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巻き込まれ召喚者の異世界漫遊記  作者: 塩レモン
第二章 セノアリア王国編
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第二十五話 謎の現象に遭遇しました。

 依頼を達成して帰還途中。凍った人間を見かけた。いや、どちらかと言ったら人型の氷像って言った方が良いか。

「マシロぉー。これなんだと思う?」

 マシロに聞いてみるが、分かるわけもなく。取り敢えず近づき、触れる。

 冷たい。マジの氷だ。でも精巧すぎる気がするんだよなぁ。本物っぽいと言うか。むしろ、人を氷漬けにしましたみたいな。取り敢えず組合で聞いてみるかぁ。



 と言うわけで、冒険者組合につきました。

「依頼達成の報告をしたいんだが。」

「はい。それでは、依頼書を見せていただけますか?」

 依頼書を差し出す。

「はい。深雪花の採取依頼ですね。少々お待ちください。」

 そんな感じで、依頼の処理を終える。


 一応聞いてみるか。

「そういえば、帰りの道中で氷像を見かけたんだが、何か知らないか?」

「氷像ですか?そうですね。アイスドールではないんですか?」

「アイスドールにしてはあまりにも人間っぽくてな。」

「そう言う話は聞いていませんね。そういえば、何人かの冒険者が行方不明という話を聞いた気がしますね。少々お待ちください。」

 そういって組合職員が席を離れる。

 しばらく待つと、奥に案内された。

「突然すまないね。組合長のレギオン・アルビノスだ。氷像の話だが、詳しく聞かせて貰っても良いかな。」

 ちょっとくたびれた感じのおじさんが声をかけてくる。

「構いませんよ。といっても、そう話せることもありませんが。」

「助かるよ。ありがとう。」


「取り敢えず。その氷像をどこで見たのか聞いても言いかい?」

 地図を広げながら組合長、レギオンさんが言う。

「この奥まった洞窟近くですね。」

「ここか、確かに依頼で行くことも少ないからね。見つからないのも納得だよ。」

「やっぱりあの氷像は、元冒険者なんですか?」


「そうだね、君には知る権利があるかもね。」

「君が見た氷像達は、たぶんだけど元冒険者で合ってるだろうね。」

「あれですか。寒冷のポーション持ってないとああなる、みたいな?」

「いや、寒冷のポーションを使わなかったとしても凍り付くことは無いよ。凍死することはあるけどね。」

 まじか、買っててよかった寒冷のポーション。

「それなら、やっぱり魔物のせいってことですか?」

「たぶんね。僕はフローズンバンシーの仕業かなって考えてるね。」

「フローズンバンシー?」

「吹雪に紛れて人を氷像に変えるといわれている魔物だね。目撃例がほとんど無いから本当に居るとは思ってなかったけど。」

 フローズンバンシーなぁ。これはなんか一騒動ありそうだなぁ。小説とかだと絶対そうだもん。こういうのは勇者の役目だと思うんだけどなぁ。

「と、言うわけで。君に一つ依頼をしたい。」

 いやに笑顔で組合長が言う。こういうのは勇者の役目なんだけどなぁ(二回目)。

「キュ?」

 マシロが可愛いなぁ。


レギオン組合長は元A級冒険者です。つまり強い。まぁ今疲れた感じなのは......冒険者って書類仕事しないからね。

はい、と言うわけでね。本作初めてのハプニング発生ですよ。どーなるんでしょうねぇ。

どこかでマシロを戦わせたい。

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