表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

プロローグ

世界観の設定だけです。短いですが読み飛ばしてもらっても構いません

 キラキラと輝く粒子が舞う白い空を見上げれば、小型飛行機や羽の生えた人間、果てはドラゴンまでも、そびえ立つ無数の高層ビルの間を縫って飛んでいる。


 視線を落とし広い道を眺めると、ちょんまげ頭の侍、甲冑を装備した騎士、スーツ姿のサラリーマン、狼頭の獣人、時代も世界観も全く違う人々が当然のように闊歩していた。


 お察しの通りここは現実世界ではない。


 ここは第二の世界(セカンドワールド)。新時代の人々が生きる場所だ。


 2155年。火星探索で発見された莫大な資源、核融合発電の実用化、火星のテラフォーミングの成功などにより以前の時代まで抱えていた問題を解決。アンドロイドの普及により経済は活発になると共に、働く人々に余裕を与えた。


 その余裕が人々を夢へと駆り立てた。


 巨大ロボに乗る、龍の背中を駆ける、思い通りの見た目になる、空を自由に飛ぶ……人々の多種多様な夢を現実にするために世界中の大企業が総力を結集し、5年かけて作り上げたのが第二の世界(セカンドワールド)


 この世界では自分の好きなようにデザインしたアバターで生活できる。実在する場所だろうと、実在しない場所だろうと、どこにだって行ける。魔法を使うことも、ロボットに乗ることもできる。


 幻想と夢が仮想によって現実となる。


 かつてこの世界の創造を主導した男はそんな言葉を残した。


 実際にその通りなのだから、人々がこの世界に熱狂するようなるまで時間はかからなかった。

ブクマと評価よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ