第三三話 そろそろ次の町へ行くようです
久しぶりの更新!
魔神族との遭遇から大体二ヶ月後。
「次の町にはいつ出発されるんですか?」
相も変わらずイケメンな冒険者組合受付員(名前はリオくんらしい)に依頼達成の手続きをして貰っている間、雑談をしているとそう言われた。確かに、居心地良いから気づいたら長居してしまったなぁ。次の町かぁ。なんだかんだ言って地理とかも全然把握してないからなぁ。
「ここから向かうならどの町が良いと思う?」
因みに口調は大分崩れてきた。まぁ、慣れたって事で。スルーされてるけど。
「ここからなら....そうですね。海沿いにレーギンレイブって港町がありますね。」
おぉ!港かぁ。魚食えるかねぇ。今までは内陸にしか居なかったからなぁ。基本は肉と野菜だったからなぁ。そもそも魚の生食が一般的かどうかも分からんけども。
「レーギンレイブねぇ。良いじゃん。そこ行ってみようかな。」
「いらっしゃい。あら、イオリ君じゃない。今日はどうしたの。冷耐のポーションはおとつい買いに来たばっかりだから、まだ切れないだろう?」
行きつけの道具屋のおばちゃんことリズベットさんである。恰幅の良いホントにTHE・気の良いおばちゃんって感じの人だ。堅い口調維持してたときから結構話しかけてくる。
「もうしばらくしたら次の町に出発しようかなって。だから地図会に来たんよ。」
「あーねぇ。了解。この国の中の地図だけで良いかい?大雑把にはなってるけど一応大陸の地図もあるにはあるよ。書いてあるのは国名と王都くらいなもんだけどね」
「それなら両方買ってくよ。お世話になったからね。できるだけ金落としていかないと。」
おどけるように俺が言うとおばちゃんは笑いながら店の奥へ引っ込んでいった。大陸地図は需要がないからか、奥にしまってあるらしい。
その後足りなくなってた生活必需品を買い足して宿にて。
「あら。お帰りなさい。今日は遅かったのね。」
ここに来た当初から使っている宿『雪華の宿』。名前のおしゃれさにしてはリーズナブルなここの宿主の一人娘、イライちゃんだ。彼女は今13歳でこの宿のお手伝いをしているらしい。
「イライちゃん、今日は受付の仕事かぁ。頑張れ~。」
「もちろん。慣れてるから心配ないわよ。」
13にしては凄いしっかりしてるなぁ。俺が13の時なんか「キュウ!〈お腹すきました!ご主人様!〉」おっと、マシロはもう限界らしい。
「そうだなぁ、マシロ。俺も腹減ったよ。」
「それならもういつでも食べれるようになってるわよ。」
その後、夕食(スノーラビットのソテーだった。美味しかった。)に舌鼓を打った後、風呂入って、そのまま寝る準備を済ませた。こっちの世界に来てから大分生活リズムがまともになった。向こうでは二徹三徹当たり前だったのになぁ。まぁ、そうしないと体が持たないしな。
さて、次は港町か。いつ出発するかは決めてないが、美味しい魚あると良いなぁ。あ、あと次の町では何もトラブルないと良いなぁ。こっち来てから謎にトラブルに巻き込まれること多いからなぁ。
お久しぶりでございます。塩レモンでございます。久しぶりの更新と言うことでね、アレですね。サボってました。スミマセン。多分これからもサボります。更新頻度はゴミなので。ゆっくりとまって頂けると幸いです。