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死んだらみんな地獄へ転生  作者: 一無
第二章 野望編
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会議の果てに何が残った? その2

御免なさい。

書き溜めた在庫が枯渇し新規に書き起こしておりますので自己検閲が甘くなり、内容が益々酷くなる恐れがあります。不愉快ない思いをさせてしまうかも知れませんが今更と思ってご辛抱をよろしくお願いします。

 「まあよかたい。取り敢えずは、これば使(つこ)とけ」

 徹斎が裕介に何かを投げ渡した。

 「おお! これは宝玉。徹斎が抜かれた時に記念に取っておいたミイラ化した宝玉か!」

 「打ち殺すぞ!」

 徹斎が裕介に手裏剣を投げつける。

 「それは俺がオーストラリアに行った時に買ってきたカンガルーの玉袋たい。小銭入れたい」

 裕介が繁々と、袋に指を突っ込んだり引っ張ったりしている。その横では物珍しそうに橋姫も外道丸も、その手元を繁々と覗き込んでいる。

 「中にはスマートボールが二個入っとるたい」

 「お前って奴は本当に、どこの世界の亡者だよ。こんなもん、あの世で手に入るもんじゃないだろう」

 「バテレン、ついでに俺のオーストラリア土産の玉袋小銭入れの入手方法も、なんか上手に、こじつけば考えとけよ」

 「まあ良いだろう。二つ目の議題である御神体については、当面の間は商店街横のパチンコ屋からくすねたスマートボール二個が入ったカンガルーの小銭入れ玉袋を使用する。だな。神社ができるまでは神棚代わりのみかん箱の上に置いておこう」

 パチパチパチパチ。

 外道丸が話を上手くまとめ上げた。


 ようやく議題の二つが片付いた。

 「では、議論も白熱して皆様もお疲れのことだと思いますので、今回の会議はここまでといたします」

 外道丸の閉会宣言に、皆ため息を吐いてどこへ行くでもなく、その場で横になる者も多く居た。

 て言うか、もう終わりですか? もう疲れた?

 どれだけ貧弱な脳みそしてんだか。

 「こら宿舎も作らなんたい」

 「まったくだ。これでは子作りにも集中できん」

 「いや〜ん」

 「でしゅぅぅ」


 裕介達が母屋に入ると、母屋の裏手で夕食の準備をしていた次郎丸がヘコヘコと部屋へ入って来た。

 「旦那様、夕食をお出ししてもよろしいでしょうか?」

 「うむ。よかろうもん」

 なぜか偉そうに返事をしたのは徹斎であった。

 「そういえばジロよ。以前俺の元カノを見かけた。みたいな事を言ってなかったか?」

 美紗子の目がキラリと光った。

 「はい。旦那様から伺っていた話とよく似た女子(おなご)がおりましたもので」

 「許す。話せ」

 次郎丸が美紗子の顔を伺う。美紗子が軽く頷いた。

 なんで?

 「なんでも共和派の晴明が裕介の話を耳にして興味を持ったらしく、裕介の関係者を地獄、現世問わず検索してたら、タイミングよく不慮の事故で地獄に転生して来たところをキャッチしたらしいんだが、すぐにリリースされたらしいよ」

 「ああ分かるわ〜。とんだ雑魚を釣り上げちまって、堪らずに慌ててリリースしたと言うわけか。ジロは、どこから情報を仕入れたんだ?」

 「裕介を等レ16に置き去りにした百合子嬢」

 「あのクソアマか! 地獄に堕としてくれる!」

 「もう堕ちてるよ。獄卒から亡者へ戻されて地獄一周の旅を満喫させられている」

 「そうそう。美紗子の指示で僕チンが手配したんだよぉ」

 「あの子が晴明のお手付きで、共和派の手先だと分かっていたし、この際だから地獄を見せてあげたのよ」

 「それで泣きながら百合子に愚痴をこぼしたわけよ。生前は病気持ちのケチ男に引っかかり、搾り取るだけ搾り取って捨てたら、一年後に自殺して周りから白い目で見られるし、とか言うもんだから詳しく聞いたら裕介の話に似てるじゃんよ。俺様気が効くから取り敢えず、元カノのIDをマークしておいて、いずれ機を見て裕介に引き渡そうって思ってたのよ」

 「ジロ。気持ちは嬉しいが、あんなチン女は(つら)も見たくない」

 「チン女? 宝玉ありのいわゆる『男の娘』?」

 「チンだからってだけでチン()かよ。違うよ。『チンピラ系女子』だからチン女」

 「なんやそら。よほど酷かとか?」

 「ああ、あれは忘れもしない。俺とチン女でラーメン屋に行った時の事だ」

 写真動画撮影禁止の店でSNSの×(ばってん)にアップするための動画を勝手に撮影してたんだ。当然だが大将に、やめてくれと頼まれるも無視し続けて、他のお客さんからは白い目で見られるし、大将に酒を飲ませようと絡んで、また白い目で見られて、しまいにゃ、他のお客さんにも絡み始めたから大将が切れちゃってさ。結局追い出されたんだけど、その腹いせに有る事無い事を×(ばってん)に書きまくったら、メッチャ叩かれて、流石に見かねた俺も訴えられる前に謝ろうよって言ったんだけど、それが逆鱗に触れて振られちまったんだよ。あと少しで一発かませられるところまで持って行ってたんだけど、それまでの百万円以上の投資分は快楽報酬も無いまま未回収で、人生を悲観した俺は以下略、と言うわけだ」

 「はぁぁぁ。地獄に相応しほどのバカップルね」

 お蝶が呆れ返っている。

 「と言うわけで俺は、チン女を見ると虫唾が走るんだよ」

 「ジロ。IDをマークしていたことは褒めてやるわ。いざという時に文麿への嫌がらせに使えるかも知れないから、手弾(てだま)として取っておくのよ」

 「自爆ドローンとして共和派へ送り返すと言うわけか」

 外道丸が感心している。

 「晴明を(たぶら)かせんかな」

 「外道丸、それは良いアイデアね。チン女を詐欺師にぶつけましょう」

 ニヤリと笑い合う童子組。それを見てワクワクしている徹斎さん。

 「その計画。私と外道丸に任せてくれないかしら。美紗子の拷問が終わったらチン女を引き取らせて」

 橋姫の頼みに美紗子は頷き、ひろみちゃんを睨む。

 「了解だよぉ。局の方は適当に誤魔化すよぉ」

 「ふふふ。チン女には、とびっきり活きの良い虫を用意してあげるわね」

 悪い笑顔で笑い合うみんなであった。

どうもありがとうございました。

これからも引き続き、ひっそりと活動を続けたいと思っていますが投稿も休み休みになる事があるかも知れません。それでもどうか今後ともよろしくお願いします。

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