表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貴女が信じてくれるなら  作者: ひなた
プロローグ
14/106

十三話

 先生? それは、質問の答えとしては凡人向けじゃないんじゃないかしら。

 確かに先生と言えば私以外に誰もいないわ。でもね、凡人はそれが分からないの。だって誰の弟子かなんて、そんな分かり切ったことを問うような人だもの。

「あたしのカッコ良さに惚れて着いて来たの。ゆきたんの弟子よ」

 確かに美咲の説明だと、私並みの天才じゃないと理解できないかも。

 美咲のカッコ良さに惚れて、私の弟子になるみたいじゃない。私は理解できるけど、人間には理解不能よ。

「どうでもいいけど戻りましょう。もう終わったんだもの」

 さっさと城へと歩いて行ってしまう美咲。親のあの教育の結果と聞けば、誰もが納得するでしょう。

「残りは倒しておいて下さい。美咲はもう全滅させた気らしいので」

 全滅させた。素直な美咲は本当にそう信じているわ。

 だったら残りの退治は、美咲にばれないようにやっておいて貰わないと困るわ。ってことで、私は行くべきじゃないわよね。めんどくさいし。

「え……あ……」

 そして反論は聞かずに、私は美咲の後を追った。

 まだ子供なんだから、これくらい我が儘だっていいじゃない。子供が子供っぽくて何が悪いの? 大人は後片付け頼むわ。

「ゆきたん、あたしってやっぱり天才ね。この力、実戦でも仕えすぎて困ったわ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ