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死んだらみんな地獄へ転生  作者: 一無
第二章 野望編
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会議の果てに何が残った? その4

御免なさい。

書き溜めた在庫が枯渇し新規に書き起こしておりますので自己検閲が甘くなり、内容が益々酷くなる恐れがあります。不愉快ない思いをさせてしまうかも知れませんが今更と思ってご辛抱をよろしくお願いします。

 「それは良い考えね。教典に入れましょう」

 「気でも狂ったの?」

 「多夫多妻、自由恋愛の方が間違えなく人口が増えるわ。それにその思想は鬼神の風習にマッチしているの」

 まあ確かに子種の薄い男子ばかりの鬼神族においては男も女も、隙あらば多くの異性と交わりたがる。現在は取り敢えず道徳教育でギリギリ抑えているのではあるが、ひろみちゃんや美紗子を見れば、男女とも現世並みには不倫は文化的なアレな種族であった。

 「そんなの無責任な男が増えて、子持ち女の負担が増えるだけじゃない」

 「猫のオスなんて交尾以外では、まったく繁殖の役に立たないわよ?」

 美紗子も恐ろしい事を言いますね。

 「にゃんこと一緒にしないでよ!」

 「あら。でも病気も死もない地獄での子育てとか、現世に比べたらメッチャ楽よ。排便も三歳過ぎたらしなくなるし」

 美紗子は大きくなり始めた腹を摩りながら平然と答えた。

 「それに死後の世界では時間の流れがバグってるから、受精、着床さえ出来ればバンバン子供作れるわよ?」

 「女は子供を産む道具じゃないの!」

 「地獄では避妊も難しいのでしゅ」

 「子供が欲しくなければ交尾しなきゃ良いし、外出(そとだ)しでも良いでしょう。大体、出生率自体も驚くほど低いんだし、女性を機械呼ばわりする暴言を吐かれるほどの問題とは思えないわね」

 「機械呼ばわりしてるのは美紗子でしょう」

 「は? 私は子供が好きだし何人でも産みたいけど自分を人間製造機なんて思って無いわよ? あなた達が子供を産んだ女性を人間製造機とみなしてるだけじゃ無い。そもそも偉大な進化の過程での女性の重要な役割でしょ? 繁殖しなかったら社会保障費も賄えないし労働者も納税者も減るから一人当たりの税負担は鰻登りよ? それに自分の老後の社会保障費を、自分の子供も育まずに他人の子供に支払わせるのは極悪非道なことでしょ? だいたい、心身的な理由で子供ができない人は擁護されるべきだけど、ただ自分が楽に生きたいだけの理由で子供を排除して他人の子供に寄生するのは、男女とも生き物としても犯罪的思考でしょう」

 「おお! まさに正論!」

 男性三馬鹿トリオの称賛を集める美紗子であった。

 「私に、女性の権利やら人権やらで子供排斥的な屁理屈や詭弁は通らないわよ」

 「キョェ。とんだ暴論だ。女性の権利も人権も、とても重要な事ですからね? 行き過ぎた子供排斥的な論調もアレだけど、美紗子の思想も一方的で間違ってますから。家族は助け合いですからね。男女、大人子供を問わず、家庭内奴隷はあってはならない存在ですからね。家族は無償の愛と、その愛する家族への思いやりに基づく、お互いの奉仕で成り立つんだよ」

 うん。妖怪のくせにこれこそ正論ではないでしょうか?

 「つまり、子供を含めて家族は大事と言うことよ。私の勝ちね。でも無理して同性愛を増やす必要はないわね」

 美紗子が勝ち誇ったように言う。

 「美紗子は差別主義者だ!」

 「偏見は良くないよぉ」

 「レズビアンショーが見られんたい!」

 さっきと打って変わって男性からは大ブーイングの嵐である。

 「それには賛成ね。おコンと致す気は無いし」

 「全面的に同意でしゅ」

 男性陣からのブーイングが酷くなるが、美紗子はそれを軽く手で制して、意見を続けた。

 「同性愛は人口を増やさないわ。即ち、あなた達の理想郷の実現が遠のくのよ?」

 「外道丸! 橋姫に子供を産ませろ!」

 「何よそれ! 男を出産マシーン扱いしないで!」

 キレまくる橋姫。

 「そんなにポリコレたいなら、私とバテレン以外の女性と橋姫は顔を変えなさい」

 「はぁ? 美紗子とハゲ河童以外顔を変えろ? 私たちの顔を変えて何か意味があるの?」

 「どうしてでしゅか?」

 女性のみならず、その場の全員が首を傾げる。

 「可愛らしさや美しさは差別的だからよ。だからみんなの顔は差別的なの」

 「な! ・・・な?」

 お蝶も、おコンも、橋姫も怒って良いのか喜んで良いのか分からずにいる。

 「おコンは太りなさい。ポッチャリ系も居ないとバランスが悪いわ」

 「地獄でポッチャリ系とか無理でしゅ! 太れないのでしゅ!」

 どうやら地獄での体型は固定的らしい。

 「キュキュキュ! どう言うことよ! 私とあんたは不細工だから被差別側と言うこと?」

 「あら違うわよ? 美人も一人くらいは居ないと、それはそれで逆差別でしょ?」

 「あら。ありがとう」

 なぜかデレ〜、と喜んでいるバテレンさんであった。違うと思いますよ? 思いっきりハゲ河童と呼ばれるくらいには人権を守る側の容姿をしています。

どうもありがとうございました。

これからも引き続き、ひっそりと活動を続けたいと思っていますが投稿も休み休みになる事があるかも知れません。それでもどうか今後ともよろしくお願いします。

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