表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貴女が信じてくれるなら  作者: ひなた
プロローグ
19/106

十八話

「ちょっとゆきたん、何ニヤニヤしてるのよ。りんたんも、あたしのゆきたん取らないでよ。ゆきたんはいつだってあたしのものなんだから」

 嘘? 美咲にも分かるほどニヤニヤしていたらしい。

 二人きりの時はそうだけど、凛がいる前でニヤニヤしていたのね? それはさすがの私でも恥ずかしいわ。

「ごめんなさい。しかし僕も先生のことは尊敬していますので、先生の為に努力はしたいと思います。それが、結果として姫から先生のことを奪うことになったらごめんなさい」

 おお、姫である美咲に対してここまで言うとはね。

 やっぱりこの子、素直なのかしらね。でも素直というには、ちょっと違うような気もするのよね。

 何なのかしら。素直なんだけど、子供っぽくないのよね。

 まあいいわ。何にしても、可愛い子が私の手元にもう一人増えたんだから。えへへ、私としては嬉しい限りだわ。

「うぅ、そんなことさせないもん。ゆきたんはいつでもあたしのだから、りんたんじゃ取れないもんね。どんなに頑張ったって、あたしには勝てないんだからねっ」

 確かに私にとって、一番大切なのは美咲だわ。

 でも、凛のこともかなり気に入ったわ。これからの行動によっては、どうなるか分からないわよ?

 いやまあ、美咲よりも大切になることなんてないと思うけど。ないとは思うけど、凛も可愛い可愛い少女だからさ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ