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死んだらみんな地獄へ転生  作者: 一無
実力行使編
117/133

人間なんて理想とは程遠い存在という事 その3

御免なさい。

書き溜めた在庫が枯渇し新規に書き起こしておりますので自己検閲が甘くなり、内容が益々酷くなる恐れがあります。不愉快ない思いをさせてしまうかも知れませんが今更と思ってご辛抱をよろしくお願いします。

 「つまりは民衆は我々赤い戦士の同志に支配されたメディアと言う低俗な悪魔の機器により誤った、しかし甘くて心地よく、人の反論さえ情緒のみで押さえつけることの出来る人権思想、我儘でしかない平等主義に汚染された人民、人のために働くことさえ社畜だのぬかすゴミ屑どもは、我々が望まない、人の自由意志を尊重した自由競争社会を打破し、我々支配者階級のみが全ての幸せを奪い謳歌し、我々以外の全ての愚民どもを差別も区別も無く平等に不幸のドン底に叩き落とし、完全無欠なる平等世界へ向かうための、プロレタリア革命の暴力装置の部品として」

 「そろそろ危険水域を越えそうですわね」

 「えっ? もう自主規制を入れちゃうの?」

 「ちょっと残念なぁ。どうせこんなマイナーな物語を、まともに読んでいる奴などおらんど。それにここは並行世界の異なる地球での出来事ぞ。ただの作り話かつ根も葉もない創作物だけん、もう少し奴らの言い分も聞いてやろばい」

 「無理。ここらで止めておかないと現実と空想をごっちゃにしてしまう人が出るかもしれないわ」

 「とても残念だけれど、なんだか少し飽きちゃったミョン」

 「タヒね。乙w」

 「じゃ手筈通りに行きますわよ」

 美紗子がトートバッグを肩から外して、ゆっくりと本田に近付いて行く。

 本田は、まだ聞くに耐えない屁理屈を捏ねくり回しているが、土から生えたその首を左手で根本からムンズと掴み、その頭蓋を右手で鷲掴みにする。馬鹿げたほどの握力により、そのまま首を引っこ抜く。

 ブチっと千切れた首から球状になった潜虫が転がり落ちて、それをおコンがブチっと踏み潰した。

 千切れた首は、一旦消滅して暫く経った後に千切られた胴体に再生した。

 「であるから我々のプロレタフギギゴゴ・・・」

 再生しても尚も屁理屈を続けようとする本田の顎を、ガッシと掴んで強引に口を開かせ、ビンビンに怒張した潜虫にローションをたっぷりとつけて先端からグイグイと口内へ押し込んで行く。

 「歯は立つんなよ。歯を立てずに口に含め。歯を立てたらただじゃ済まさんけんね」

 「噛んでも無駄ですわよ。痛い思いをするだけですわ」

 「終わるまで我慢するのでしゅ」

 それを横目で見ていた他の革命戦士は、声を振るわせながらも、まだ屁理屈を言い続けている。

 「ほんなこつ(たくまし)か連中な」

 しかし戦闘力もない土から生えた革命戦士に抵抗の余地はなく、次々と首を引きちぎられ、極太潜虫を飲まされて行くのであった。

 「閃いた」

 「お黙り徹斎」

 「聞くだけ聞いてくればい。その極太潜虫を飲ませ易くするために」

 「するために?」

 「バイブ機能を付けたらよかろ」

 徹斎は器用に手を動かしながら説明する。

 「こぎゃん感じで口の中に、こじ入れ易くするためにグルングルン体をくねらせ、更には伸びたり縮んだりしながらマッサージ機並みに振動するディル・・・潜虫たい。この機能搭載の潜虫は女子衆(おなごし)も違う用途で重宝すグゲェ」

 やっぱり徹斎は徹斎だ。お蝶にしっかり絞められました。


 「そもそも政治的背景を持つ人権屋は悪魔の手先であり、この死後の世界から手を伸ばし現世迄も、その支配下に置こうという深遠なる策略」

 二四式潜虫を飲まされた後、そこまで話した本田はハッとして口をつぐんだ。

 「貴様ら僕たちに一体何を」

 そして改めて周りを見回す。同志たちも本田と同様に潜虫を飲まされている。

 「本田同志の言う通りだ。そもそもセクシーな女性を見てムラムラ来るのは男の本能だ。それを悪と断罪する事は、飯を食わねば腹が減る、と言う生物としての機能さえも否定する事に等しい。そう言う無茶な人権屋こそ、この世の秩序を乱し、歪んだ世界観を人間に植え付けるための悪魔の手先である」

 「そうだそうだ。今の現世(うつしよ)を見てみろ。当たり前を当たり前と言えば非難される歪んだ世界になっていないか?」

 「もし、そうなっているのであれば悪魔の侵略は成功していると言う事だ」

 同志A、同志B、同志Cが次々と喚き立てる。

 「お前ら黙れ!」

 同志Dが喚き出す前に本田が遮った。

 「えぇ〜? 俺だけぇ〜?」

 同志Dは遮られた事がご不満らしい。

どうもありがとうございました。

これからも引き続き、ひっそりと活動を続けたいと思っていますが投稿も休み休みになる事があるかも知れません。それでもどうか今後ともよろしくお願いします。

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