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貴女が信じてくれるなら  作者: ひなた
プロローグ
2/106

一話

「ゆきたん、あたしたちの初陣。絶対勝利してやりましょ」

 可愛らしい声で私に話し掛けて来てくれるのは、私の主人で我が軍の姫である梶原美咲と言う少女だった。

 彼女は十五歳にして豊富な胸を持ち、鮮やかな茶髪がそこに絶妙な感じに少しだけ掛かっている。背も高くスタイルは抜群、私が唯一認める存在……つまり神をも超える存在だ。

 でも体も最高だけど、顔だってメッチャ可愛いのよ? 比較的はっきりした顔立ちに、人形よりも整った綺麗なパーツが並ぶ。茶色の大きな瞳を長い睫毛が縁取り、唇は麗しくぷるんと……興奮してきたぁ。

挿絵(By みてみん)

「ちょっと、何ニヤニヤしてんのよ。あたしだって嬉しいけど、戦いなんだからあんま笑ってる訳にゃいかないでしょ?」

 美咲、貴女は何を言っているの?

 どの場面だとしてもどんな状況だとしても、貴女と二人きりのときはいつもニヤニヤしているじゃない。今更不審がることじゃないはずだわ、だって何年一緒にいると思ってんのよ。

「そうですね、私たちの力を見せつけてやる為にも……」

 でもいくら私だって、いつまでもニヤニヤしているだけの変態じゃない。

 やるときはやるんだから、やればできる子なんだからっ。そう信じて私は、本気モードへとスイッチを切り替えたのであった。

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