放課後 東堂さんと俺と時々ハゲ
初めて連載版を書きます
読みにくいかもしれませんが
楽しんでいただければ光栄です
更新は遅いと思います
俺は今 入学以来の窮地に陥っている
教室には夕日が差し込んで
外からは部活の声が聞こえる
さっきまであんなに賑やかだったのが
嘘のように教室は沈黙につつまれている
目の前の彼女は外を見ていたが
こちらの視線に気付くと
不機嫌そうにこちらを睨んだ
「…何?」
低い声が響いた
ひいいいいい なんでこんなことに…
今日は部活が休みで
ホームルームが終わったら
本当だったら本屋に行く予定だった
担任の話を聞き流しながら
今日の予定を考えていた
本屋に行って
クーラーの効いた部屋で
買ったばかりの本を読む
なんで完璧な予定なんだ
天才なんじゃないか?むふふふ
そんな完璧な予定は
担任の次の言葉で崩された
「ホームルームはこれで終わりだが
日直の東堂と杉本は残るように」
へ? …ちょっと酷いんじゃないですかね 先生ぇ
うちの担任がプリントを
取りに行って15分経った
目の前に座ってるのは男嫌いで有名な東堂さん
見た目はギャルみたいで
女子と話す時は楽しそうに笑っているのに
男子が相手になると辺りが冷たい空気に包まれる
男子が告白してボロボロ振られたっていうのも有名な話だ
そんな東堂さんと2人っきり
話せる勇気もなく…
15分間の間 この教室は地獄とかしている
早く来いよ ハゲぇぇええええ
くっそ もう間が持たない…
かくなる上はっ!!
「…いやぁ天気がいいっすねー」
「…」
会話下手くそか!!
馬鹿か俺は!?
地獄みたいな空気が更に悪化した!
地獄の次は何だ!?
奈落か!?
「…杉本 無理しなくていい」
「え?」
む、無理なんてしてないっすけどぉ!?
「…杉本なんか…きもい」
「ぐはっ」
なんて奴だ 俺じゃなかったら死んでたぞ!?
おちょくりやがってええ
「お前性格悪いな 嫌われるぞ!!」
「…そんなのわかってるし」
…え?そこは
そんなことないし!!
とかじゃないの…?
そんなガチっぽく言われても
困るんですけどおお
もうどうしたらいいんだよ
はよ来い
ハゲええぇぇええええ
…もういいや 知らね
俺が間違ってた
地獄で済むならそれでいいや
もうこれ以上地雷は踏まないっ!!
あーあ 窓でも開けて空でも見よーっと
ガラガラ
「まじ 東堂ってうざいよねえ」
何?
ここ地雷原?
もうやだあ(´;ω;`)
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