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貴女が信じてくれるなら  作者: ひなた
プロローグ
13/106

十二話

「姫様、どこに行っていたのですか? 勝手にいなくなったら心配するじゃありませんか」

 帰って来たのに、いきなり怒鳴られた。

 無能がダラダラしてるから、有能な私達が片付けてあげたってのに。

「もう終わったわよ」

 嬉しそうにニヤニヤしながらも、冷たい言い方でそう言う美咲。大人ぶってる感じがして、滅茶苦茶可愛らしいわ。

「何キョトンとしている訳? もう片し終わったから戻るわ、そう言ってるの」

 カッコ良さげにいうが、やっぱり美咲は可愛いわ。

「その少女は?」

 私と美咲の一歩後ろにいた、多分凛のことを指しているのでしょう。

「冬木凛」

 凛は短く名前だけを答えた。私達と話す時は、もっと敬語ってた気がするんだけど……。

「何者ですか? どこの少女を連れて来ているんです」

 なんだか私が誘拐したみたいな言い方ね。女の子の絵や美咲は好きだけど、別に私は女の子が好きなわけではないわ。

「弟子。この村」

 あれ? 凛ってこんなに無口キャラだっけ。

 質問に対し、単語だけで答えているから皆を困らせてるし。やっぱり天才だわ、この子。

「弟子? 弟子って誰のですか」

 誰のも何も、そんなの完璧な私に決まっているじゃないの。聞かないと分からないことだった? 全く、これだから凡人は困るんだわ。

「先生」

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