アニュエレポート・3
アニュエレポート、その三。
・学園に来て一週間ほど、ショックで少し取り乱してしまった。村を滅ぼしたのは、お母さんかもしれない。
・お母さんは数々の偉業を残してきた英雄だった。『煉獄の花姫』という異名もある。
・そのお母さんの武器を作ったのが、ゴルゴス・アクアノスという人。なんと、お母さんがまだ小さい頃から世話を見ていた、育ての親だった。わたしからすればおじいちゃん!
・お母さんがおじいちゃんに宛てて書いていた手紙から、どうやらお母さんが『赤の集落』という場所で生まれたことが分かった。次の目的地はそこだな。
・学園を騒がせていた『爆弾魔』……犯人は学園側に恨みを持っていた一生徒だったけど、その後ろには、おじいちゃんのところにも来たという『白い仮面』がいた。犯人は、そいつのことを『調停者』と呼んでいた。
・『調停者』は、この世界には存在しないはずの『魔法陣』の知識を有していた。わたしと同じ、【オルタスフィア】の人間……?
・事件が解決して、おじいちゃんは剣を打ってくれた。切れ味抜群。今まで使っていた木剣は寿命で、お守り代わりに持っておくことにした。
・学園を出ようとしたら、会長さんとモーガンさん、それからジスが見送ってくれた。ジスはわたしのことを『英雄』だって。照れるなあ。
・自分の知らないところで家族を失うのはもう嫌だ。そう泣いたお姉ちゃんを、旅に連れていくことにした。なにがあっても……たとえ、わたしの命と引き換えにしても、お姉ちゃんは守ってみせる。お姉ちゃんだけは。わたしも、もう、目の前で家族を失うのは嫌なんだ。
・次の目的地は、バッツァ。そして、赤の集落探しだ!




