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死んだらみんな地獄へ転生  作者: 一無
第二章 野望編
80/133

徳を積み己を高めます その5

御免なさい。

書き溜めた在庫が枯渇して来ましたので、投稿のペースが落ちちゃいました。


これに懲りず、どうぞよろしくお願いします。

あ、内容の出来にも懲りずに、どうかよろしくお願いします。

 「結局、お前らが美紗子と戦っている隙に、ぼーっとしてる馬頭を引っ張って逃げ出しただろう」

 「そうそう、ボーってしている俺を、それはどうでも良いんだよ、この際。問題はブレスや尻チップがある以上は、どこへ逃げてもすぐに見つかってしまう」

 「尻チップは捨てられないのか? 壊すとか」

 「無理だね。尻チップは肉体と同じ扱いで取り出そうが、破壊しようが直ぐに元に戻ってしまう。特に俺たちは瞬生だから、それこそあっという間だ」

 祐介の疑問に牛頭が丁寧に答える。話しているうちに段々、知性が戻って来ているようだ。

 「それで、危険とは知りながら」

 「一か八かブレスで飛んだと」

 「そう言う事だ」

 「狭間の際に飛ばされて急いで逃げようとしたが、意識が遠のいて、後は断片的にしか覚えていない」

 牛頭の話を馬頭が補足する。

 「つまり、狭間の事や、美紗子や、ひろみちゃんの情報は何も持っていないと言う事か」

 「そうなるな」

 牛頭が肩をすくめた。

 「チッ、役立たずが」

 「いい大人が舌打ちはよせ」

 「バテレンさん。纏めろ」

 祐介は自分の脳みそでは理解できないので、多少利口なバテレンさんの力を借りて、内容をまとめてみる。

 「俺も経験があるが、恐らく固定観念の曖昧な領域に入ってしまったもんだから、魂としての本質まで影響を受けたんじゃねぇかな。それで心身共に、より一層獣化して知能も、以前に増して低下しちまったが、狭間から離れたから神プロ地獄編に登録された本来の姿が、再固定化されて元に戻りつつあると」

 「要するに、神に見放されて元々が馬鹿な獣人が、本格的に大馬鹿の獣並みに退化していたが、神の御加護が戻って元の半獣人並みの馬鹿にまでは戻ったと」

 「うん、きわめて適切な表現だな」

 バテレンさんが祐介の理解力に、感心したように頷いている。

 「お前ら、酷すぎじゃね?」

 「そうそう、もうちょっと歯に衣着せろよ。身も蓋もないだろ」

 まだ、ボーっとしているのか、腹も立てない牛頭に馬頭。

 「まあ良いや。中に入るか」

 この愚かな二匹からは、大した情報も聞き出せないと判断した祐介は、三匹を促して小屋へ向かう。

 「ちょ、ちょっと待て!」

 その時、何気無く股間を掻いていた馬頭が、いきなり大声を出した。

 祐介は、思わず身構える。

 「な、なんだ! やるのか?」

 「大変だ! おおお俺の、俺の玉が復活している!」

 「・・・」

 皆、言葉も出ない。

 バテレンさんに至っては何を言い出したのかと、口をぽかんと開けて言葉の意味を理解出来ずにいる。

 「おおおおお、俺もだ! 玉が・・・玉が復活しているぞぉぉ!」

 少し間を置き、牛頭も自分の股間をまさぐり大声で叫ぶ。

 歓喜に咽び泣く二匹。

 「そう言えば、肛門を棒杭で(いじく)っている時に、流石に馬並みだけあって、何か凄く、えげつないモノがブラ下がっていたような?」

 「ような? じゃねぇよ。親分、言われれば確かにあったよ。SM結びした時も、俺、邪魔だから手で掴んで()けてたもん」

 お前らアホだろ。その時に気づけよ。それって地獄的に見て大事件だろうが。

 「これも種馬殿のご利益かぁぁ!」

 涙を流しながら祐介の前に走り寄り、地面に跪いて両手を合わせて激しく擦り合わせながら、祐介の股間を拝む馬鹿二匹であった。

どうもありがとうございました。

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