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巻き込まれ召喚者の異世界漫遊記  作者: 塩レモン
第一章 レヴィオル皇国編
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第五話 スキルと魔法を調査しました。

 はい、そんなこんなで魔法適正の検査のお時間です。ほんのり光る水晶のある部屋に案内された俺ら。

「じゃあ、まずはこの水晶に手を触れていただきます。」


 そんなことを言うリーナさん、おっ、倉敷さんが出てった。

「それじゃあ、私からやるね。」

 そう言って水晶に触れる倉敷さん。

 倉敷さんが触れた途端、水晶はまばゆい光を放つ。


「白色と赤色の光、光属性と火属性に適正あり、ですね。魔力量もとても多いです。光属性の適正者はとても少ないんです。さすが勇者様ですね。」

 光と火か。あんまイメージはないけどかっけぇな。


「じゃあ、次アッタシ~。」

 伏見が触れる。優しげな淡い緑色光があふれる。治癒系かな?

「ち、治癒魔法...」

 絶句するリーナさん。そんなに珍しいのか。

「え...ダメだった?」


 不安そうに聞く伏見。可哀想(かわいい)

「い、いえ。そんなことはありません。治癒魔法の適性は20年前の聖女様以来出たことがなかったので、驚いただけです。」

「てことはレア。やったね~」


 軽いな、伏見。にしたって治癒はレアなのか。回復薬(ポーション)が主流なのか?まぁいいや。次は一河か。


「かっこいい属性がいいな。重力とか雷とか。あ、時間とか空間もいいな。」

 そんなことをつぶやきながら水晶に触れる。

 紫...まさかマジで重力か?

「紫....希少属性の重力魔法です。ホントにあるなんて。」

 あ、マジで重力だった。マジか。普通にうらやましいわ。


「重力!ほら庵、重力だよ。どう!どう!うらやましい!?」

 ん~ウザい。

「はいはい、うらやましいうらやましい。」

「わお適当。」

「ほらそんなことより、扇条の見ろ。多分アレ基本全属性だぞ。」

「え!!うわ、マジッぽ。」


 扇条の触れた水晶は赤、青、茶、緑、黄の五色の光を放つ。

「はい、イオリさんの言うとおり、基本五属性、火、水、土、植物、風の適正ですね。」

「おぉ~、なんか凄そうやなぁ~。」

 だから軽いんよ。アンタら。

「今代の勇者様達は有望ですね。希少属性に、全属性、光属性も。」


「じゃあ、最後は庵だね。ぶちかましちゃえ!」


「がんばれ~イオリン~。」


「ハッハッハ、期待はしないで貰いたい。」


 と言いながらちょっとは期待してんだよなぁ。巻き込まれとはいえ、一応異世界人だし。

 そんな感じで期待しながら水晶に触れる。ん~青、青?エグい薄い青。むしろ水色だろ。

「適性は水。魔力量は....うん、悲惨。」


 自分で言ってて悲しくなるね。


「えっと...魔力量は鍛錬次第で増やせるので、あんまり気落ちしないでください。」


「そ、そうだよ。うんむしろ伸びしろがあるってことで。」


「い、イオリン?あんま落ち込まないでね。」


「せ、せやで。希望を捨てるにはまだ早いで」


「みんな、多分その励ましが一番心に来ると思うよ。」

 倉敷さんザッツライト。その通り、まぁでも

「水か、うん、悪くない。」

 うん、水ならアレができる。まぁ魔力量が問題だが、それはなんとかするか。

 そんなことを考えなているとにやついていたらしく、

「い、イオリンが壊れた。」

 伏見に心配されました。


「き、気を取り直してスキルを見ようじゃないか!!」

 気持ち声を張ってベリルさんがそう言う。ベリルさんもういいですから。

「まぁそうだな。うだうだ言ってもアレだしな。切り替えてスキルに移るか。」

 そんな俺の一言で皆も意識を切り替えたようだ。

_______________________________ 


そんな感じでスキルの検査をしました。結果はこんな感じ。

 倉敷桜花:スキル《勇王》

      効果:光属性の魔法付与。成長速度に上方効果(2.25倍)

 

 伏見心音:スキル《聖王》

      効果:治癒魔法による回復量増大。魔力回復速度減少(約1/3)

 

 扇条綾香:スキル《賢王》

      効果:魔法使用にかかる必要魔力量が半減する。また、詠唱を省略することができる。

 

 一河花音:スキル《武王》

      効果:あらゆる武具に適性ができる。魔力を使って武具を生成できる武具の強度は使          用者の武器練度に依存する。

 ん~チートだなぁ。必要魔力半減ってなんよ?2.25倍の成長速度ってただのバケモンだな。

 因みに俺のスキルはこんな感じ。


 平坂庵:スキル《魔力感知》

     効果:周囲や他者の魔力を感知できる。

                   以上

 はい、超普通です。まぁ利用用途はいくつか思いつくからいいけども。

「庵!私達は見下したりしないからね!!なんかあったら協力もするからね!」

 そう言う一河。ほかの面々も頷いたりサムズアップしたりと肯定の意を示してくれる。ええ子達やなぁ。


「仮に魔王討伐に参加しなかったとしても私たちは全力でバックアップしますから」


「気落ちする必要はないぞ!指導者とかに向いてそうなスキルだしな!」

 うんリーナさんもベリルさんもマジでええ人やな。


「まぁ、利用用途はいくつか思いつくから、俺もいろいろやってみるさ。」


「なんか庵なら何とかしそうだから怖いね。」

 怖いなど失礼な。


 しっかしまぁ、やっぱり巻き込まれなんだなぁ、とおもいながらその場は解散した。



話の切り方が分からない!!

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