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死んだらみんな地獄へ転生  作者: 一無
第二章 野望編
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会議の果てに何が残った? その1

御免なさい。

書き溜めた在庫が枯渇し新規に書き起こしておりますので自己検閲が甘くなり、内容が益々酷くなる恐れがあります。不愉快ない思いをさせてしまうかも知れませんが今更と思ってご辛抱をよろしくお願いします。

 「今から『第一回 ア・ナル教 教義について』会議を開催いたします」

 司会はご存知、生徒会長っぽい感じの外道丸。

 ブヲヲヲ〜。パチパチパチパチ。

 ようやく会議が始まるのですね。

 「取り敢えず新天地ができるまでの繋ぎとしての神社は、わたくし外道丸が中心となって作ります」

 パチパチパチパチ。

 「次の議題ですが」

 外道丸はちょっと間を開けて、裕介が指でトントンと指し示すメモ書きの箇所を見て嫌な顔をして続けた。

 「えー、御神体についてですが、何を御神体として(たてまつる)かを、みんなで検討したいと思います」

 「外道丸君、候補を挙げておきましょう」

 ちょっとイラッとしたように裕介が立ち上がる。

 「私はこの二択ではないかと考えています。まず『宝玉』、もう一つは『肛門』です」

 「馬鹿か?」

 バテレンさんが思わず立ち上がって反対の意思を極めて強い表現で発した。

 「竿なら、まあ良くあることだが『宝玉』『肛門』てどうデザインするんだよ。狸か? 信楽焼の狸の股間でも奉納するのか?」

 「そんな安っぽい物など考えておらんわ!」

 クワッ!と目を見開いた裕介が一喝する。

 びびって座り込むバテレンさん。

 「現物だ」

 「現物・・・だと?」

 ヒゲ隊長が呆然と呟く。

 〈なんと恐ろしい。教祖様は我々鬼神族から宝玉を奉納させようと言うのか?〉

 〈イヤイヤ。御神体となるほどのビッグな宝玉など・・・ひろみちゃんの?〉

 外野のざわめきが静かになり、視線がひろみちゃんに集中すると体を震わせ始めるひろみちゃん。

 「それだけは勘弁して欲しいのよぉ。僕チンから宝玉を抜いたら、ただの強面極道魔族になってしまうよぉ?」

 ひろみちゃんは、口を半開きにして口の端から涎を垂らしながら宝玉乞いを始めてしまう。

 「ちがーう。もっと聖なる宝玉でなければならん」

 〈まさかご自分の?〉

 〈いや、そのまさかはあり得るぞ。聖なる宝玉ともなれば・・・〉

 今度は裕介に視線が集まる。

 「おいおい。俺様の宝玉は、これから酷使され続ける貴重な宝玉である」

 「ならば、どなたの宝玉をご所望で?」

 「ヒゲよ。心配致すな。魔族や獣人から献上させる気はない。我が息子が生まれた暁には、我が子の宝玉を奉納させようと思っておる」

 「ダメよ」

 「いやです」

 「死んでくだしゃい」

 美紗子、お蝶、おコンは当然反対する。

 「おい、一つ忘れとるばい」

 三人からの大規模な反対意見が述べられる前に、皆を制して徹斎が立ち上がって発言する。

 「教祖どんは『宝玉』と『肛門』て言うたろが。宝玉で決まりや?」

 「おおそうであった。我らのア・ナル神は我が肛門に宿りし女神様だ。従って肛門が最有力とも言える」

 ガヤガヤとざわめきが広がる。

 「いやしかし、いくらなんでも肛門は現物というにはアレ過ぎるだろ」

 「ヒゲの言うとおりたい。皺袋におさまった宝玉なら可愛げもあろうばってん、抉り取られたけつ毛バーガーな皺肛門とかグロ過ぎで一部のマニアしか受け付けんど」

 あちこちから同意の意思表示が起こる。

 「どんな宗教でも、グロ伝説な宝物とか猟奇的な風習とかもあるだろう」

 一旦言葉を区切り聴衆を見回す。

 「たとえば自分の教祖を貫いた槍とか、滴り落ちた血を溜めたコップとか、生き埋めにして作ったミイラとか」

 「ああなるほど。カッパのミイラとか、その手のものもあるな」

 外道丸が裕介に同調する。

 「俺様は亀だからな。河童じゃないよ? 亀だからね?」

 「フン! ア・ナル教に不浄な河童如きのミイラなど要らぬわ!」

 またも一喝されて蹲るバテレンさん。

 「しかし、何れにせよ現物を長期保管する方法はなかろうもん」

 珍しく真面目な反問である。

 「奉ろうにも復元と当時に消えてなくなるな」

 顎に手を当てて、もっともな意見を述べる外道丸。

 「消えんとしても腐れてウジまみれの肛門とか最悪たい」

 「ウゲーでしゅ」

 現世であれば、これももっともな意見ではある。

 「そこは異次元ポケットとか空間魔法的なアイテムとか、いかにも都合の良い異世界的な、こじつけ設定をバテレンさんが上手に考えてくれるだろう。いずれにせよ聖なる御神体は、我が子から奉納することになるであろう」

 「摘出は第二子の男の子ね」

 「卑怯よ! 美紗子」

 「卑怯でしゅ!」

 「あなた達にはまだ、子供もいないのだし、問題ないでしょう?」

 なんとも皮肉たっぷりな言い方だ。

どうもありがとうございました。

これからも引き続き、ひっそりと活動を続けたいと思っていますが投稿も休み休みになる事があるかも知れません。それでもどうか今後ともよろしくお願いします。

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