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⑷『小説執筆狂』
⑷『小説執筆狂』
㈠
我々には、水墨画という古典芸術のある、文化を持っている歴史がある。唐突だが、あの水墨画を見ていると、何か、ものすごく丁寧な精神を感じ取るのである、水墨画からである。水墨画について書くとしても、俺は小説執筆狂になるだろう、細々とした、芸術と、小説執筆は連動するのである。
㈡
つまりは、俺がもし、画家になっていたら、水墨画を選んだだろう、と言う結論なのであるが、随分、小説執筆狂とは異なると、言われそうだが、俺には、あの水墨画における、描写の狂いようが、痛切に精神に響くのだ。狂いに狂っているだろう、黒と白の濃淡が、景色を圧することなど、異次元の沙汰だろう。
㈢
どこまでも、俺は小説執筆狂で行く訳だが、それはそれで、充実した毎日なのである。なかなかに、オプティミスティックな生活なのである。あの、水墨画に惹かれる所以も、そんな、黒と白の濃淡だけで、描写を決するという、意識に、小説執筆狂との同化を見ている、自分がいるのである。




