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死んだらみんな地獄へ転生  作者: 一無
第二章 野望編
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ここにも、そこにもバカがいる その7

どうぞよろしくお願いします。

 「おーい、バテレン。聞こえるか」

 木立の中で耳を澄ます。

 「居るかぁ。河童ぁ」

 返事はない。

 「バテレン禿げぇ。エロガッパ。聞こえてたら返事をしろ」

 ・・・

 「誰がエロガッパっだ! 伝説の俺様に向かって、フザケてんじゃねぇぞ」

 「やっぱり居たか。臆病なお前のことだから、遠くから様子を見ていたんだろ。ちょっと手伝え」

 祐介は指示を出すと、腰のロープを解いて馬頭を縛り始めた。

 「お、おい。これが化け物なのか? 牛と馬の妖怪か」

 「まぁ人獣の化け物という点では間違ってないな」

 「暴れないのか?」

 「心臓を貫いているから、暫くは大丈夫だ」

 心臓を貫いたままにしておけば、暫くは再生が阻害される。刺しっ放しにしておけば、二、三日で貫いている武器が消えて、強制的に再生させられてしまう。

 「これをハメ殺しと言ってな。等レ16で女亡者をハメ殺してハメ捲ろうとしたら、お蝶に滅茶苦茶殺された」

 「ひでぇな。クズだな。畜生だな」

 「おっと、本物の畜生が言うか」

 ん? なら何故に美紗子の別荘で、牛頭馬頭を相手にした外道丸達はハメ殺さなかったんだ?

 あ、そうか。奴らは戦闘馬鹿だから、ただ殺し事のみに専念したんだろうな。

 なんて軽く納得してるけどそれで良いの?

 それはともかく、祐介は、手早く馬頭を縛り上げて行く。

 「ほれ、ここをこうして、ちょっと、そっちを持てて・・・その女亡者とは賭けをしていたんだよ。相手が勝ったら、俺が子分になる。俺が勝ったら犯すなり、なんなり好きにしろってね。じゃ変態プレイでも良いか? て聞いたら出来るものならやってみろ。てなわけで瞬殺でハメ殺してハメ捲ろうって時に、お蝶が戻って来やがった。・・・あの後、始めて『ああ、ここは地獄なんだなぁ』って実感したよ」

 「・・・」

 「なんだよ。なんか言えよ」

 「言葉も出ねぇよ。ていうかお前、エグい縛り方知ってるなぁ」

 馬頭は両手を後ろに、座禅を組んだような格好で体を折り曲げられて、縦横に縛り上げられている。

 「なんじゃら縛りとか言うやつか。俺、初めて見たよ。すげぇなぁ。でも厳つい獣人じゃグロいだけだな」

 「へへへ、スゲェだろ。等レ16で会った、銭亀だか銭型だか言う、江戸の役人に教えてもらったんだ。拷問のテクニックだってさ。ハメ殺しもそいつに教わったんだけど、えらくエロい目をしていた良い奴だったなぁ」

 雄介の目が昔を懐かしむ遠い目をする。

 「ほら出来上がりっと」

 馬頭の肩を後ろへ蹴り倒して、胸の刀を抜き取った。

 「次は、もっと凄いのを見せてやるよ。だから手伝え」

 「へい親分、がってんでぇい」

 バテレンさんが嬉しそうに、木に縫い付けられた牛頭に歩み寄る、祐介の後を追い掛ける。

 「槍が心臓から抜けないように、木から外すぞ」

 「ブヒヒィィン。ブヒヒ、ブヒブヒ」

 「豚みたいな声出しやがって。煩い馬だ。猿轡を噛ませてやれ」

 「へい親分」

 ポケットから取り出した手拭いを受け取ったバテレンさんは、首を振って藻掻く馬頭の背後から、猿轡を噛ませて、渾身の力で思い切り縛り付ける。

 「情け容赦ねぇな」

 「おうよ。無抵抗だから怖いものなしだ。遠慮なくやらせれもらうぜ」

 戻って来たバテレンさんと、牛頭を木から外して、海老反りに縛って行く。

 「こうやってだな。足が後頭部に付くくらいに・・・」

 「おおお、これまたエグいな・・・」

 「更に、この縄を、ここから、こう・・・股間に縄を通して・・・フグリを両側から挟み込むように」

 「・・・」

 「そしてこう・・・」

 「・・・」

 「おまけに、こう・・・」

 「・・・親分・・・拙者、興奮して来たでござる」

 「馬鹿野郎・・・。へ、変な気分になってるんじゃないよ・・・はぁはぁ」

 「・・・お互い様だな」

 縛り上げ終わると手槍を抜いて、それを、牛頭を縛った縄に通す。

 「持って行くぞ」

 牛頭にも猿轡を噛ませ終わったバテレンさんに、槍の片方を担がせて、小屋の近くへ運んで行く。

どうもありがとうございました。

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