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死んだらみんな地獄へ転生  作者: 一無
第二章 野望編
102/133

裏で蠢くバカども その2

御免なさい。

書き溜めた在庫が枯渇し新規に書き起こしておりますので自己検閲が甘くなり、内容が益々酷くなる恐れがあります。不愉快ない思いをさせてしまうかも知れませんが今更と思ってご辛抱をよろしくお願いします。

 「晴明君。等レ16のクリ経済の件だけど、全地獄に広めちゃおうか」

 「は? それは拙いでおじゃるよ?」

 「我々が直に手を下さずに、奴らにやらせちゃうんだよ」

 「ああ、あの時と同じで戦争直前まで火をつけて終いにゃ東條さんに戦争を丸投げしちゃったような無責任手段ですね。あくまでも自分は反戦派で戦争は陸軍が暴走しちゃったみたいな美味しいとこ取り」

 「あの時は愛国馬鹿の東條君が泥を被ってくれたから助かったよ。戦後の共産化には失敗しちゃったけどね」

 ※本作品はフィクションであり登場する人物も実在の人物とは無関係であります。

 「東條君は本気で共産主義者と戦っていましたからね。大君には絶対服従の忠臣でしたし、愛国という点では立派な人物でしたね。おじゃる」

 「だね。でもまさか総理大臣になった途端、大君の意向を受けて全力で対話路線に振れた時には、めっちゃ焦ったけどね」

 「でもルーズベルトもチャーチルもスターリンも日本を開戦まで追い込むことは、裏で決めてましたから無駄なんですでおじゃる」

 「東條君が凄いのは、そこまで見越していたんだよね。こりゃ無理だってね。しかも勝ち目もなさそうって。だからこそ、敵国の準備不足のうちに電撃作戦で和平交渉を有利にしたかったんだよ。戦争早期で南方資源の確保も必須条件だったし、あの時点でよく先を見据えていたよ」

 「本人もさぞ、勝ち目のない戦争なぞやりたくなかったことでおじゃる」

 「まあ和平交渉の間に核開発を急ぐとか米さんは強かに準備していたから、遅れて開戦すればするほど負け確。開戦しなければ経済的に、または武力で日本を植民地化して分割統治すると言うのが、白人社会側の筋書きだったから東條君が居なければ将来の日本はロシアか中国か。て言う運命だったんだよ」

 「あの情勢で中共やソ連の侵攻は止められんでおじゃるか?」

 「無理だね。ヒトラー君が良い仕事してたからヨーロッパ勢はくぎづけで、そもそも日本が大人しくしていて全体主義者どもから侵略されたとしても、日本を助ける気は毛頭無かっただろうし、兵隊は畑で取れると思っているほど野蛮な奴らを相手に日本を守り切るなど、日本の国力では難しいでしょ」

 「日本も哀れでおじゃるな」

 「結局は中華民国は追い出され大陸には巨大な独裁主義の二国が出来上がって、米さんにしてみれば、その後百年続く、とてつもない脅威を生み出してしまったんだけどね。白人社会が日本に寛容であれば東條君の働きで、中国大陸に独裁国家は生まれず、ソ連の南下も防げて半島も二分されず大いに栄えた事だろうな」

 ※フィクションです。著者の思想的なものも含まれておりません。あくまでも面白おかしく物語を進めるためのフィクションです。この物語の現世は、並行世界の異なる地球という設定です。

 「あの当時に日米がタッグを組んでいたら世界征服も夢じゃなかったですからね」

 「米さん内部にも何百人も共産スパイがいたし、ハル君なんてスターリンの飼い犬だよ? と言うか大統領自体がさ。米さんは言うに言えないけど、今でも日本との開戦は、めっちゃ後悔してると思うよ? おっと長話が過ぎたね。真面目でシリアスな内容は、面白みにかけるからこの辺で打ち切りね」

 「ではクリ鉱山開発はア・ナル教に任せるでおじゃるか?」

 「それでは力がつきすぎるから、武田衆にでもやらせれば良いよ。武ちゃんも欲深い野心家だからね」

 「仰せのままに。でおじゃる」

 文麿と晴明の悪巧みであった。

どうもありがとうございました。

これからも引き続き、ひっそりと活動を続けたいと思っていますが投稿も休み休みになる事があるかも知れません。それでもどうか今後ともよろしくお願いします。

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