第一話 異世界召喚は案外あっけなかった。
初投稿、塩レモンです。文章のつたないところや、誤字脱字ありますが、温かい目で見守っていただけるとうれしいです。基本的に不定期です。一日に二、三話投稿することもあります。
Q:現在の状況を三文で述べなさい。
A:異世界に呼び出された。
どうやら巻き込まれたっぽい。
案外あっけなかった。 以上
そうっ!!あっけなかったんだよ!
いやね?異世界召喚って言ったらさぁ、突然足下に魔方陣が!困惑する一同!魔方陣が光ると気付いたら目の前には豪華なおっさんときれいなお姫様っぽい人が!みたいなのが定番じゃん?な・の・に だ、現実は一瞬光ったと思ったらよう分からんへやに飛ばされたんやで。マジで一瞬過ぎて、驚愕も興奮もしなかったよ。目の前の、召喚された子たちも困惑してるよ?こうね?様式美というかねぇ、なんかあるだろ。
と、ここまで言ってなんだが、取り敢えず多分メインで召喚された子たちに触れていこう。
まず一人目、倉敷桜花。ほんわかした雰囲気の美少女。因みに学級委員。そして二人目、伏見心音。クラスの所謂ムードメーカーのちみっこ。確かアレで陸上短距離全国ベスト8とかだったはず。すげぇなぁ。で、三人目、扇条綾香。伏見心音のボケに対する突っ込み役。中学まで大阪に居たらしくしっかり関西弁だ。最後の四人目、一河花音。このメンツの中で唯一俺が話したことのある子。アニメオタク。以上の四人が多分メインで召喚された子たちね。
そして、それに巻き込まれた俺は、平坂庵。ある程度勉強も運動もできるタイプのオタク。
「平坂さんもきてたんですね」
「イオリン無事~?」
「アタシらだけやなかったんねぇ」
「庵!これってあれだよね!異世界召喚だよね!ねっ!」
四人が話しかけてきた。取り敢えず一河は落ち着け。
「ん~、そうだなぁ。にしてもまぁ、君らいつもどうりね」
「まあ、焦ってもしょうがないですから」、と、苦笑いしながら言うは倉敷さん。さすが委員長である。
「そーゆーイオリンも結構よゆーそーじゃん」
「ははは~、まぁそうだねぇ。こういう状況になったら面白そうだなとは思ってたしねぇ」
「この後王様が来るのかな!それともお姫様!?」
「取り敢えず、花音はおちつこぉな」
おっと、そんなこんなでしゃべってたら王様っぽいのが入ってきた。あ、因みに今は、床に魔方陣が敷いてある部屋に居るヨ。
「いきなり呼び出しておいて不躾だが、儂の話を聞いてもらいたい。」
王様っぽいのは頭を下げながらそう言う。一国の王(仮)なのに頭が低いことで。
「本物だよ!庵!本物の王様だよっ!!」
小声で一河が言う。取り敢えず脇腹をつつくのはやめれ。
「話を聞くのはいいんですが、私たちもいきなりで混乱しているので、説明をお願いしたいんですが....。」
さすが倉敷さんというか、さすが委員長というか、冷静に対応してるね。
「あぁ、それは最もだろう。部屋を変えて話したい故、ついてきてくれるか」
そう王様っぽいのがいって歩き出すから全員でついて行く。というか、王様が自ら案内するんだね、なんか意外だ。
「王様が自分で案内するんだね。」
「あ、ソレあたしも思った~」
おまえらもうちょい声落とせや。聞こえるぞ。そんなことを思ってたらやっぱり聞こえてた様で、
「汝らは、国賓と同等だからな、儂自ら案内するのもおかしくないぞ」
そんなことを笑いながら言う。
そんな感じのことを話しながら、一行は部屋に向かった。
基本的に後書きには魔法や剣技、専門用語などの解説、登場人物の裏話的な名を乗せていくつもりです。今回は召喚組の部活動について。桜花は調理部でお母さんと呼ばれるくらいの料理上手です。心音は陸上短距離専攻。綾香はバスケ部に入ってます。花音は映像研究部でアニメ見たり作ったりしてました。庵は部活動には入ってませんが歌い手をやっているそうです。因みに学力に関しては庵と桜花が1,2を争っており、綾香はある程度高得点を維持しています。花音が理系教科専門、心音はまぁ、はい。って感じの成績です。