた。


背番号6番をつけて、甲子園に行く。

大きな期待を持つ中学3年の夏だった。

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