徳を積み己を高めます その8
御免なさい。
書き溜めた在庫が枯渇して来ましたので、投稿のペースが落ちちゃいました。
これに懲りず、どうぞよろしくお願いします。
あ、内容の出来にも懲りずに、どうかよろしくお願いします。
「なにを我が物顔で偉そうに言ってくれてるの? それに生臭いって、どういう事?」
バテレンさんが、涙目で抗議する。
「ほう、確かに河童だ」
「河童ね」
外道丸も、橋姫も他のみんなも、初めて見る妖怪に驚きを隠せない。
「紹介しよう。こちらが、あの伝説の妖怪、河童のバテレンさんだ」
「ちがーう。伝説の咎人、竜宮送りのバテレンだ」
「過去に浦島太郎を竜宮送りにしたこともあるらしい、徒競走で、卑怯な手口でウサギにも勝ったことがある強者だ」
「バテレンさん、俺は外道丸」
「私は、橋姫。バテレンさん、よろしくね」
「私は、お蝶、祐介の妻です。バテレンさん」
「祐介の妾のおコンでしゅ。バテレンおじちゃん」
「誰が妾よ。女狐が逆上せるんじゃないわよ」
お蝶が怒る。
「本人曰く、人間だったころは、ペテン師学者だったそうで、役に立たない無駄知識は、結構知っているらしい」
女子の争いは無視するに限る、と話を進める祐介であった。
「河童の分際で生意気なのでしゅ」
「種馬殿、知識は大事だ。無駄だと思った事でも、そのうち役に立つかもしれん。今後、足手纏いと邪険にせずに、雑用でもさせておけば良いだろう」
流石は外道丸、大人の意見です。
「うん。よろしく頼むよ。生臭くて、むさ苦しいところだけど、どうぞ、お上がりになって。ん? 俺は、そんな扱いでいいのかなぁ?」
バテレンさんは、小首を傾げ考え込む。
「ほんと、むさ苦しゅうして、生臭かなぁ。泥亀の匂いかい」
「おい、撤斎、本当のことを言うな。失礼だろう」
流石は外道丸、徹斎を軽く嗜める。
「外道丸とやら、あんたも十分失礼ぞ。お前ら、俺をバカにしてるだろう」
一行はバテレンさんを無視して、ずかずかと遠慮なく上がり込む。
「で、そこに寝そべってるのは、紹介しなくても良いだろう。獣人の二匹だ」
「種馬、表に出るか?」
すっかり以前の状態に戻った牛頭は、祐介に突っかかる。
「牛だけに、突っかかるか」
「面白くねぇよ。狭間ボケの馬面が」
どうやら馬頭は、まだボケが残っているらしい。
狭い小屋に、みんなが座り込んだので牛頭も馬頭も、のそのそ起き出し、壁によりかかるように座った。
「バテレン、お茶」
「親分、お茶なんてねぇよ。・・・ちょっと待て、そういえばさっきから」
バテレンさんが、真剣な顔つきで、何かを思い出したように。
「ふざけんなよ! 俺はバテレンじゃねぇよ! 河太郎だ! 河童の河太郎だ! 違うよ! 河童でもねぇよ! バテレン禿の河太郎だ! あ!」
そう言った後に激しく落ち込んで、しゃがみ込む。
「バテレンどん。そぎゃん落ち込まんでもよか。ハゲは恥じゃなか。俺はフサフサばってんな」
「うん。バテレンさん、俺もフサフサだけど、恥じることはない。ハゲも文化だ」
撤斎と外道丸が落ち込むバテレンさんを慰める。
どんな文化だよ!
「お、お前ら、さっきから俺を嬲り者にしやがって、貴様らケツから手ぇ突っ込んで、奥歯ガタガタいわしたろうか!」
「あらやだ、尻子玉抜くんだって、やっぱり河童は下品ねぇ」
橋姫も悪乗りしてバテレンさんを揶揄った。
「ケケケ、バカ言ってんじゃねぇ! 尻子玉なんて器官があるわけねぇだろ。あれは川で死んだ死体は肛門が開いているから、河童が魂をケツから抜いたんだろうって言う迷信だ! 愚か者どもがぁ。バーカ、ケケケケケ」
「なぁ? こいつ無駄に物知りだろ? そこが更に可愛げが無くてムカつくんだよな。まあ、確かに、尻子玉については、そこの獣人二匹を調べて存在しないことは確認したが」
「したのかよ!」
みんなの突っ込みを無視して、祐介がバテレンさんの甲羅を抱え上げる。そのままジタバタするバテレンさんを、牛頭馬頭の方へ放り投げた。
「キュッ」
「バカ話は、これくらいにして、今後の計画を話し合おう」
祐介が真面目な顔に戻って言った。
「まずは、これまでの経緯を聞かせてくれないか」
「うん、順を追って説明するよ」
外道丸の問いに、祐介は、これまでのいきさつを順を追って話し始めた。
どうもありがとうございました。
さてさて。書き溜め分はまだ少し続きますが、その後は、まさに行き当たりばったり。
今、書いている途中なのですが、ちょっと書き過ぎな気がして来ました。まあ読んでくださる方が少ないので、つい思いっきり書きたいことが書けているせいなので、これはこれで良いのですが、やり過ぎて運営様にBANされたりしない程度の自重はしなければならないのかな?
なかなか面倒ですね。
と言うことでマイナー作品を良いことに私自身が楽しませて頂きます!!




