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死んだらみんな地獄へ転生  作者: 一無
第二章 野望編
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知らぬ間に巨大な陰謀の渦に・・・ その1

御免なさい。

書き溜めた在庫が枯渇して来ましたので、投稿のペースが落ちちゃいました。


これに懲りず、どうぞよろしくお願いします。

あ、内容の出来にも懲りずに、どうかよろしくお願いします。

 「なんてや。そら、ほんなこつか⁉︎」

 徹斎が、真っ先に大声を出した。

 「うん、俺たちも、この事実には流石に驚いた。まさか、そんな事が起こるとは。外道丸たちは聞いた事があるか?」

 「・・・いや。そんな事は聞いた事がない。もし、それが事実なら地獄全体が大騒ぎになるぞ」

 「おコンはどうだ?」

 「何故、私に聞くでしゅか?」

 おコンは困惑した顔で聞き返す。

 「いや、おコンなら、お稲荷さん繋がりで神様系に強いかな、と」

 「強くないのでしゅ。と言うか私は、その神様への不敬罪を食らったのでしゅよ? それに幾らお稲荷さんでも、こじ付け過ぎなのでしゅ。形的なもので判断しないでくだしゃい」

 「ケケケ、狐は祟り神だろ。俺様みたいな縁起物でもないしな。ケケ」

 「ふん、河童風情が何を言うでしゅか。妖怪ランクでも狐の方が上なのでしゅ」

 「キュ! それを言ったら、コイツらなんざ牛と馬の家畜コンビだぞ」

 「甲羅を剥いで、貴様の内臓を茹で上げる鍋にしちまうぞ。馬頭、抑えろ」

 「よし、任せとけ」

 「キュェェェ、亀殺しぃ。イテテテテ」

 メキメキと甲羅が音を立てる。

 「お願い。やめて。御免なさいするから。やめて下さい」

 「丸鍋は後にして、話を進めるぞ」

 「キャェェ、ヒビがぁ。甲羅にヒビがぁ」

 「オラオラ、爬虫類風情が哺乳類に楯突いてんじゃねぇぞ」

 「おい。馬頭、手を離してやれ。おい! 獣人コンビ、いい加減にしろ!」

 「チッ!」

 二匹の手を逃れたバテレンさんは、祐介の背後に隠れてブルブル震えている。

 「つまり、これは地獄で始めての現象かも知れないのか」

 「種馬殿、私は、とても信じられないわ。地獄の掟的にあり得るのかしら?」

 「橋姫の疑問も尤もだな。よし、証拠を見せてやろう」

 祐介は牛頭馬頭を振り返る。

 「お見せしろ」

 「え?」

 「証拠を皆様に、お見せしろ」

 「あっいや、でもそれは」

 「下僕契約になんて書いた? そこに立って、お見せしなさい」

 牛頭馬頭は小屋の中央に立ち、覚悟を決めてパンツを足首まで一気に引き下ろした。

 「おおぉぉおぉぉぉ! なんてこつかい!」

 「信じられん!」

 「外道丸より、すんごぉい!」

 「き、機能が大事なのよ、機能が。ダーリンのには敵わないわね」

 と言いつつ、しっかり見ているお蝶さん。何か負け惜しみっポイので、やめてあげてください。

 「いい加減にして下しゃい! 少女に何てモノを見せてくれちゃってるんでしゅか!」

 「な?」

 「な? じゃねぇよ。だから狭間の影響で」

 「これが信仰の力てか!」

 徹斎が、何か言いかけるバテレンさんより大きな声を出す。

 「そうだ。我が教団に帰依すれば宝玉が生える。これだけは間違えない。牛頭馬頭で実証済みだ」

 いや、帰依する前に生えていたかと。

 「教祖様。オラ入信するばい!」

 そう言うと、徹斎は祐介の前に跪き、三礼三拍手一礼の儀式を三度繰り返すのであった。二度でいいよね。

 ご利益を欲張ってるのか?

 「橋姫、外道丸の(おとこ)も復活するぞ」

 「入信しなさい外道丸!」

 橋姫が無理やり外道丸を跪かせる。

 「ちょっと待たんか。教祖どん。ご利益は男だけかい。穴は復活せんとか?」

 「願えよ、されば叶えられん」

 「教祖様〜」

 橋姫までも。えっ? その横で嫌がっていたはずの外道丸までもが儀式を? 橋姫に穴を復活して欲しいの?

 「いや。あなたは元から男でしょ。やめておきなさいよ。玉が復活するだけじゃないの? それともダーリンの力で性転換も可能とか?」

 「願えよ、されば叶えられん!」

 「ケケケ、狭間の影響だし、信仰とは何の関係もな」

 「いや、ちょっと待たんか。教祖どんの精力は、信者が増えれば増えるほど強くなるとじゃなかか?」

 「したり。我が精力の源は信徒の信仰心なり」

 「教祖様〜」

 「でしゅ〜」

 ありゃりゃ。橋姫を諌めていたお蝶に、おコンまで?

 「いや、だから、それは狭間の」

 「種馬どん、神の名は何て言うたかな?」

 「ナル・ア・ナル神であらされる」

 「重みん無かなぁ。重みのある和名ばつけようか」

 徹斎が腕を組んで考える。

 「よし、御柱様は『ワケノオノシンノスノ尊』で良かろう」

 「おっ。それっぽい」

 「どう言う意味だ?」

 祐介は喜び、外道丸は首を傾げ、

 「『若い男衆の尻の穴の尊』(若男尻巣尊)です」

 お蝶が日本語に翻訳する。御丁寧に床に字を当てて見せる。

 「・・・」

 「ぎゃはははは」

 笑い転げる罰当たりが一人。

 ・・・着実に信者数を増やすナル・ア・ナル教であった。

 「ま、まあ和名も良いが、ナル・ア・ナルを少し短くして『ア・ナル』神で良いと思うが」

 おい、外道丸。

 ・・・という事で、着実に信者数を増やす「ア・ナル」教であった。

 「そういえば徹斎、征伐隊に戻らなくて良いのか?」

どうもありがとうございました。

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