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⑶『小説執筆狂』

⑶『小説執筆狂』



俺はもともと、異次元というものを、疑って掛かっていた。この、視覚に映る次元しか、存在し得ないのではないか、とも思っていた。しかし、小説を執筆するようになってから、確かに、次元の異なる世界というものが、現象し出した、脳内で、である。



まさに、現実において狂っているなら、それは発狂だが、俺の場合は、小説執筆と言う次元において、狂っている、小説執筆狂なのである。だから、現実では問題ないのか、と問われれば、そうではない、現実にも支障がある、と白状するだろう。



何やら、声が出にくくなったのも、長年の、小説執筆狂の状態から来た、病の様な気がしてならない。自分で始めたことだから、どこに苛立ちをぶつける方法もない、まさに、運命によって定められた、発声狂いの、小説執筆狂である自分の様である。

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